「よろしく哀愁」「お嫁サンバ」「2億4千万の瞳」「GOLDFINGER'99」。日本の音楽シーンを彩る数々のヒット曲とともに、半世紀以上にわたって第一線で活躍している郷ひろみさん。華やかな衣装、軽快なダンス、伸びやかな歌声、そして明るい笑顔は、世代を超えて多くの人々を魅了しています。
1955年10月18日生まれの郷ひろみさんは、2026年に71歳を迎えました。2025年には70歳の誕生日を記念し、日本武道館で2日間にわたって合計70曲を披露。2026年も全国ツアーを開催し、長年のファンに新しいステージを届けています。
その華やかな姿を支えているのは、約40年にわたる筋力トレーニング、朝晩のスキンケア、徹底した紫外線対策、1日最低5回の歯磨きなど、長年続けてきた美容・健康習慣です。さらに納豆を200回混ぜる食べ方、一口30回を意識する咀嚼、早い時間の就寝、ツアー先に持参する枕とパジャマなど、日常のさまざまな場面に本人ならではのこだわりがあります。
郷さんの美容観や健康への考え方は、年齢とともに少しずつ変化してきました。10代は歌とダンスの上達に夢中になり、20代には海外で新しい表現を学び、30代から肌の手入れに関心を深めました。40代には発声を基礎から学び直し、50代以降も自分に合った生活習慣を探し続けています。
郷さんが大切にしてきたのは、自分の身体をよく知り、好きなことを長く続けるために、毎日の生活を丁寧に整えること。そして、年齢を重ねても新しいことを学ぶ姿勢です。
今回は本人インタビューやテレビ番組などの公開情報をもとに、郷ひろみさんの美容法、スキンケア、愛用コスメ、サプリメント、筋トレ、食生活、睡眠、趣味、家族や交友関係まで詳しく紹介します。華やかなステージの裏側にある日常と、71歳まで自分を磨き続けてきた人生をたどっていきましょう。
1.郷ひろみの経歴と美容哲学|16歳のデビューから71歳まで続く挑戦
郷ひろみさんは1955年10月18日、福岡県に生まれました。本名は原武裕美。幼少期に家族と東京へ移り、少年時代を過ごしています。
15歳の頃に芸能界入りのきっかけをつかみ、1972年にはNHK大河ドラマ『新・平家物語』で俳優としてデビュー。同年8月には「男の子 女の子」で歌手デビューを果たしました。
1970年代には西城秀樹さん、野口五郎さんとともに「新御三家」と呼ばれ、日本の歌謡界を代表する人気歌手として活躍。「よろしく哀愁」「お嫁サンバ」「2億4千万の瞳」など、現在も親しまれるヒット曲を次々と発表しました。
1990年代には「僕がどんなに君を好きか、君は知らない」「言えないよ」「逢いたくてしかたない」というバラード3部作で歌手としての表現をさらに広げます。1999年には「GOLDFINGER'99」が大きな話題となり、印象的なダンスパフォーマンスで新しい世代のファンも獲得しました。
日本を代表するスターとして歩み続けてきた郷さんですが、本人はデビュー当時を振り返り、歌もダンスも人前で話すことも十分にはできなかったと語っています。
2025年の『情熱大陸』では、自分に足りないものがたくさんあったからこそ、上達したいという気持ちが生まれ、その思いが長年の活動の原動力になってきたと説明しました。
一つずつ経験を積み重ねながら、できることを増やしていく。その姿勢は、後の美容・健康習慣にも共通しています。
20代の海外レッスンと30代から変化した美容への考え方
20歳前後になると、歌とダンスを本格的に学ぶためにアメリカへ渡りました。海外の音楽やファッションからも刺激を受け、デヴィッド・ボウイに影響されて金髪にしたり、濃いメイクに挑戦したりと、外見の表現も広げていきます。
2025年の『MAQUIA』では、10代の頃はアルバムジャケットの撮影でもほとんどメイクをしていなかったと振り返っています。そんな郷さんが20代には大胆なヘアスタイルやメイクを楽しむようになったのは、表現者としての成長を感じさせる変化でした。
30代後半になると、美容に対する考え方はさらに進化します。バラード作品に取り組み、歌手として新しい表現を追求していた時期に、肌そのものを丁寧に整えることにも関心を持つようになりました。
美容に関する本を読み、洗顔や保湿について学び、日々のスキンケアを習慣にしていったのです。
