ビルベリーとは?ブルーベリーとの違い・アントシアニン・ルテイン・目の健康とサプリの選び方を徹底解説

ビルベリーとは?ブルーベリーとの違い・アントシアニン・ルテイン・目の健康とサプリの選び方を徹底解説

OBARASOTARO


「ビルベリーとブルーベリーは何が違うの?」

「ビルベリーが目の健康を意識したサプリメントによく使われているのはなぜ?」

「アントシアニンとルテインは同じ成分?」

ビルベリーについて調べていると、アントシアニン、ルテイン、ブルーベリー、アイケアなど、さまざまな言葉が出てきます。

特にスマートフォンやパソコンを長時間使うことが当たり前になった現在では、毎日の生活の中で目の健康を意識する方も多いのではないでしょうか。

そんな目の健康を考える食品やサプリメントの素材として、よく知られているもののひとつがビルベリーです。

ビルベリーはブルーベリーによく似た濃い紫色の果実ですが、一般的に食べられている栽培ブルーベリーとは異なる特徴を持っています。

そして、ビルベリーを特徴づける成分として知られているのが、紫色の天然色素でもあるアントシアニンです。

一方、目の健康を意識したサプリメントでは、ビルベリーとともにルテインが配合されている商品もあります。

アントシアニンとルテインは同じ成分ではなく、それぞれ分類や含まれる食品などが異なります。

この記事では、ビルベリーとはどのような果実なのかという基本から、ブルーベリーとの違い、アントシアニンとルテインの特徴、目との関係について研究されてきた背景、スマホ・パソコンを使う現代人が意識したい生活習慣、そしてビルベリーサプリメントを選ぶ際のポイントまで詳しく解説します。

目次

ビルベリーとは?

ビルベリーは、ツツジ科スノキ属の植物で、学名をVaccinium myrtillusといいます。

ブルーベリーと同じVaccinium属に分類される近縁の植物ですが、一般的にスーパーなどで販売されている栽培ブルーベリーとは異なる種類です。

ビルベリーはヨーロッパを中心とした地域などに自生し、小さく濃い青紫色の果実をつけます。

見た目はブルーベリーによく似ていますが、果実を切ってみると違いが分かりやすくなります。

一般的な栽培ブルーベリーは、皮が青紫色でも果肉は白色から淡い緑色をしています。

これに対してビルベリーは、皮だけでなく果肉まで濃い赤紫色をしているのが特徴です。

この濃い色に関係している成分のひとつが、アントシアニンです。

ビルベリーはアントシアニンを豊富に含む果実として知られており、その特徴から食品や加工品だけでなく、サプリメントの原料としても利用されています。

 

濃い青紫色のビルベリー果実のイメージ

 

ビルベリーとブルーベリーは何が違う?

「ビルベリーはブルーベリーの一種なの?」と疑問に思う方もいるでしょう。

どちらもVaccinium属の近縁植物ですが、一般に流通している栽培ブルーベリーとビルベリーでは、植物の種類や果実の特徴などに違いがあります。

比較 ビルベリー 一般的な栽培ブルーベリー
代表的な学名 Vaccinium myrtillus Vaccinium corymbosum など
果肉の色 濃い赤紫色 白色〜淡い緑色
アントシアニン 皮だけでなく果肉にも含まれる 主に果皮部分に多く含まれる
主な利用 食品・加工品・サプリメント原料など 生食・冷凍・加工食品など

特に分かりやすい違いが、果実の中まで色が付いているかどうかです。

一般的なブルーベリーは果肉が白っぽいのに対し、ビルベリーは果肉まで濃い色をしています。

こうした特徴から、ビルベリーはアントシアニンを含む果実のひとつとして広く知られるようになりました。

「ビルベリーはブルーベリーより○倍のアントシアニン」は本当?

ビルベリーについて紹介するサイトでは、「ブルーベリーの○倍のアントシアニン」といった表現を見かけることがあります。

ビルベリーがアントシアニンを豊富に含むことで知られているのは事実ですが、すべてのビルベリーとすべてのブルーベリーをひとつの倍率で比較することはできません。

植物に含まれるアントシアニンの量は、品種だけでなく、生育環境、成熟度、収穫時期、保存状態、加工方法などによっても変わるためです。

そのため、「ビルベリーだから必ずブルーベリーの○倍」と考えるよりも、果肉まで濃く色づき、アントシアニンを豊富に含むことで知られるVaccinium属の果実と理解しておくとよいでしょう。

アントシアニンとは?

