財前直見の美容法・健康習慣|湯シャン・甘酒・発酵食品・食生活・農業と自然体の暮らし

財前直見の美容法・健康習慣|湯シャン・甘酒・発酵食品・食生活・農業と自然体の暮らし

OBARASOTARO

ドラマ『お金がない!』『お水の花道』『スチュワーデス刑事』などで親しまれ、NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』『スカーレット』、大河ドラマ『光る君へ』などにも出演してきた女優・財前直見さん。明るく力強い女性から温かな母親役まで幅広く演じ、40年以上にわたって日本のテレビドラマや映画で活躍しています。

1966年1月10日生まれの財前さんは、2026年に60歳の還暦を迎えました。華やかな俳優人生を歩む一方、2007年からは故郷の大分県に生活の拠点を置き、東京での仕事と自然に囲まれた暮らしを両立しています。

財前さんの美容・健康習慣で興味深いのは、自分の生活に合った方法を大切にしていることです。2023年には、普段はシャンプー剤をあまり使わず、お湯で髪を洗う「湯シャン」を中心にしていると明かし、注目を集めました。

食生活では、十六穀米を使った「食べる甘酒」、自家製の味噌、旬の野菜や果物を生かした保存食を楽しんでいます。自家製のかぼすシロップを夏には炭酸水、冬にはお湯で割って味わうなど、飲み物にも季節を感じる工夫があります。

さらに、畑で野菜を育て、家族や地域の人々と田植えや収穫を楽しみ、昔ながらの料理や手仕事を次の世代へつないでいます。俳優として多忙だった30代には書道を心の支えとし、40歳での出産をきっかけに故郷へ移住。50代から資格取得や家族の将来に役立つ学びにも取り組み、60歳を迎えた今は地域の在来種野菜や伝統文化を守る活動にも力を入れています。

今回は、財前直見さんが実際に語ってきたヘアケア、美容・健康への考え方、食生活、飲み物、自然の中での身体活動、心の整え方、家族との関係、そして年齢を重ねることへの思いまで詳しく紹介します。華やかな女優としての姿と、故郷で暮らす自然体の姿。その両方から、財前さんならではの魅力をひも解いていきます。

1.財前直見の美容・健康観|60歳からも好奇心を大切にする生き方

40年以上の俳優人生と、年齢を重ねる楽しみ

財前直見さんが芸能界に入ったのは1984年。航空会社のキャンペーンガールに選ばれたことがきっかけでした。

翌1985年に俳優としての活動を始め、1990年代には織田裕二さん主演の『お金がない!』などで注目を集めました。1999年には『お水の花道』で主人公・明菜を演じ、夜の世界で働く女性たちの人間模様を、明るさと情熱を交えながら表現しました。

その後も『スチュワーデス刑事』シリーズをはじめ、多彩な作品に出演。近年は『ごちそうさん』『スカーレット』『光る君へ』などでも存在感を発揮し、2026年10月26日から放送のNHK夜ドラ『青の花 器の森』には馬場みどり役で出演しています。

長年演じてきた役柄は、仕事に情熱を注ぐ女性、家族を支える母親、豊かな人生経験を持つ人物など実に幅広いものです。年齢を重ねるにつれて演じられる人物像も広がり、経験を積み重ねることが俳優としての財産になっています。

2026年に60歳を迎えた財前さんは、若い頃に想像していた還暦と、実際にその年齢になった自分との違いについても話しています。

かつては60歳というと、もっと年老いた姿を思い浮かべていたそうです。しかし、実際には興味を持つことが次々と生まれ、俳優業だけでなく農業や地域活動にも積極的に取り組んでいます。

財前さんにとって年齢を重ねることは、これまでの経験を生かしながら新しい可能性を見つける時間でもあります。

美容や健康について考える際にも、こうした生き方は印象的です。日々の暮らしを楽しみ、身体を動かし、好奇心を持って新しいことに挑戦する。その自然体の姿勢が、財前さんの魅力を形づくっています。

多忙な30代を経て、自分のペースで暮らせる環境へ

現在の充実した暮らしに至るまでには、大きな転機がありました。

財前さんは30代の頃、ドラマや映画の撮影が続き、当時の出来事を振り返ると記憶が曖昧になるほど忙しかったと語っています。

俳優という仕事では、自分とは異なる人物の人生や感情を表現し続けます。役に集中する日々の中で、仕事から離れた自分自身の感覚が薄れてしまうような経験もあったそうです。