10代には歌とダンス、20代には外見を含む表現の幅、30代には肌の手入れへと関心を広げていった郷さん。自分の新しい可能性を探る姿勢は、年代を重ねても変わっていません。
40代のアメリカ留学で発声を基礎から学び直した
郷さんの歌手人生で大きな転機となったのが40代です。
2024年の『美ST』では、当時、自分の歌い方をこのまま続けていくことに不安を感じていたと振り返っています。
すでに数々のヒット曲を持つ人気歌手でしたが、活動を休止してアメリカへ渡り、発声を基礎から学び直すという大きな決断をしました。
指導を受けたのは、著名なボーカルトレーナー、ウィリアム・ライリー氏です。
郷さんは発声や歌唱の基礎を徹底的に学び、学んだことが自分のものになったと実感できるまでに約3年かかったと語っています。
最初は意識しながら行っていた発声が、練習を重ねるうちに自然にできるようになっていった。その経験が、50代以降の歌手活動への大きな自信につながりました。
2025年の『情熱大陸』では、当時の発声練習の音源を長年使い続けていることも紹介されています。
そして70歳の日本武道館公演を前に、郷さんは再びかつての指導者を訪れました。長年の経験を積み重ねた今も、自分の原点に立ち返り、歌声と向き合う姿勢を大切にしていたのです。
歌声も身体も、毎日の練習と手入れによって磨き続けるもの。郷さんの美容・健康習慣には、表現者として歩んできた人生が反映されています。
郷ひろみの豆知識①|歌手デビュー前にファンクラブができていた
2026年の大地真央さんとの対談で郷さんは、歌手デビューは1972年だった一方、ファンクラブは1971年にできていたと振り返っています。最初のレコードを発表する前から多くの人々の注目を集めていたという、郷さんならではのエピソードです。
2.郷ひろみのスキンケアと紫外線対策|美容液・洗顔・日傘へのこだわり
朝晩の美容液とローションによる丁寧なスキンケア
郷ひろみさんは2025年の『MAQUIA』で、朝と夜のスキンケアについて具体的に説明しています。
洗顔後に使用しているのは、フェイシャルサロンで購入しているビタミンCセラム、ローション、エクソソームセラムです。
化粧水や美容液を肌になじませる際には、手のひらで優しく押さえるようにつけることを意識していると語っています。
30代後半からスキンケアに関心を深めてきた郷さんにとって、毎日の洗顔と保湿は長く続けてきた身支度の一部です。
美容に関する知識を本から学ぶこともあれば、専門家から助言を受けることもあります。2025年の取材では、月に1回フェイシャルサロンに通っていることも明かしました。
日々の自宅でのケアと定期的なメンテナンスを組み合わせながら、自分の肌と丁寧に向き合う時間を大切にしているのです。
2026年4月のテレビ出演では、ネロリを使って調合してもらった石鹸を洗顔に使用していることも紹介されました。
ネロリはビターオレンジの花に由来する香りとして知られています。郷さんは美容液だけでなく、洗顔料にも自分なりの好みを持ち、毎日のスキンケアを楽しんでいるようです。
舞台やテレビ出演ではメイクをする機会も多いため、洗顔と保湿を大切にする習慣は、仕事と日常生活をつなぐ美容への取り組みの一つになっています。
冬のゴルフ場でも日傘を使う紫外線対策
郷さんの美容習慣で特に印象的なのが、紫外線対策です。
2026年のテレビ出演では、一年を通して日傘を使用し、冬のゴルフ場でも差していると明かしました。普段の服装でも長袖を選ぶことが習慣になっています。
そこには、ステージに立つ歌手ならではの理由があります。
郷さんは、ゴルフで腕や首に日焼け跡ができると、観客の視線が歌やダンス以外の部分に向かってしまうかもしれないと考えています。
コンサートを訪れた人には、自分の歌とパフォーマンスそのものを楽しんでほしい。そのために、観客からどのように見えるかということを細かな部分まで意識しているのです。
2022年には晴雨兼用のUVカット傘を自らプロデュースしたこともあります。長年の生活で親しんできたアイテムへのこだわりが、ものづくりにも広がりました。
美容への関心とステージへの責任感が自然につながっているところに、郷さんの美意識が感じられます。
郷ひろみの豆知識②|紫外線対策でスターと気づかれないことも