アントシアニンは、植物に含まれるポリフェノールの一種です。

青、紫、赤などの色に関係する天然色素で、ビルベリーの濃い紫色にも関係しています。

アントシアニンはビルベリーだけでなく、ブルーベリー、カシス、ブドウ、紫色の野菜など、さまざまな植物性食品に含まれています。

また、「アントシアニン」というひとつの物質だけが存在するわけではなく、実際にはさまざまな種類のアントシアニン系化合物があります。

植物によって含まれる種類や構成も異なり、ビルベリーでも複数種類のアントシアニンが確認されています。

では、なぜ数あるアントシアニンを含む食品の中でも、ビルベリーはこれほど「目」と一緒に知られるようになったのでしょうか。


なぜビルベリーは「目」と一緒に語られるの?

ビルベリーという名前を聞いて、「目に良い果実」というイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。

ビルベリーと目との関係が広く知られるようになった背景には、古くから伝わる逸話と、その後に行われてきた研究があります。

特によく紹介されるのが、第二次世界大戦中の英国空軍(RAF)にまつわる話です。

「英国空軍のパイロットがビルベリージャムを食べたところ、夜間の視認性が良くなった」という逸話が広まり、ビルベリーと視覚との関係に関心が集まったとされています。

ただし、この話については、ビルベリーによってパイロットの夜間視力が向上したことを裏付ける確かな歴史的・科学的証拠が確認されているわけではありません。

そのため、「ビルベリーを食べれば暗い場所でも見えやすくなる」という根拠として、この逸話を扱うことは適切ではありません。

一方で、ビルベリーに含まれるアントシアニンなどの成分と視覚・眼との関係については、その後さまざまな研究が行われてきました。

ビルベリーと目について研究では何が分かっている?

ビルベリーやビルベリー由来のアントシアニンについては、視覚機能や眼との関係を調べた研究があります。

ただし、研究によって使用されるビルベリー抽出物、アントシアニンの量、対象者、試験期間、評価方法などは異なります。

そのため、研究結果を見る際には、特定の条件で得られた結果と、一般に販売されているビルベリー食品やサプリメントを分けて考える必要があります。

夜間視力について

ビルベリーと夜間視力との関係については、先ほど紹介した英国空軍の逸話などを背景として研究が行われてきました。

しかし、健康な人を対象とした研究をまとめたレビューなどでは、ビルベリーによって夜間視力が改善するという明確な科学的根拠は確認されていません。

したがって、一般的なビルベリー食品やサプリメントを「暗い場所で見えやすくする」「夜間視力を高める」ものとして考えることはできません。

パソコンやスマートフォンを使う人を対象とした研究も

近年では、パソコンなどのデジタル機器を使用する人を対象として、特定のビルベリー由来成分と目の状態との関係を調べた研究もあります。

例えば、VDT(Visual Display Terminal)作業を行う人を対象に、特定のビルベリー抽出物やアントシアニンを用いて評価した研究などです。

ここで注意したいのは、研究に使用された原料や摂取条件と、市販されているすべてのビルベリーサプリメントが同じではないことです。

そのため、特定の研究結果をもとに、「ビルベリーを含むサプリメントなら目の疲れに効果がある」などと一律に考えることはできません。

「研究されている」ことと「その商品に効果がある」ことは別

これは、ビルベリーに限らず健康食品やサプリメントについて調べる際に覚えておきたいポイントです。

ある素材について研究が行われていることは、その素材を理解するための参考情報になります。

一方、研究で使用された原料、成分量、対象者、摂取期間などが異なれば、市販商品について同じ結果が得られるとは限りません。

つまり、ビルベリー由来成分と眼との関係について研究が行われていることと、ビルベリーを配合した特定の商品に疾病の治療や視力改善などの効果があることは別の話として考える必要があります。