生活が大きく変わったのは、長男の誕生後でした。2007年から故郷の大分に生活の拠点を置き、俳優として仕事があるときには東京へ向かうようになりました。

故郷では、昔からの知人が女優という肩書きにとらわれず、以前と変わらない態度で接してくれます。家族と食事をし、畑の手伝いをし、地域の人々と交流する時間が、俳優として働く時間とは別の充実感をもたらしてくれました。

大分に戻れば、その季節に必要な農作業があり、収穫したものを保存食に加工する仕事があります。天候によって予定が変わることもありますが、育てた野菜が実り、家族の食卓に並ぶまでの過程を楽しんでいます。

東京で俳優として働き、大分では家族とともに暮らす。二つの環境を行き来する生活は、財前さんにとって、自分のさまざまな役割を大切にできる暮らし方になりました。

役を通じて出会う人々や物語と、故郷で経験する季節ごとの暮らし。その両方が、財前さんの人生に新しい発見を与えています。

財前直見さんの豆知識①|芸能界入りは本人も驚く出来事から

高校卒業を控えた頃、財前さんには歯科医院への就職が決まっていました。ところが、本人の知らない間に航空会社のキャンペーンガールへ応募され、選考に進むことに。最終的に選ばれたことで進路が大きく変わり、芸能界への道が開かれました。40年以上にわたる俳優人生は、思いがけない出来事から始まったのです。

2.財前直見のヘアケア|月2回のシャンプーと湯シャンの習慣

ブラッシングとお湯を中心にした洗髪方法

財前さんの美容習慣の中でも、特に注目したいのがヘアケアです。

2023年2月15日放送の日本テレビ系『上田と女が吠える夜』で、普段はシャンプー剤をあまり使わず、お湯で髪を洗うことが多いと明かしました。

当時、シャンプー剤を使用するのは月に2回程度だったそうです。

この発言に司会の上田晋也さんは驚き、女優という仕事柄、もっと頻繁にシャンプーを使っていると想像していたことを伝えました。

財前さんが説明した普段の洗い方は、まず髪をブラッシングし、その後にお湯で洗い流すというものです。

一方、撮影のためにヘアスプレーなどの整髪料を使用した際には、シャンプー剤を使って洗っていることも明かしています。

俳優の仕事では、役柄や撮影内容によって髪型を大きく変えたり、整髪料を使ってスタイルを整えたりする機会があります。財前さんは、そうした仕事の日と普段の生活で、髪の洗い方を使い分けていたことが分かります。

番組では、美容に関する発信でも知られるMEGUMIさんが、この習慣について興味を示しました。

髪や頭皮のにおいが気になることはないのかと質問されると、財前さんは自分の場合はフケなども気にならないと説明しています。

さらに、同じ番組に出演していた佐藤藍子さんや本仮屋リイナさんも、自身の洗髪習慣について話し始め、出演者それぞれの美容へのこだわりが紹介されました。

芸能界で長く活躍してきた女性たちが、それぞれの日常の洗髪方法を紹介するという、意外性のあるやり取りでした。

財前さんが話した内容は、2023年当時の個人的な習慣です。髪質や頭皮の状態、整髪料の使用頻度、季節などによって適した洗髪方法は異なります。

その日の髪の状態や仕事内容を考え、自分の生活に合った方法を選んでいたことが、財前さんらしいところです。

華やかな撮影現場では役柄に合わせた身だしなみを整え、大分での普段の生活では自然体で過ごす。仕事と日常の両方を大切にしている姿が、こうした美容習慣にも表れています。

財前直見さんの豆知識②|庭のビワの葉も暮らしの一部に

財前さんは過去のテレビ出演で、庭のビワの葉を焼酎に漬け、使った葉も乾燥させて入浴時に利用するという家庭の習慣を紹介したことがあります。身近な植物をさまざまな形で利用する、昔ながらの暮らしの一場面です。

