松たか子の美容法・健康習慣|スキンケア・ピラティス・食生活・睡眠・お香

松たか子の美容法・健康習慣|スキンケア・ピラティス・食生活・睡眠・お香

OBARASOTARO

凛とした美しさと自然体の笑顔、そして年齢を重ねるほどに深まる表現力。松たか子さんは、俳優・歌手として30年以上にわたり第一線で活躍し、幅広い世代に親しまれてきました。

ドラマ『ロングバケーション』『HERO』『カルテット』『大豆田とわ子と三人の元夫』、映画『告白』『ファーストキス 1ST KISS』などで知られ、ディズニー映画『アナと雪の女王』シリーズでは、エルサの日本語版の声と歌も担当しています。

2026年6月に49歳を迎えた松さん。50代を目前にした今、年齢とともに変わる肌や体の状態に目を向けながら、新しい美容アイテムや運動、趣味を楽しんでいます。

スキンケアではメイク落とし・洗顔・保湿を基本に、撮影現場で教わったコスメを試すことも。体づくりではピラティスや筋トレを続け、学生時代に親しんだテニスにも再挑戦しています。

舞台公演中は睡眠と食事を大切にし、鼻歌を歌いながら走るという独特なウォーミングアップも。食生活では参鶏湯風の鶏スープやせいろ蒸し料理を作り、多いときには週4回も蕎麦を食べるほどの蕎麦好きです。

さらに、白檀やヒノキのお香、朝の拭き掃除、裁縫や刺繍など、暮らしの中に自分らしい楽しみを見つけています。今回は本人インタビューやテレビ・ラジオでの発言をもとに、松たか子さんの美容法、健康習慣、睡眠、食生活、水分補給、家族との暮らし、リフレッシュ方法まで詳しくご紹介します。

1. 松たか子の経歴・結婚・家族と自然体の美容法

歌舞伎一家に生まれ、俳優・歌手として30年以上活躍

松たか子さんは1977年6月10日生まれ、東京都出身。父は歌舞伎俳優の二代目松本白鸚さん、母は藤間紀子さん。姉は俳優の松本紀保さん、兄は十代目松本幸四郎さんという、舞台芸術に深い縁のある家庭で育ちました。

1993年に歌舞伎座『人情噺文七元結』で初舞台を踏み、翌1994年にはNHK大河ドラマ『花の乱』でテレビドラマに初出演。『ロングバケーション』『ラブジェネレーション』『HERO』などの人気ドラマで、多くの視聴者に知られるようになりました。

1997年には「明日、春が来たら」で歌手デビュー。1998年の『四月物語』で映画初主演を務め、映画『ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜』では第33回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞しました。

その後も映画『告白』『小さいおうち』『土を喰らう十二ヵ月』、ドラマ『カルテット』『大豆田とわ子と三人の元夫』など、多彩な作品に出演。シリアスな役柄からユーモラスな人物まで演じ分け、独自の存在感を築いてきました。

『アナと雪の女王』では日本語版エルサの声と劇中歌を担当。2020年には、第92回アカデミー賞授賞式で世界各国のエルサ役とともに歌声を披露したことも話題になりました。

2025年には映画『ファーストキス 1ST KISS』やドラマ『しあわせな結婚』で注目され、2026年には主演映画『ナギダイアリー』で初めてカンヌ国際映画祭に参加しました。

さらに、2026年9月28日に放送が始まったNHK連続テレビ小説『ブラッサム』では、主人公・葉野珠を長年支える秘書の藤川優子役で朝ドラ初出演。12月には坂元裕二さん脚本の舞台『ずらかるやつら』で、永山瑛太さんとダブル主演を務める予定です。

私生活では2007年12月、ギタリスト・音楽プロデューサーの佐橋佳幸さんと結婚。2015年3月には長女が誕生しました。

俳優、歌手、妻、母親というさまざまな顔を持ちながら、家庭では料理や掃除、娘さんとの時間を楽しむ松さん。華やかな仕事の合間にある、ごく身近な暮らしのエピソードにも親しみやすさが感じられます。

メイク落とし・洗顔・保湿を大切にするスキンケア

長年、映画やドラマ、舞台でさまざまなメイクを経験してきた松さん。日頃のスキンケアでは、メイクをきちんと落とし、洗顔と保湿を行うことを基本にしています。

2025年8月の本人インタビューでも、肌を洗うことと保湿することを大切にしていると語りました。

撮影現場ではメイクアップアーティストから美容情報を教えてもらう機会も多く、気になるコスメを見つけると、どんなアイテムなのか尋ねて、自分でも購入して試すことがあるそうです。

共演者やメイク担当者のおすすめを聞き、新しい化粧品に出会うのも楽しみのひとつ。松さんは、自分が知らなかった美容アイテムや流行を知ることにも好奇心を持っています。

化粧品との付き合い方には、年齢による変化もありました。

若い頃はお気に入りのクリームを欠かさないよう、ストックを用意していた時期もあったそうです。今は使っているものがなくなったら別のアイテムを試したり、そのとき気になった商品を選んだりすることにも楽しさを感じています。

2026年のインタビューでは、50歳を目前にして肌の変化を感じながら、新しいものに気軽に挑戦できるようになったと話しています。

美容ブランドとの仕事上の関わりもあり、2013年には富士フイルム「アスタリフト ホワイト」の広告に出演しました。長年、美容に関する撮影やメイクを経験してきた松さんですが、広告出演と日常の愛用品はそれぞれ別の情報です。