ルテインとは?ビルベリーとは異なる成分

目の健康を意識したサプリメントを見ていると、ビルベリーと並んでよく目にするのがルテインです。

ルテインは、植物などに存在するカロテノイドと呼ばれる天然色素の一種です。

ルテインは、ケールやほうれん草などの緑黄色野菜をはじめ、さまざまな食品に含まれています。

ルテインが眼との関係で研究されている理由のひとつは、食事から摂取される成分であると同時に、人の眼の網膜、特に黄斑部にも存在するカロテノイドだからです。

黄斑は網膜の中心付近に位置し、ものを細かく見る際に重要な部分です。

黄斑部には、ルテインとともにゼアキサンチンというカロテノイドも存在しています。

こうした特徴から、ルテインやゼアキサンチンと眼との関係についてさまざまな研究が行われています。

AREDS2で研究されたルテインとゼアキサンチン

ルテインについて調べると、「AREDS2」という名前を目にすることがあります。

AREDS2(Age-Related Eye Disease Study 2)は、米国国立眼研究所(National Eye Institute)が行った大規模な臨床研究です。

この研究では、ルテインやゼアキサンチンなどを含む栄養成分と、加齢黄斑変性(AMD)の進行との関係などが調べられました。

ただし、AREDS2は、健康な人がルテインを摂取することで視力が良くなるか、スマートフォンやパソコンによる目の疲れが改善するかを調べた研究ではありません。

そのため、AREDS2の結果を一般的な視力改善やデジタル機器使用時の目の疲れにそのまま当てはめることはできません。

ルテインやゼアキサンチンが黄斑部に存在する成分であり、眼との関係について研究されてきたという事実と、一般的なサプリメントの効果・効能は分けて理解することが大切です。

アントシアニンとルテインは何が違う?

ここまで登場したアントシアニンとルテインについて、違いを整理してみましょう。

比較 アントシアニン ルテイン
分類 ポリフェノールの一種 カロテノイドの一種
代表的な食品 ビルベリー、ブルーベリー、カシス、ブドウなど ケール、ほうれん草などの緑黄色野菜
色素としての特徴 赤・紫・青系 黄〜橙系
眼との研究 ビルベリー由来成分などについて研究例がある 黄斑部にも存在し、眼との関係について研究されている

このように、アントシアニンとルテインは分類も食品中での存在も異なります。

そのため、目の健康を意識したサプリメントの中には、ビルベリー由来成分とルテインという異なる素材・成分を組み合わせた商品もあります。

配合成分を見る際には、「アイケア成分」というひとつの括りで考えるのではなく、それぞれがどのような成分なのかを理解して比較すると、商品の特徴が分かりやすくなります。