3.食べる甘酒・自家製味噌・かぼすシロップ|毎日の食生活と飲み物

十六穀米の甘酒と母から受け継いだ発酵食

財前さんの美容・健康習慣を知るうえで、食生活は欠かせないテーマです。

2022年の『クロワッサン』の取材では、財前家の朝食に登場するものとして、漬物と「食べる甘酒」が紹介されました。

この甘酒には十六穀米を使用し、米の粒が残るように仕上げます。さらさらした飲み物というより、食事の一品としてスプーンですくって楽しむような甘酒です。

財前さんにとって発酵食品は、子どもの頃から身近な存在でした。

母・カツ子さんは調理師免許を持ち、日々の料理を丁寧に作ってきました。財前さんが幼い頃には、母が家庭で乳酸菌飲料を手作りしてくれたこともあったそうです。

さらに、黒く熟成させたニンニクを食べていた思い出もあり、現在では広く知られるようになった発酵食品が、昔から家庭の食卓に並んでいたことが分かります。

財前さんは母の料理を自分でも作りながら、その味を次の世代へ残そうとしています。

母が長年の経験から作る料理は、同じ材料をそろえても、まったく同じ味に仕上げることが難しいと感じるそうです。微妙な味付けや手際には、毎日料理を作り続けてきた人ならではの感覚があるのでしょう。

そのため、母の頭の中にある作り方を聞き、レシピとして記録しておくことにも取り組んでいます。

財前さんにとって料理を作ることは、家族の思い出や知恵を受け継ぐことにもつながっています。

年2回仕込む味噌と、季節のオリジナル料理

財前家の発酵食品への関心は、味噌づくりにも表れています。

BS日テレ『なおみ農園』では、年に2回行う自家製味噌の仕込みが紹介されました。

手作りの味噌と市販の味噌を、料理や用途に合わせて使い分けているところも財前家らしい工夫です。

2025年には、数か月前に仕込んだ味噌を開け、出来上がりを確かめる様子も番組で紹介されています。

さらに、鯛や鰹、フキ、ニンニクなどを組み合わせた6種類のオリジナル味噌料理も登場しました。

中でも興味深いのは、財前家流のサバの味噌煮です。

一般的なサバの味噌煮では、サバを味噌などの調味料で煮込むことが多いですが、財前家では蒸したサバに味噌を絡める方法を取り入れています。

味噌を使いながら、調理の仕方に家庭ならではの工夫を加える。こうした発想からも、財前家が日々の料理を楽しんでいる様子が伝わってきます。

2026年の本人インタビューでは、春にはふきのとう味噌、夏にはみょうが味噌など、季節に合わせた味噌を作りたくなることも語っています。

春先のふきのとうのほろ苦さ、夏のみょうがの香り。それぞれの季節にしか味わえない食材を味噌と合わせ、長く楽しめるようにしています。

2025年の著書に関する取材では、ゆず味噌をピザに合わせる工夫も紹介されました。

昔ながらの発酵食品を、家庭料理にも新しいメニューにも取り入れていく。財前家の食卓には、受け継いできた知恵と自由な発想が共存しています。

2026年には母のカツ子さんが『なおみ農園』で料理を披露する機会もあり、セロリを使ったサラダや漬物など、家庭で親しまれてきた料理が紹介されました。

長年家族の食卓に並んできた料理が、今では番組を通して多くの人に伝えられています。

夏は炭酸水、冬はお湯で楽しむかぼすシロップ

財前さんの飲み物に関する習慣では、自家製のかぼすシロップが印象的です。

2025年の『日本食糧新聞』の取材では、大分県の特産品であるかぼすを使った果実シロップについて語っています。

かぼすは季節によって見た目や味わいが変わり、夏には青く小ぶりなものが、秋になると大きく黄色みを帯びたものが収穫されます。

財前さんは、かぼすと氷砂糖を1対1の割合で合わせ、約1か月置いてシロップを作るそうです。

出来上がったシロップは、夏には炭酸水で割って爽やかな飲み物に、冬にはお湯を加えて温かく楽しみます。

同じ果実シロップでも季節によって飲み方を変えられるため、旬の果物を長く楽しめます。

かぼすのほか、ゆずやキウイなど、その時期に収穫できる果物を使ったシロップ作りにも親しんでいます。

果物を収穫し、仕込み、出来上がりを待ち、季節に合わせて飲む。財前さんにとって飲み物も、自然の恵みを味わう暮らしの楽しみになっています。

財前直見さんの豆知識③|番組の農園カレーは野菜が主役

『なおみ農園』では、畑で収穫した野菜を使った特製カレーも紹介されています。レタス、パプリカ、オクラなどを大きめに切り、カレーの上に盛り付けるという豪快な一皿。季節の収穫をそのまま食卓の楽しみにする、農園ならではの料理です。