郷さんは外出時に日傘、サングラス、マスクなどを使うことがあると語っています。その装いについて、街ですれ違う人も郷ひろみだと気づかないかもしれないと、ユーモアを交えて話していました。ステージでの華やかな姿とはひと味違う、日常の一面です。
3.郷ひろみの愛用コスメ・サプリメントと全身ケア|手元・歯・足まで丁寧に整える
ハンドクリームとネイル美容液を大切にする理由
郷さんは顔のスキンケアに加え、手や爪の手入れも大切にしています。
2024年の『美ST』では、爪にはオイル、手にはハンドクリームを使うことが習慣になっていると語りました。
郷さんは、年齢を重ねた手にはこれまでの人生や経験が表れると考えています。若い頃から積み重ねてきた時間を大切にし、自分の手を堂々と見せたいという思いも明かしています。
2025年の『MAQUIA』では、手を洗うたびにネイル美容液を塗るという習慣を紹介しました。取材当時使用していたのは、シアバター配合の「URUN WRAP NAIL SERUM」です。
しかも、その習慣はコンサートの舞台裏でも続いています。
スタッフから、早着替えの途中にもネイル美容液を塗り直していると指摘されたことがあるそうです。
コンサートの早着替えは、次の曲に向けて衣装を整える忙しい時間です。そのわずかな合間にも普段の手入れが自然に出てしまうほど、指先のケアが日常に根づいています。
月に1〜2回はネイルサロンにも通い、自宅での毎日のケアと専門家による手入れを組み合わせています。
マイクを持つ手、観客へ向けて伸ばす腕、ダンスで表情をつける指先。そうした細かな部分にも、長年ステージに立ってきた郷さんの美意識が表れています。
サプリメントは多種類から自分に合うものを選ぶ方法へ
健康への関心が高い郷さんは、サプリメントについても長年さまざまな方法を試してきました。
2024年の『美ST』では、以前は非常に多くの種類のサプリメントを摂取していたものの、その後は種類を絞るようになったと語っています。
取材当時、医師から勧められて摂取していたと説明したのは、大塚製薬の「エクエル」と抗酸化サプリメントでした。
郷さんは、長年の経験を通じて自分に合うものを考え、専門家の助言も参考にしながら選ぶようになったのです。
若い頃にはさまざまなものを積極的に取り入れ、経験を重ねるにつれて、自分にとって必要だと感じるものを選ぶ。郷さんは年齢や生活環境に合わせて、習慣そのものを見直してきました。
ここで紹介したサプリメントは2024年の取材当時に本人が語った使用情報です。製品や成分の選択には個人差があるため、郷さんの健康への考え方を知るためのエピソードとして紹介しています。
歯の手入れにも、郷さんならではの細やかな習慣があります。
2025年の『MAQUIA』では、食事の前後を含めて1日最低5回は歯を磨くと語っています。
柔らかい歯ブラシを選び、強く押しつけないように意識しながら、歯間ブラシ、デンタルフロス、スーパーフロス、舌磨き用の道具、マウスウォッシュなども使い分けています。
歯磨きへのこだわりの原点には、子どもの頃に虫歯で痛い思いをした経験があるそうです。
大人になってからも歯の手入れを大切にし、月に1回は歯科医院へ通い、専門家によるチェックも生活に取り入れています。
2025年のテレビ出演では、歯磨きに1回約13分かけることがあると明かしました。毎日の生活の中で、口の手入れに多くの時間を使っていることが分かります。
さらに郷さんは、長年ダンスを続けてきた足にも気を配っています。
2025年の『情熱大陸』では、コンサート先のホテルで足にクリームを塗る姿が紹介されました。ダンスを続ける中で、足に魚の目ができることもあるそうです。
観客が見つめるステージでは、郷さんの軽快なステップや華やかな衣装が印象に残ります。その裏側では、足元まで丁寧に手入れする日常があります。
顔、手、爪、歯、足。それぞれのケアに時間をかけながら、自分の身体を大切に扱うことが郷さんの生活に根づいているのです。
郷ひろみの豆知識③|自分では爪切りを持っていない
2024年の『美ST』で郷さんは、自分では爪切りを持っておらず、ネイリストに爪を整えてもらっていると明かしました。日々の美容液やハンドクリームに加え、爪の形を整えるところまで専門家に任せているという、郷さんならではの美容習慣です。
4.郷ひろみの筋トレと身体づくり|約40年の運動習慣と毎日の発声練習
20代後半から続く筋力トレーニング