スマホ・パソコン時代に考えたい目の健康

現代では、仕事でもプライベートでも、スマートフォンやパソコンなどの画面を見る時間が長くなっています。

長時間のデジタル機器使用では、近い距離を見続けることや、画面に集中してまばたきの回数が減ることなどによって、目の乾きや疲れを感じることがあります。

こうしたデジタル機器の使用に伴う目の不快感は、「デジタルアイストレイン」などと呼ばれることがあります。

サプリメントや特定の成分だけに注目する前に、まずは毎日の画面との付き合い方を見直してみましょう。

長時間、近くを見続けない

パソコンやスマートフォンを長時間使用していると、近い距離にピントを合わせる状態が続きます。

作業中は、ときどき画面から目を離し、遠くを見る時間をつくることを意識してみましょう。

よく紹介される方法のひとつに、「20-20-20ルール」があります。

これは、20分ごとに約20フィート(約6m)先を20秒ほど見るという考え方です。

必ずこの数字どおりに行わなければならないというものではありませんが、画面を長時間見続けないための分かりやすい目安になります。

まばたきを意識する

画面に集中していると、まばたきが少なくなることがあります。

まばたきには涙を目の表面に広げる役割があるため、パソコンなどを長時間使用するときには、適度に休憩しながらまばたきを意識することも大切です。

画面との距離や位置を見直す

スマートフォンを顔のすぐ近くで見続けたり、パソコン画面が極端に近かったりすると、目への負担を感じることがあります。

画面との距離や高さ、文字の大きさなどを調整し、見づらい状態や無理な姿勢のまま長時間作業しないようにしましょう。

照明や画面の明るさを調整する

周囲が暗いのに画面だけが非常に明るい、あるいは画面が暗すぎて文字が見づらいといった環境では、目が疲れやすいと感じることがあります。

周囲の照明とのバランスも考えながら、自分が無理なく見られる明るさに調整しましょう。


「ブルーライト=目に悪い」と単純に考えない

スマートフォンやパソコンと目について調べると、「ブルーライト」という言葉もよく目にします。

ブルーライトは可視光線の一部で、太陽光にも含まれています。

デジタル機器の画面からもブルーライトは放出されていますが、通常の画面使用によるブルーライトを、目の疲れや眼疾患の原因として単純に結びつけることはできません。

画面を長時間使用したときに感じる不快感には、近い距離を見続けること、まばたきの減少、目の乾燥、画面の見づらさ、作業環境など、複数の要因が関係します。

そのため、デジタル機器を使用するときには、ブルーライトだけを意識するのではなく、休憩、画面との距離、まばたき、作業環境などをまとめて見直すことが大切です。


屋外では紫外線対策も意識しよう

目の健康を考えるうえでは、屋内で使用するデジタル機器だけでなく、屋外で浴びる紫外線についても知っておきたいところです。

紫外線は眼にも届き、長期的な紫外線曝露は眼の健康との関係が知られています。

日差しの強い環境や屋外で長時間過ごす場合には、帽子やUVカット機能のあるサングラスなどを利用する方法があります。

肌の紫外線対策と同じように、目についても日常生活の中で無理なく対策を取り入れるとよいでしょう。


睡眠と休息も忘れずに

スマートフォンを夜遅くまで使う生活が続くと、目を休める時間だけでなく、睡眠時間そのものが短くなることもあります。

睡眠は身体全体の健康を維持するうえで欠かせない生活習慣です。

目のことが気になると特定の栄養素やサプリメントに意識が向きやすくなりますが、十分な休息や睡眠を確保することも毎日の健康管理の基本です。

 

スマートフォンやパソコンを使う現代人の目の健康習慣をイメージした画像

 

アントシアニンやルテインを食事から取り入れるなら?