4.梅・柿・旬の野菜を生かした保存食|季節を味わう財前家の台所

大分の財前家では、季節になると野菜や果物が大量に収穫されます。

特に梅は、コンテナ数個分にもなるほど採れることがあり、その時期には保存食づくりが大切な仕事になります。

梅干し、カリカリ梅、はちみつ漬け、しょうゆ漬け、黒砂糖漬け、梅酒など、加工方法は実にさまざまです。

収穫した梅を加工して保存することで、季節が過ぎてからも料理や飲み物として楽しめます。

赤玉ねぎのピクルスを作る際に、酢の代わりとして梅干しを使うなど、家庭ならではの工夫もあります。

2026年8月の『なおみ農園』では、竹を切るところから始める流しそうめんも紹介されました。

父が選んだ竹を使い、そうめんを流す樋だけでなく、器や箸まで手作り。完成したそうめんは、財前家特製の梅しょうゆで味わいました。

畑や山にあるものを活用し、家族みんなで準備をして、出来上がった料理を一緒に楽しむ。流しそうめん一つにも、財前家らしい夏の過ごし方が表れています。

らっきょうも、財前家では収穫から甘酢漬けまで手作りします。

畑から掘り出したらっきょうの根を取り、皮をむき、きれいに洗ってから漬け込む。一つひとつの作業には手間がかかりますが、旬の時期に仕込んでおけば、その後も長く楽しむことができます。

青しそは、しょうゆやごま油、ニンニク、唐辛子などと合わせて漬け込み、ご飯に混ぜたり、おにぎりに使ったりします。

かぼすもシロップにするだけでなく、塩漬けにして料理の調味料として利用します。

季節に合わせて食材を収穫し、保存方法を考え、料理へ生かしていく。その繰り返しが、財前家の食生活の豊かさにつながっています。

春には菜の花や高菜、ネギ、ほうれん草などが食卓に登場し、タラの芽の天ぷらや、よもぎを使った餅づくりも楽しみます。

秋になると、栗や柿などの果物が主役になります。

2026年の取材では、前年に柿が豊作だったときの様子を紹介しています。大量の柿を一つずつむいて干し柿にし、出来上がったものを保存。形の整ったものは冷凍し、不揃いなものは刻んできなこをまぶして、おやつにすることもあるそうです。

栗の季節には、蒸した栗を練って作る「栗ボール」など、家庭ならではのおやつも登場します。

財前家の料理は、その季節に何が採れたかによって変わっていきます。食べ頃を迎えた野菜や果物を見ながら、次はどんな料理を作ろうかと考える時間も楽しみになっているのです。

食材だけでなく、調理道具を大切にしていることも財前家の特徴です。

2026年9月の『なおみ農園』では、地元・杵築市の老舗道具店で、家族が使ってきたせいろを手入れしてもらう様子が紹介されました。

さらに、老舗の味噌店でおかず味噌を購入し、新しい弁当箱も手に入れて、農園へ戻ってからお弁当作りに挑戦しました。

長く使ってきた道具を手入れしながら使い続け、地元の店で見つけた食材を日常の料理に取り入れる。食卓を支える職人や地域の人々とのつながりも、財前さんの暮らしを豊かにしています。

財前直見さんの豆知識④|曲がったきゅうりも、三本足の大根も立派な食材

財前さんは息子さんに、畑ではさまざまな形の野菜が育つことを伝えてきました。曲がったきゅうりや三本足のような形の大根など、店頭ではあまり見かけない姿も自然の中では生まれます。畑を見て、収穫して食べる経験を通じて、食べ物が育つ過程を子どもにも伝えてきたのです。