郷さんが本格的に身体を鍛え始めたのは20代後半でした。
当時は現在ほど一般向けのジムが身近にある時代ではなく、忙しい仕事の合間に通うことも簡単ではありませんでした。
もともと身体を動かすことが好きだった郷さんは、自宅にトレーニングマシンを購入し、自分なりに運動を始めました。
ステージで歌いながら踊る仕事を続ける中で、体力や筋力の大切さを実感し、次第にトレーニングが生活の一部になっていったのです。
30代には週5回ほどジムへ通っていた時期もありましたが、40代からは身体を休ませる時間にも目を向け、週3回に調整しています。
2025年の『MAQUIA』では、月曜日、水曜日、金曜日にパーソナルトレーニングを受け、1カ月では12〜15回程度ジムに通うと説明しました。
前夜にコンサートがあっても、翌日が予定しているトレーニングの日ならジムへ向かうことがあるそうです。
さらに、スポーツマッサージを月4〜5回程度受けることも紹介しています。身体を動かす時間と整える時間を組み合わせながら、長年のパフォーマンスを支えています。
自分の身体の状態に合わせて運動量を調整し、続けられる方法を選ぶことも、郷さんが大切にしてきた考え方です。
運動を始める人に向けては、最初から高い目標を立てすぎず、やる気が落ち着いたときにも続けられる程度の目標を考えることが大切だと語っています。
約40年にわたるトレーニング経験から生まれた、実践的な考え方といえるでしょう。
15kgのウォーターバッグと毎日の発声練習
郷さんのトレーニングは、ステージで求められる動きを意識している点も特徴です。
2019年のインタビューでは、15kgのウォーターバッグを使う運動について詳しく説明しました。
水の入った円柱状のバッグを抱え、左右に振って瞬時に止めるという方法です。バッグの中で水が揺れるため、身体の動きをコントロールする際に独特の感覚があります。
郷さんはこの運動を、ステージでの素早い切り返しや身体の安定感を意識して行っていました。自宅にも同様の器具を置き、ジムへ行けないときにも取り組めるようにしていたそうです。
さらに、身体を鍛えることと同じくらい大切にしているのが、歌声のための練習です。
2025年の『情熱大陸』では、日課として約30分の発声練習を行っている様子が紹介されました。
使用しているのは、40代にアメリカで学んだ発声練習の音源です。何十年も前に学んだ基礎を、70代になっても繰り返し確認しています。
また、同番組では、新しい振り付けを覚えながら長時間の撮影に取り組む姿や、全国ツアーに向けて細かなリハーサルを重ねる様子も紹介されました。
郷さんは「2億4千万の瞳」のように何千回も歌ってきた曲であっても、念入りにリハーサルを行うと説明しています。
歌詞や振り付けを覚えていることに加え、その日のステージでどのように歌い、踊り、観客に届けるかを確認することを大切にしているのです。
さらに、郷さん自身が観客席へ移動し、自分の代わりにステージへ立つ人を見ながら、照明や演出を確認する場面もありました。
観客からどのように見えるかを自分の目で確かめ、スタッフと相談しながら細かな部分を整えていく。その姿勢は、日常の美容や身体づくりにも通じるものがあります。
長年積み重ねた経験を大切にしながら、毎回のステージを新しいものとして丁寧に準備する。そこに、郷さんのパフォーマンスを支える仕事観が表れています。
郷ひろみの豆知識④|昔の振り付けも改めておさらい
2025年の『情熱大陸』では、1977年の楽曲「お化けのロック」の振り付けを改めて確認する場面が紹介されました。長年歌ってきた曲でも、一つひとつの動きを丁寧に見直す姿勢が印象的です。
5.郷ひろみの食生活・水分補給|納豆200回、30回噛む習慣と食事へのこだわり
納豆は200回混ぜ、150回目にタレを加える
郷ひろみさんの食生活を調べると、身体のコンディションへの配慮とともに、食べ物そのものを楽しむ独特のこだわりが見えてきます。
その代表的な例が納豆です。
2026年4月放送の『超ホンマでっか!?TV』で、郷さんは納豆を必ず200回混ぜると明かしました。
最初からタレを加えるのではなく、まず納豆だけを混ぜ、150回になったところでタレを入れ、そこからさらに混ぜるのが郷さん流です。