目の健康を意識した栄養というと、サプリメントを思い浮かべる方も多いかもしれません。

しかし、栄養を考えるうえで基本となるのは毎日の食事です。

ビルベリーそのものは日本では生の果実を日常的に入手しにくいこともありますが、アントシアニンはビルベリー以外のさまざまな植物性食品にも含まれています。

アントシアニンを含む食品

  • ブルーベリー
  • ブラックカラント(カシス)
  • ブドウ
  • ブラックベリー
  • 紫キャベツ
  • 紫いも

このように、赤・紫・青系の色を持つ植物性食品には、アントシアニンを含むものがあります。

ルテインを含む食品

ルテインは、緑黄色野菜をはじめとするさまざまな食品に含まれています。

  • ケール
  • ほうれん草
  • ブロッコリー
  • グリーンピース
  • その他の緑黄色野菜

特定の成分だけを目的にひとつの食品を大量に食べるのではなく、野菜、果物、魚、肉、卵、豆類、穀類など、さまざまな食品を組み合わせた食生活を基本にしましょう。

そのうえで、ビルベリー由来成分やルテインを食生活に取り入れる方法のひとつとして、サプリメントという選択肢があります。


ビルベリーがサプリメント原料として利用される理由

ブルーベリーは日本でも比較的身近な果物ですが、ビルベリーの生果実を日常的に購入して食べる機会は多くありません。

そのため、ビルベリーは果実そのものだけでなく、エキスや粉末などに加工され、健康食品やサプリメントの原料としても利用されています。

サプリメントには、使用されている原料や1日の摂取目安量などを商品表示から確認しながら取り入れられるという特徴があります。

また、ビルベリー由来成分だけを使用した商品だけでなく、ルテインなど別の成分を組み合わせた商品も販売されています。

そこで次に、ビルベリーサプリメントを比較するときに確認しておきたいポイントを見ていきましょう。

ビルベリーサプリメントを選ぶときのポイント

ビルベリーを使用したサプリメントは数多く販売されていますが、商品名に「ビルベリー」と書かれているだけでは、それぞれの違いは分かりません。

商品を比較するときには、パッケージのイメージや「アイケア」といった言葉だけではなく、実際にどのような原料・成分が使用されているのかを確認してみましょう。

1.ビルベリー原料を確認する

まず確認したいのが、どのようなビルベリー原料が使用されているかです。

ビルベリーは学名をVaccinium myrtillusといい、ブルーベリーと同じVaccinium属に分類されます。

一方、「ブルーベリー」という名称は複数の植物に使われるため、ビルベリー由来の原料を選びたい場合には、商品表示や原材料情報を確認すると分かりやすくなります。

2.アントシアニンに関する表示を見る

ビルベリーの特徴として注目されるのがアントシアニンです。

商品によっては、ビルベリーエキスの配合量だけでなく、アントシアニンに関する情報が表示されている場合があります。

ここで注意したいのが、「ビルベリー○○mg」と「アントシアニン○○mg」は同じ意味ではないということです。

ビルベリーエキスは原料そのものの量を示すのに対し、アントシアニンはその原料に含まれる成分のひとつです。

商品を比較するときには、数字の大きさだけを見るのではなく、その数字が何を表しているのかまで確認することが大切です。

3.「生果実換算」「原料換算」などの表示にも注目

サプリメントでは、「ビルベリー○○mg相当」といった表示を見かけることがあります。

この場合、実際にカプセルや錠剤の中へその重量の生果実が入っているとは限りません。

濃縮エキスなどを使用し、原料となった果実の量に換算して表示している商品もあります。

例えば「ビルベリー30,000mg相当」と表示されていても、30,000mgのビルベリー果実そのものが1粒に入っているという意味とは限りません。

含有量を比較する場合には、実際の配合量なのか、原料・生果実などへの換算値なのかを確認しましょう。

4.1粒あたりと1日摂取目安量あたりを区別する

もうひとつ数字を見るときに確認したいのが、表示単位です。

同じ「○○mg」という表示でも、

  • 1粒あたり
  • 1回あたり
  • 1日の摂取目安量あたり

では意味が変わります。

複数の商品を比較するときには、できるだけ同じ基準にそろえて確認すると違いが分かりやすくなります。

5.一緒に配合されている成分を見る

ビルベリーサプリメントには、ビルベリー由来成分だけを使用したものもあれば、複数の素材・成分を組み合わせたものもあります。

その代表的な組み合わせのひとつが、これまで紹介してきたルテインです。

ほかにも商品によって、ゼアキサンチン、ビタミン類、ミネラルなどが組み合わされていることがあります。

成分数が多ければ優れているということではありません。

自分がどのような成分を食生活に取り入れたいのかを考え、配合内容を確認することがポイントです。

6.毎日の生活に取り入れやすいか

サプリメントは、一度に大量に摂取するものではありません。

商品に記載されている摂取目安量を確認し、毎日の生活の中で無理なく取り入れられるかどうかも見ておきましょう。

粒の大きさ、1日に摂取する粒数、内容量、保存方法なども、継続して利用する場合には確認しておきたい情報です。

 

ビルベリーサプリメントの原料や配合成分を確認するイメージ

 

ビルベリー+ルテインという複合タイプをどう考える?