5.畑仕事と身体活動|自然の中で動き、家族や地域の人と過ごす

農業を通じて身体を動かす、季節ごとの暮らし

財前さんの大分での暮らしでは、畑仕事が日常の活動になっています。

苗を植え、野菜が育つ様子を見守り、雑草を取り、収穫する。農業には季節ごとにさまざまな作業があります。

2026年10月の取材では、雑草取りが特に大変だと話しています。少し手入れを怠ると草が生い茂り、畑を整えるだけでも大仕事になるそうです。

イノシシやアナグマに作物を食べられることもあり、虫の発生や天候への対応など、自然を相手にする難しさもあります。

財前さんは、そうした手間をかけながら育てた作物を収穫することに喜びを感じています。

『なおみ農園』では、家族や地域の人々と協力しながら田植えや稲刈りをする様子も紹介されています。

昔ながらの手植えによる田植えでは、泥の中に入り、横一列に並んで苗を一株ずつ植えていきます。

身体を使う作業ですが、参加者同士で声をかけ合い、作業が終われば料理を持ち寄って食卓を囲みます。

2026年には2年目の米作りにも取り組み、田植えのあとにみんなで食事を楽しみ、夜には庭で花火をする様子も紹介されました。

農業は財前さんにとって、野菜や米を育てる活動であると同時に、家族や地域の人々が集まり、交流する時間でもあるのです。

86歳の父とのそば打ちと、両親が教えてくれる暮らし

財前さんが年齢を重ねるうえで身近なお手本にしているのが、両親です。

父は長年農業に取り組み、母は収穫した食材を料理に生かしてきました。

2026年の取材では、80代になっても元気に身体を動かしている両親の姿を見ながら、自分もその年齢になったときに活動的でありたいと考えていることを話しています。

同年9月の『なおみ農園』では、86歳になった父親の長寿を願い、家族でそば打ちに挑戦しました。

そばを均等な細さに切る作業は想像以上に難しく、不揃いな仕上がりになりましたが、それも家族で楽しむ食卓の一場面です。

揚げそばや、お菓子を使った意外なかき揚げなども登場し、にぎやかなお祝いになりました。

財前さんの家族がそば打ちに挑戦する姿からは、年齢を重ねても新しいことを一緒に楽しもうとする雰囲気が伝わってきます。

さらに、父親は『なおみ農園』の撮影が続くうちに、テレビカメラにも慣れてきたそうです。

2026年2月のBS日テレのインタビューで財前さんは、父がパパイヤの根を切る作業について、番組で撮影してはどうかと自ら提案するようになったと笑いながら話しています。

それまで日常的に行っていた農作業が、家族や番組スタッフと楽しみを分かち合う時間にもなりました。

農園では、財前さんたちが作った料理をスタッフや訪れた人々に食べてもらうことも楽しみの一つです。

家族だけなら十分な量でも、誰かが来てくれると、あれもこれも食べてもらいたくなる。食べた人が喜んでくれると、作った側もうれしくなる。

こうしたやり取りからも、財前家の食卓が人とのつながりを大切にする場になっていることが伝わってきます。

近所の人から野菜や山菜を分けてもらうこともあり、地域では採れたものを自然に分け合う関係が続いています。

畑で身体を動かし、料理を作り、誰かと食卓を囲む。農業のある暮らしが、家族や地域の交流を育てています。

財前直見さんの豆知識⑤|幼い頃から田植えやしいたけ栽培を体験

財前さんは大分県杵築市で生まれ、幼少期には兵庫県姫路市でも暮らしていました。家族で大分を訪れる際には、祖父母の田植えや稲刈り、原木にしいたけの菌を植える駒打ちなどを手伝った経験もあります。現在の農業への親しみは、子どもの頃から自然に触れてきた時間ともつながっています。

6.書道と心の健康|忙しい日々を支えた趣味と自然体の考え方

俳優として多忙な日々を送っていた30代、財前さんには自分の気持ちと向き合うための習慣がありました。

それが書道です。

役を演じ続ける中で、自分自身の感覚が曖昧になりそうになったとき、毛筆で自分を励ます言葉を書いていたそうです。

紙に向かい、筆を持ち、一文字ずつ書いていく。仕事ではさまざまな人物の感情を表現する財前さんにとって、自分自身の思いに向き合う貴重な時間だったのでしょう。

2026年の『CHANTO WEB』のインタビューでは、当時の忙しさとともに、書道に取り組んでいた頃の思い出も振り返っています。

その後、大分での暮らしを始めてからは、時間の捉え方や物事の考え方にも変化が生まれました。

東京で仕事中心の生活を送っていた頃は、撮影や周囲の予定に合わせて行動することが多かったそうです。

一方、農業では作物の成長や天候に合わせて動く必要があります。

雨が降らなければ水の心配をし、台風が近づけば畑の様子を確認します。作物は人間の予定どおりに成長するわけではないため、自然の状態を見ながら行動することが大切になります。