本人によると、過去にはさまざまな回数を試してきたそうです。その結果、200回が自分にとって一番おいしく感じられるという結論にたどり着きました。
そのこだわりは、食事中の会話にも影響します。
納豆を混ぜながら数を数えているため、途中で話しかけられると何回混ぜたか分からなくなってしまうのです。そのため、数えている間は話しかけないでほしいと語り、スタジオの笑いを誘いました。
200回も混ぜると手が疲れてくると話しながらも、その工程を続けているところに郷さんらしさが感じられます。
この習慣は2021年のテレビ出演でも紹介されています。長年続ける中で、自分が最もおいしいと感じる食べ方を見つけてきたのです。
2021年には、納豆の味について「甘み、うまみ、ひろみ」という言葉遊びも披露し、共演者を楽しませました。
食べ方に細かなこだわりを持ちながら、その話をユーモラスに伝えるところも、郷さんの親しみやすい魅力です。
一口30回噛む習慣と、好きな食べ物を楽しむ姿勢
郷さんが食事で大切にしているもう一つの習慣が、よく噛んで食べることです。
2026年のテレビ出演では、一口につき30回噛むと決めていることを明かしました。
以前からこの習慣を続けており、2021年の『踊る!さんま御殿!!』でも、一口30回を意識していることを語っています。
よく噛んで食べるという自分のルールを大切にするあまり、お茶漬けや麺類の食べ方にも独特の工夫が生まれたそうです。
ラーメンを勢いよくすするよりも、口に入れたものを丁寧に噛むことを意識する。そのため、一般的な食べ方とは少し違う形になっていると話しています。
郷さんは食事を楽しむことも大切にしています。
2024年の『美ST』では、食べたいものを楽しみながら、食べすぎと食べなさすぎの両方に気をつけていると語りました。
特に、甘いものを多く摂ったときに集中力が落ちるように感じた経験があり、その感覚を参考に食べ物を選ぶようになったそうです。
ステージでは歌詞を覚え、振り付けをこなし、観客の反応を感じ取りながらパフォーマンスします。そうした仕事に向き合う中で、自分が集中しやすい状態を考えるようになったのでしょう。
また、甘いものも好きで、2025年の『MAQUIA』では和菓子を中心におやつを楽しむことがあると話しています。
自分がおいしいと感じたものを誰かに食べてもらうことも好きだそうです。
2023年の『ぽかぽか』では、崎陽軒のシウマイ弁当が好きだと明かしたこともあります。歌手として喉の状態に気を配り、シウマイにはからしをつけないという本人ならではの食べ方も紹介されました。
細やかな食生活を続けながら、身近な食べ物のおいしさを楽しむ。郷さんの食事には、そうした柔軟さもあります。
コンサート前には腹4〜5分目程度に食事をとどめることも本人の習慣です。普段は栄養のあるものを食べながら、ステージ前には自分が歌いやすく、動きやすい状態を意識しています。
夕食の時間、水分補給、50代で変えた飲酒習慣
郷さんは、食べる内容だけでなく、食事の時間も大切にしています。
以前のインタビューでは、夕食を早めに済ませ、眠るまでに十分な時間をあけたいと話していました。
スタッフに午後4時から食事をしようと提案したところ、まだレストランが開いていないと返されたというエピソードもあります。
2026年のテレビ出演では、夜の収録が終わった後に空腹を感じながらも、その夜は水を飲んで過ごしたことを明かしました。
郷さんにとっては、長年の生活を通じて自分に合うと感じた食事の時間を守ることが大切なのでしょう。
また、一日の最後に歯を磨いた後は、基本的に水だけを飲むという習慣もあります。
お茶による歯の着色や、甘みのある飲み物を飲んだ後の手入れを考え、最後の歯磨きを済ませた後には水を選ぶと説明しています。
水分補給と歯の手入れという二つの習慣が、郷さんの日常では自然につながっています。
さらに、50代に入ってからは飲酒をやめるという選択もしました。
きっかけは、60代を迎える前に何か新しい挑戦をしたいと考えたことでした。
これから始めることを探す中で、好きだったものをやめることも一つの挑戦になるのではないかと思い至り、お酒を飲まない生活へと切り替えたそうです。
2025年の取材では、飲酒をやめた後、自分の喉の状態や朝の目覚め方に変化を感じたと振り返っています。