目の健康を意識したサプリメントには、ビルベリー由来成分とルテインをひとつの商品に組み合わせたタイプがあります。

ここまで見てきたように、ビルベリーに含まれるアントシアニンとルテインは同じ成分ではありません。

ビルベリーはアントシアニンを含む果実として知られている一方、ルテインは緑黄色野菜などにも含まれ、人の眼の黄斑部にも存在するカロテノイドです。

そのため、ビルベリーとルテインを組み合わせた商品は、由来や分類の異なる素材・成分をひとつのサプリメントから取り入れられる設計と考えることができます。

普段から緑黄色野菜や色の濃い果物を幅広く食べている方もいれば、毎日の食事内容が一定ではない方もいるでしょう。

食生活を基本としたうえで、ビルベリー由来成分とルテインの両方を取り入れたい場合には、このような複合タイプも選択肢のひとつになります。

ただし、ビルベリーとルテインが一緒に配合されていること自体が、視力改善や眼疾患の予防・治療などを意味するものではありません。

配合されている成分の特徴を理解し、自分が取り入れたい内容と合っているかを確認して選びましょう。

サプリメントを利用するときに確認しておきたいこと

ビルベリーやルテインを含むサプリメントは食品ですが、どのような方でも自由に大量摂取してよいというものではありません。

まずは、商品に記載されている1日の摂取目安量や使用上の注意を確認してください。

また、次のような場合には、必要に応じて医師や薬剤師などの専門家へ相談しましょう。

  • 妊娠中・授乳中の方
  • 治療中の病気がある方
  • 医薬品を継続して服用している方
  • 食物やサプリメントなどでアレルギーを起こしたことがある方

複数のサプリメントを利用している場合には、同じ成分を重複して摂取していないか確認することも大切です。

体質に合わないと感じた場合には、利用を中止し、必要に応じて専門家へ相談してください。

目の変化で医療機関へ相談したい場合

目の疲れや見えにくさを感じたとき、生活習慣を見直したり、食生活を意識したりすることはできます。

一方で、見え方の変化の中には、サプリメントや休息だけで様子を見続けない方がよいものもあります。

例えば、次のような変化がある場合には眼科などの医療機関へ相談してください。

  • 急に視力が低下した
  • 片目だけ急に見えにくくなった
  • 視野の一部が欠けて見える
  • 光が走るように見えることが増えた
  • 飛蚊症が急に増えた
  • 強い目の痛みがある
  • 強い充血や痛みが続いている
  • ものが二重に見える
  • 見え方の変化が長く続いている

特に、急な視力低下や視野の変化、光が走るような見え方、飛蚊症の急な増加などは、早めの受診が必要になる場合があります。

また、「目が疲れているだけ」と思っていても、眼鏡やコンタクトレンズの度数、ドライアイ、その他の眼の状態などが関係していることもあります。

サプリメントは、眼科で行う検査や治療の代わりになるものではありません。

気になる症状が続く場合には、自己判断だけで対処せず、専門家へ相談しましょう。

まとめ|ビルベリーとルテインを知って、毎日の目の健康を考えよう

ビルベリーは、一般的な栽培ブルーベリーと同じVaccinium属に属する近縁の植物で、果肉まで濃い赤紫色をしているのが特徴です。

その色に関係する成分のひとつが、ポリフェノールの一種であるアントシアニンです。

一方、目の健康を意識したサプリメントでビルベリーとともに見かけることの多いルテインは、緑黄色野菜などにも含まれるカロテノイドの一種です。

ビルベリー由来成分やルテインと眼との関係についてはさまざまな研究がありますが、研究結果を一般的なサプリメントの視力改善や眼疾患の治療・予防と結びつけることはできません。

目の健康を考えるときには、サプリメントだけではなく、長時間画面を見続けないこと、適度に休憩すること、まばたきを意識すること、屋外での紫外線対策、睡眠、そして毎日の食事なども大切です。

そのうえでビルベリーサプリメントを取り入れたい場合には、商品名や数字の大きさだけで判断せず、ビルベリー原料、アントシアニンに関する表示、配合量の表示基準、ルテインなど一緒に配合されている成分、1日の摂取目安量を確認してみましょう。

ビルベリーとルテインの両方を取り入れたい方には、それぞれを別々に用意するだけでなく、ひとつのサプリメントに組み合わせた複合タイプという選択肢もあります。

ビルベリーやルテインについて正しく知り、食事や生活習慣とあわせて、自分に取り入れやすい方法を選ぶこと。

それが、毎日の目の健康を考える第一歩です。

※本記事は、ビルベリー、ブルーベリー、アントシアニン、ルテイン、食生活、目の健康などに関する一般的な情報を紹介するものであり、疾病の診断、治療、予防または特定の商品による効果・効能を示すものではありません。急な視力低下や視野の変化、強い痛みなど気になる症状がある場合には、眼科などの医療機関へご相談ください。サプリメントを利用する際は、商品に記載されている摂取目安量や注意事項をご確認ください。

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