財前さんは、こうした暮らしを続けるうちに、自然のリズムに合わせて動く感覚が身についたと話しています。

さらに、身の回りにある豊かさにも目を向けるようになりました。

畑には季節の野菜や果物が実り、母には昔からの料理の知恵があります。古い建物には家族の思い出が残り、長く使ってきた道具も手入れをすれば活躍し続けます。

今あるものを大切に使い、その魅力を新しい形で生かしていくことが、財前さんの暮らしの楽しみになっています。

2026年に60歳を迎えた財前さんは、少し先の未来に目を向ける考え方についても話しています。

畑の野菜に水をやる、収穫した果物から種を取る、次の季節に育てたい作物を考える。日々の生活には、次にやりたいことが自然に生まれます。

その小さな楽しみを一つずつ積み重ね、新しいことを学び、人と交流する。財前さんの暮らしには、年齢を重ねながら自分らしい時間を育てていく姿勢が表れています。

財前直見さんの豆知識⑥|味わいのある文字を求めて左手で書道

財前さんは、相田みつをさんのような味わいのある文字を書きたいと考え、あえて左手で筆を持ったこともあるそうです。ところが、練習を続けているうちに左手でも上手に書けるようになってしまったのだとか。真剣に取り組みながらも、思いがけない出来事を笑い話にできる財前さんのユーモラスな一面が伝わります。