新しいことを取り入れるとともに、これまでの習慣を見直すことも大切にする。郷さんは年齢や仕事に合わせて、自分に合う生活を選んできたのです。
郷ひろみの豆知識⑤|トウモロコシを一粒ずつ食べる
2021年の『踊る!さんま御殿!!』では、トウモロコシを一粒ずつ取って食べるという独特の習慣も紹介されました。丁寧に噛みながら食べるため、1本を食べるのに時間がかかるそうです。食べ方へのこだわりが思わぬ時間の長さにつながった、郷さんらしいエピソードです。
6.郷ひろみの睡眠・入浴・休息|枕とパジャマ、ホテルでの読書習慣
夜10時に眠り、朝6時に起きる生活リズム
郷さんが長年大切にしている健康習慣の一つが睡眠です。
若い頃には夜遅くまで仕事をすることもありましたが、40代になる頃から、眠る時間帯によって翌日の声の状態が違うと感じるようになりました。
同じ8時間眠ったとしても、日付が変わる前に就寝した日と、深夜になってから眠った日では、自分の歌声の調子が異なるという経験があったそうです。
そのため、歌う前日は早めに眠ることを心がけるようになりました。
2024年の『美ST』では、歌の仕事の前日は8時間程度の睡眠を確保するため、夜9時頃にはベッドに入ると説明しています。
ベッドでは読書を楽しみ、普段は夜10時頃に眠り、朝6時頃に起きる生活を続けています。
起床時刻も大切にしており、休日でも朝6時頃には起き、特別な予定がなくても着替えて一日を始めるそうです。
2026年のテレビ出演では、朝5時55分に目覚めることもあると語りました。
仕事のある日も休日も、毎日のリズムを大切にすることが郷さんの暮らしに根づいています。
ツアー先にも自分の枕とパジャマを持参
2025年の『情熱大陸』では、郷さんがコンサート先のホテルで過ごす様子が紹介されました。
全国各地を移動するツアー生活でも、自分の枕とパジャマを持参しています。
宿泊先が変わっても、眠るときには普段使い慣れたものを使用する。長年の経験を通じて、自分が落ち着いて休める環境を整えているのです。
番組では、ホテルの部屋に早めに戻り、浴槽にお湯を張って入浴を楽しむ様子も紹介されました。
入浴後には身体を手入れし、ベッドに入って本を読む。大勢の観客を前に歌い踊った後は、静かに自分の時間を過ごしています。
そのとき読んでいたのは、阿部暁子さんの小説『カフネ』。2025年の本屋大賞を受賞した作品です。
郷さんは以前から、美容や健康、人生観についても本から学ぶことを大切にしてきました。
若い頃には海外で歌とダンスを学び、30代には美容に関する本を読み、70代になっても新しい小説に親しんでいます。
読書は新しい知識と出会う時間であると同時に、一日の終わりを穏やかに過ごす楽しみでもあるのでしょう。
さらに、気持ちの持ち方についても郷さんならではの考えがあります。
2025年の『MAQUIA』では、人の言葉や行動に苛立ちを感じても、物事を違う角度から考えるようにしていると説明しました。
相手の事情を想像し、自分にも別の受け止め方ができると考えることで、怒りを長く引きずらないようにしているそうです。
アメリカでの生活経験や、さまざまな人との出会い、読書などを通して、そうした考え方が育まれてきたと語っています。
長年にわたり多くのスタッフや共演者と仕事をしてきた郷さんにとって、人との接し方や気持ちの整え方も、大切な生活習慣になっています。
郷ひろみの豆知識⑥|推理小説の犯人が分からないまま眠ることも
郷さんはベッドで本を読み始めても、わずか数分で眠くなることがあるそうです。そのため、サスペンス小説では犯人が分かるところまでなかなか進まないと冗談を交えて語っていました。睡眠を大切にする暮らしから生まれた、親しみやすいエピソードです。
7.郷ひろみの家族・交友関係・趣味|母親の教え、4人の子ども、新御三家との絆
母親から受け継いだ教えと、家族への思い
郷ひろみさんの人生を語るうえで欠かせない存在が、母親の原武輝代さんです。
2026年のインタビューでは、15歳の頃、映画のオーディションへ向かう直前に怖くなり、行きたくないと言い出した経験を振り返っています。
そのとき母親は郷さんを強く叱り、一度決めたことは最後までやり遂げるよう促しました。
郷さんは頬を叩かれ、赤く腫れた状態でオーディションに向かったという出来事を、当時を振り返りながら語っています。