7.結婚・出産・家族との暮らし|子育てと学び直しが変えた人生

40歳での出産と故郷へ戻る決断

財前さんは2003年にテレビ局勤務の男性と結婚し、2006年に長男を出産しました。その後、2012年に離婚したことを公表しています。

長男の誕生は、財前さんが暮らし方を見直す大きなきっかけになりました。

子どもが生まれたことで、どのような環境で育てたいかを考えるようになったのです。

2026年のインタビューでは、父が育てた野菜を息子にも食べさせたいという思いがあったことを振り返っています。

出産後に大分へ帰省したところ、両親とともに暮らす環境が予想以上に心地よく、そのまま生活の拠点を移すことになりました。

大分には、子どもの頃から親しんできた畑があり、季節ごとの野菜や果物が育っています。調理師免許を持つ母の料理や、父が農作業に取り組む姿も日常の一部です。

財前さんは、そうした環境で息子さんにも成長してほしいと考えました。

野菜が畑で育つ様子を知り、収穫し、家族で料理して食べる。祖父母の暮らしを間近で見ながら過ごせることも、大分での子育ての魅力だったのでしょう。

財前さんは、俳優としての活動を続けながら、日常では母親としての時間を大切にしてきました。

息子と一緒に学び、50代の新しい挑戦へ

財前さんの子育てに関するエピソードの中でも特に興味深いのが、息子さんの受験をきっかけに自分自身も勉強を始めたことです。

子どもに勉強を頑張るよう伝えるだけでなく、親自身も学ぶ姿を見せたいと考えました。

その取り組みは資格取得へと広がり、50代には心理や生活に関わる6つの資格を取得しました。

学んだ分野には、メンタル心理カウンセラー、上級心理カウンセラー、行動心理士、終活ライフケアプランナーなども含まれています。

特に終活について学んだことは、自分自身の将来だけでなく、家族へ必要な情報をどのように残すか考えるきっかけにもなりました。

財前さんは、市販のエンディングノートを実際に使いながら、自分たちの家庭に合った情報のまとめ方を考えるようになりました。

2019年には、その経験を『自分で作る ありがとうファイル』という書籍にまとめています。

さらに2021年には『直見工房 財前さんちの春夏秋冬のごはんと暮らし』、2025年には『直見工房2 それからのこと』を出版しました。

家庭で受け継いできた料理や保存食、農業のある生活、家族との日々の経験を、読者にも伝える活動へと広げています。

息子さんの勉強をきっかけに始めた学びが、財前さん自身の新しい仕事や人生の目標につながったことは、とても印象的です。

2025年には長男が大学へ進学し、財前さんも新しい生活の段階を迎えました。

子育てに多くの時間を注いできた時期を経て、現在は地域の農業や伝統文化を次の世代へつなぐ活動にも力を入れています。

また、財前さんにはオーストラリア在住の姉・みゆきさんがいます。

2025年の『なおみ農園』では、姉が娘さんとともに大分へ帰省する様子が紹介されました。

姉もオーストラリアで家庭菜園に親しんでおり、離れた土地に暮らしながらも、植物を育てる楽しみを共有しているのが興味深いところです。

家族がそれぞれの場所で生活しながら、食や農業を通してつながっているところにも、財前家らしい暮らしの豊かさが感じられます。

財前直見さんの豆知識⑦|終活の学びを一冊の本に

心理や終活について学んだ財前さんは、自分が必要だと感じた情報を整理できるファイルを考案しました。2019年に出版した『自分で作る ありがとうファイル』では、人生の大切な情報や家族への思いを書き残せるよう工夫しています。学んだことを生活で実践し、さらに多くの人へ伝える行動力が感じられます。

8.なおみ農園と60歳からの挑戦|大分の自然と伝統を未来へつなぐ

古民家再生と家族や地域の人が集まる場所づくり

財前さんの大分での暮らしを詳しく紹介しているのが、BS日テレの番組『なおみ農園』です。

2024年12月に特別番組として始まり、2025年4月からレギュラー放送となりました。

番組では、田植えや稲刈り、野菜の収穫、保存食づくり、季節の行事など、財前家の日常が紹介されています。

財前さんは、家族や地域の人々が自然体で交わす会話や、農作業の中で起こる予想外の出来事も番組の魅力だと感じています。

台本に沿って役を演じるドラマとは異なり、自然の中で暮らす日常には、そのときにしか起こらない出来事があります。

そんな何気ない一日を楽しみながら、視聴者にも伝えていくことが、番組の大きな魅力です。

また、財前さんは大分県杵築市にあった築130年以上の古民家を、家族とともに再生する活動にも取り組みました。

先祖から受け継いだ土地には、長い歴史を持つ古い家が残っていました。建物は老朽化が進んでいましたが、財前さんは家族で活用できる場所にしたいと考えました。

テレビ番組の企画をきっかけに、家族が協力して建て直しを進めました。

昔の梁や煤竹など、使える材料を大切に活用しながら、日常生活に便利な設備も取り入れました。

古い家に残る家族の思い出を受け継ぎながら、次の世代も使い続けられる建物へと生まれ変わらせたのです。

財前さんは、この場所が家族だけでなく、地域の人々が交流できる場にもなればと考えています。

古民家を再生して人が集まる場所にする活動にも、食材を最後まで使い、道具を手入れしながら大切にする財前家の考え方が表れています。

在来種野菜と七島藺を守り、地域の未来へ

還暦を迎えた財前さんが特に力を入れているのが、大分県に古くから伝わる在来種野菜を育て、次の世代へ残す活動です。

白ナス、モチトウキビ、宗麟カボチャ、ミトリマメなど、地域で受け継がれてきたさまざまな作物の栽培に取り組んでいます。

こうした作物の中には、栽培する人が少なくなり、一般の市場で見かける機会が限られているものもあります。

財前さんは、自分の畑で育てて食べるだけでなく、種を採り、栽培方法を伝え、次の世代にも育ててもらいたいと考えています。

2026年10月の『なおみ農園』では、大分の在来種である青長地這胡瓜や、ヘチマを使った料理も紹介されました。

地域で長く育てられてきた作物には、その土地の気候や人々の暮らしと結びついた歴史があります。

財前さんは、そうした背景を知ることにも関心を寄せています。

農作物だけでなく、大分県の国東半島で栽培されている七島藺という植物にも注目しています。

七島藺は、畳表や工芸品の材料として使われてきた伝統的な植物です。

2026年には地域の工芸作家や農家とともに植え付けを体験し、10月には七島藺を使った草履作りにも挑戦しました。

植物を育てることから、それを暮らしの道具に加工することまで体験し、地域に伝わる手仕事の知恵を学んでいます。

さらに、別府の温泉蒸気を利用した地獄蒸し料理にも挑戦するなど、大分ならではの食文化にも関心を広げています。

自家製の野菜と地元の海産物を組み合わせ、温泉地に伝わる調理方法を楽しむ。地域の自然と暮らしが結びついた文化を、実際に体験して伝えています。

財前さんは2024年4月から、立命館アジア太平洋大学サステイナビリティ観光学部の名誉客員教授も務めています。

大学が主催するシンポジウムなどに登壇し、故郷での生活や農業、地域のつながりについて、自身の経験を生かした活動に取り組んでいます。

『なおみ農園』では、大学の学生たちとジャガイモ掘りを行ったり、在来種の作物を植えたりする様子も紹介されました。

俳優として培ってきた経験と、長年の大分での暮らし。その両方を持つ財前さんだからこそ、地域の自然や食文化の魅力を、さまざまな人に伝えることができます。

財前さんは、60歳からの自分の役割を「つなぎ人」として考えていることも語っています。

母から受け継いだ料理の知恵、父が守ってきた畑、地域に残る作物や伝統文化。それらを自分の代だけで楽しむのではなく、次の世代へつないでいく。

家族とともに育ててきた暮らしが、今では地域や若い世代にも広がっています。

財前直見さんの豆知識⑧|テレビカメラに慣れた父の意外な変化

『なおみ農園』の撮影を重ねるうちに、財前さんの父はテレビカメラにも慣れてきたそうです。今では農作業をしているときに、こんな作業も撮影してみてはどうかと自ら提案することも。2026年の本人インタビューでは、そんな父の変化を財前さんが楽しそうに語っていました。

まとめ|財前直見の美容・健康習慣に見る自然体の美しさ

財前直見さんの美容・健康習慣を詳しくたどると、毎日の暮らしを楽しみながら、自分自身に合った方法を大切にしている姿が見えてきます。

2023年には、ブラッシングとお湯を中心にした洗髪習慣を明かし、食生活では十六穀米の「食べる甘酒」や自家製味噌、季節の保存食を大切にしてきました。

自家製のかぼすシロップを夏は炭酸水、冬はお湯で楽しむなど、飲み物にも旬の果物を取り入れています。

大分では畑仕事を通じて身体を動かし、家族や地域の人々と交流しながら、育てた作物を収穫し、料理して味わう日々を送っています。

多忙だった30代には書道で自分の気持ちと向き合い、40歳での出産をきっかけに故郷での暮らしを選びました。50代には資格取得など新しい学びへ挑戦し、60歳を迎えた現在は在来種野菜や地域の伝統文化を未来へつなぐ活動にも取り組んでいます。

華やかな俳優としての姿と、自然の中で土や植物に触れながら過ごす日常。その二つの世界を大切にしているところが、財前さんの魅力です。

好きなことを見つけ、身体を動かし、季節の食事を楽しみ、家族や地域の人々とつながる。そして、年齢を重ねながら新しいことに挑戦し続ける。

財前さんの暮らしには、自分らしい美容と健康を考え、毎日の生活を豊かにしていくためのヒントが詰まっています。

これからも俳優として新しい役柄に挑みながら、故郷の自然や人々とともに、どのような時間を重ねていくのか。財前直見さんのこれからの活動にも注目です。

参考情報

  1. 研音|財前直見 公式プロフィール・出演情報
  2. 日本テレビ|『上田と女が吠える夜』財前直見の湯シャンに関する発言(2023年)
  3. 日本食糧新聞|財前直見の果実シロップと食生活(2025年)
  4. BS日テレ|財前直見 独占インタビュー・なおみ農園の暮らし(2026年)
  5. BS日テレ|『なおみ農園』公式サイト・放送記録
  6. 国土交通省 Grasp|財前直見インタビュー・在来種野菜と地域活動(2026年)
  7. CHANTO WEB|財前直見が語る還暦と年齢の重ね方(2026年)

※本記事は公開情報や本人インタビューをもとに構成しています。紹介する習慣は取材当時の内容を含みます。

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長澤まさみの美容法・健康習慣|愛用コスメ・スキンケア・ピラティス・食生活・ハーブティー・結婚

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長澤まさみの美容法・健康習慣を本人インタビューから紹介。愛用コスメ、フェイスパック、アイクリーム、日焼け止め、メイク、ヘアケア、19歳からのピラティス、ウォーキング、和朝食、MIND食、ホーリーバジルティー、睡眠・入浴まで解説。祖母や...
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