現在は大勢の観客を前に堂々と歌い踊る郷さんですが、芸能界へ足を踏み入れるときには不安を抱えた少年時代があったのです。
母親の輝代さんは2026年1月12日に亡くなりました。
郷さんは、母親が教えてくれたファンへの感謝の気持ちを、これからも大切にしたいと語っています。
歌手として長く活動できるのは、応援してくれる人々がいるからこそ。その教えは、郷さんが観客と向き合う姿勢にもつながっています。
母親について語った2026年の取材では、家の中を丁寧に整理整頓する几帳面な人だったことも振り返っています。日常の小さなことを大切にする母親の姿を、郷さんは長く覚えていたそうです。
また、郷さんにはこれまでに公表された3度の結婚歴があります。
1987年に二谷友里恵さんと結婚し、2人の娘が誕生。その後離婚し、2000年の再婚を経て、2012年に利奈さんと結婚しました。
2014年には双子の男児が誕生し、郷さんは4人の子どもの父親となりました。
双子の誕生を控えた際には、子どもたちが21歳になるときには自分が80歳、31歳になるときには90歳になると、未来を思い描きながら喜びを表現しています。
そして、これからも走り続けたいという思いを語りました。
歌手として長く活動を続けたいという願いには、ファンへの思いとともに、家族と年齢を重ねていく喜びも重なっています。
西城秀樹・野口五郎、そして大地真央との長い交流
1970年代、郷さんは西城秀樹さん、野口五郎さんとともに「新御三家」として活躍しました。
それぞれ異なる個性を持つ3人は、同じ時代の歌謡界を盛り上げながら、互いに刺激を与える存在でもありました。
2018年に西城秀樹さんが亡くなった際、郷さんは、先にデビューしていた2人から多くを学び、同じ時代を歩んできた思いを語っています。
人気を競いながら成長してきた若い頃の経験も、長い歌手人生を支える大切な記憶になっているのでしょう。
また、郷さんには長年交流を続けている同世代の表現者もいます。
2026年の『家庭画報』では、女優の大地真央さんとの対談が掲載されました。
郷さんは1955年10月生まれ、大地さんは1956年2月生まれで、同じ学年の2人です。20代から40年以上にわたって交流を続けています。
大地さんは郷さんのテレビ出演を見ると、よかったという感想をLINEで送ることがあるそうです。
また、2025年9月には郷さんのコンサートを鑑賞し、70歳を迎える直前のステージに感銘を受けたと語っています。
一方、郷さんも大地さんの50周年コンサートにゲスト出演した経験があり、歌やダンス、芝居など幅広い表現に挑戦する大地さんを高く評価しています。
2026年の対談では、郷さんが長年アイドルと呼ばれてきたことも話題になりました。
大地さんは、50年以上もアイドルとして活躍し続ける郷さんに、これからもその存在でいてほしいという思いを伝えています。
郷さんは、周囲からどのように呼ばれるかよりも、自分が郷ひろみとして活動を続けることを大切にしていると応じました。
長年第一線で活躍してきた2人が互いを尊敬し、自然に応援し合う関係には、同世代の表現者ならではの温かさが感じられます。
趣味ではゴルフを楽しみ、2025年の取材では、ゴルフ場でカートを使わず歩くことを好むと語っています。
芝生の上を歩き、地面の起伏や足裏に伝わる感覚を楽しむことも、郷さんにとってゴルフの魅力の一つです。
ジムで身体を鍛える時間に加え、趣味の時間にも身体を動かすことを楽しんでいます。
郷ひろみの豆知識⑦|55歳頃から左手を使う生活に挑戦
郷さんは55歳頃、身体のバランスを意識して普段の動作の一部で左手を使うようになりました。箸や歯ブラシ、ゴルフのティーを差すときには左手を使い、サインを書くときや包丁を扱うときには右手を使うという方法です。日常の小さな行動にも新しい挑戦を取り入れる、郷さんらしいエピソードです。
8.70代の郷ひろみが大切にする生き方|70曲の武道館公演とプラチナ世代への挑戦
2025年10月18日と19日、郷ひろみさんは70歳の誕生日を記念した日本武道館公演を開催しました。
1日35曲を2日間、合計70曲。長年の代表曲から現在の音楽まで、半世紀以上にわたる歌手人生をステージで表現する特別な公演となりました。
この公演に向けた準備は、2025年の『情熱大陸』でも密着取材されています。
番組では、週3回の筋力トレーニング、発声練習、長時間のリハーサル、ホテルでの休息など、華やかなステージを支える日常が紹介されました。
公演直前には、リハーサル中に左腕へ強い痛みが生じ、病院で検査を受けるという予期しない出来事もありました。
番組では、肩周辺の状態を診察で確認しながら、公演に向けた準備を続けていたことが紹介されています。
郷さんは、観客にできるだけ心配を感じさせず、普段どおりのステージを届けたいという思いを語りました。
長年身体づくりを続けてきた郷さんにも、予期しない出来事に直面することがあります。その中で医療機関での確認やスタッフとの調整を行い、本番へ向けた準備を進めていたのです。
華やかなステージの裏側には、身体の状態を確かめ、チームで判断しながら公演を作り上げる多くの時間が積み重なっています。
郷さんは60代を黄金の時代、70代をプラチナの時代と表現しています。
年齢を重ねることを、新しい価値が生まれる時間として捉え、これからの活動にも前向きな姿勢を見せています。
2025年の『MAQUIA』では、若い頃のように周囲からどう見られるかを強く意識するよりも、自分が好きだから続けるという気持ちを大切にしていると語りました。
身体を鍛えることも、歌うことも、自分自身が好きだから。その思いが、70代になった現在の活動を支えています。
2024年の『美ST』では、自分を大切にするために何が必要なのかを考えれば、取り入れるものと手放すものが見えてくるという考え方も伝えていました。
以前は多くの種類を摂取していたサプリメントを絞り、トレーニングの頻度を調整し、50代には飲酒をやめるという挑戦もした郷さん。
長年の経験を通じて、自分に合う暮らし方を選んできたことが分かります。
2026年5月23日には、全国ツアー「Hiromi Go Concert Tour 2026~ALL MY LOVE~」が開幕しました。
同年1月に母親を亡くした後のツアーとなり、初日の公演では長く支えてくれるファンへの感謝を語りながら、涙を見せる場面もありました。
母親から受け継いだ最後までやり遂げる姿勢、歌とダンスを磨き続ける向上心、家族と年齢を重ねる喜び、そしてファンへの感謝。
それらが重なり合い、71歳を迎えた郷ひろみさんの現在の姿につながっています。
郷ひろみの豆知識⑧|70曲公演は何気ない一言から始まった
2025年の『情熱大陸』公式紹介によると、日本武道館で70曲を歌う企画は、70歳になるから70曲を歌ってみようかという郷さん自身の何気ない発言から始まりました。その一言が、1公演3時間、35曲を2日連続で披露する大規模な公演へと発展したのです。
郷ひろみさんの美容法と健康習慣を詳しく見ていくと、長年の生活の中で一つひとつの習慣を丁寧に育ててきたことが分かります。
朝晩のスキンケア、ネイル美容液とハンドクリーム、歯の手入れ、一年を通じた紫外線対策、約40年続く筋力トレーニング、サプリメントの選び方、食事の時間、睡眠、入浴、読書。どれも郷さん自身が経験を重ね、自分に合うと感じた方法を生活に取り入れてきたものです。
納豆を200回混ぜたり、一口の食事を30回噛んだりする独特のこだわりにも、自分が納得できる方法を探し続ける姿勢が感じられます。
そして、その習慣は年齢とともに変化してきました。
10代には歌とダンスの上達に夢中になり、20代には海外で新しい表現を学び、30代にはスキンケアへの関心を深めました。40代には発声を基礎から学び直し、50代以降も新しい生活習慣に挑戦しています。
長年続けてきた方法を大切にしながら、必要なときには変えていく。その柔軟さも、郷さんの魅力の一つです。
母親から受け継いだ努力と感謝の姿勢、同じ時代を歩んだ西城秀樹さんや野口五郎さんとの関係、大地真央さんとの長い友情、家族への思いも、郷さんの人生を支える大切な要素になっています。
70代をプラチナの時間として捉え、今も好きな歌とダンスに向き合い続ける郷ひろみさん。
その美しさは、日々の手入れや身体づくりに加えて、年齢を重ねても学び続け、自分の好きなことを楽しみながら、周囲の人々への感謝を大切にする生き方にも表れています。
これからもどのような歌声とステージを届けてくれるのか。その歩みは、美容や健康に関心を持つ人だけでなく、年齢を重ねながら自分らしい人生を楽しみたいと願う人にとっても、興味深いものとなるでしょう。