家庭では、娘さんもスキンケアや日焼け止めに興味を持ち始めました。

2025年当時10歳だった娘さんが日焼け止めを塗る様子を見ていると、同じ場所に何度も塗り続けていることがあるのだとか。松さんはその姿を微笑ましく見守りながら、娘さんが少しずつ使い方を覚えていく様子を楽しんでいるそうです。

将来は親子でメイクを楽しむ機会もあるかもしれない。そんな未来を想像する姿からは、母親としての温かなまなざしが伝わってきます。

日々の洗顔と保湿を大切にしながら、新しいアイテムとの出会いも楽しむ。松さんの美容観には、年齢を重ねた今だからこその柔軟さが表れています。

2. 松たか子の健康習慣|ピラティス・筋トレ・睡眠と身体表現

舞台で感じた体の変化とピラティス・筋トレ

松さんは舞台出演の経験が豊富で、長時間にわたり演じ、歌い、体を動かす仕事を続けてきました。

2019年に初演された舞台『Q:A Night At The Kabuki』は、野田秀樹さんが演出を手がけた作品。2022年の再演を前に、松さんは3年間で変化した自分の体について語っています。

同じ作品に出演しても、以前と今とでは体の状態も経験も異なります。松さんは、今の自分の体でどう動き、どう演じるかを考えることが、年々面白くなってきたと感じていました。

当時からピラティスに取り組み、車での移動が多い生活の中で、なるべく歩くことも意識していたそうです。

舞台公演中は劇場へ入る時間や準備運動が決まっているため、生活のリズムが整いやすいといいます。その一方で、舞台で体力を使うことと、自分自身のために体を動かすことには違いがあると感じるようになりました。

そこで、運動する予定をあらかじめ入れ、日常生活の中に体を動かす時間を確保するようになったそうです。

2025年のインタビューでは、ピラティスに加えて筋力トレーニングも行っていると紹介。運動中は人には見せられないような表情になるとユーモラスに語り、真剣に取り組む様子を明かしています。

2026年9月にもピラティスを続けていることを話し、まだまだ学ぶことが多いと感じているそうです。

同年10月のJ-WAVEでのインタビューでは、年末の舞台や2027年の仕事を見据え、2026年は意識的に体力づくりに取り組んできたと振り返っています。

近年は仕事が忙しく続いていましたが、2026年は運動や家事など、日々の生活に時間を使う意識を持てたそうです。

新しい作品に挑戦し、舞台に立ち続けるために、自分の体を大切にする。松さんの運動習慣には、長年の舞台経験とこれからの仕事への思いが重なっています。

舞台公演中は睡眠と食事を大切に、鼻歌でウォーミングアップ

松さんの健康習慣で、もうひとつ注目したいのが舞台公演中の過ごし方です。

2021年10月の本人インタビューでは、公演中はできるだけ普段と違うことを増やさず、睡眠と食事を大切にしていると語っています。

公演が続く期間は、寝て、食べて、舞台に立ち、帰宅するというシンプルな生活が基本。日々の決まった流れを守り、自分が気持ちよく過ごせる状態を大切にしているそうです。

いつもと違う出来事が増えると、その状況に対応するためにも体力を使います。松さんは公演中、毎日の生活を穏やかに保ち、目の前の舞台へ集中できるようにしていると話していました。

劇場や楽屋は松さんにとって落ち着ける場所でもあり、早めに現場へ入ることもあります。

自宅で余った布を使って小物を作り、楽屋に置くこともあるそうです。自分の好きな手仕事を、仕事場での過ごし方にも取り入れています。

そして、松さんならではの意外な習慣が、舞台のウォーミングアップです。

準備運動をするときには、鼻歌を歌いながら走ることがあるそうです。

特に好んでいるのが、地声と裏声の両方を使える曲。本人が例に挙げたのは、秦基博さんの「鱗」です。

声が高い音へ移る部分もあり、ウォーミングアップのときに歌いやすいと感じているのだとか。

一方、『アナと雪の女王』で歌った楽曲は、全力で歌うと大きなエネルギーを使うため、準備運動の曲としては選ばないと笑いながら語っています。

テレビで見る落ち着いた姿とは少し違い、舞台の裏側では鼻歌を歌いながら走っている。俳優であり歌手でもある松さんらしいエピソードです。

舞台『Q:A Night At The Kabuki』の稽古では、セリフをひたすら早口で言う「イタリアン」と呼ばれる独特な練習方法も経験しました。

松さんは、本番前にその稽古をすると疲れてしまうのではないかと心配したそうですが、実際にはセリフのテンポが良くなると感じたといいます。

また、同作で共演した広瀬すずさんとは、同じ登場人物の異なる年代を演じました。稽古場で隣の席に座り、互いの演技を見ながら過ごす中で、自然と共通する表現が生まれることを期待していたそうです。

松さんには日本舞踊の経験もあり、2026年にはバレエ経験を持つ石橋静河さんと、体の重心や力の入れ方について語り合っています。

同じように立っていても、重心や力の抜き方によって見え方が変わる。日本舞踊、舞台での発声、ピラティスなどを通して、松さんはさまざまな身体表現に向き合ってきました。

中学時代のテニスへの再挑戦と彫刻家役の力仕事

松さんは中学時代に軟式テニス部に所属しており、大人になってからもテニスの試合中継を見ることが好きだったそうです。

2025年には友人と一緒に硬式テニスのレッスンへ参加しました。

久しぶりにラケットを握ってみると、思っていた以上に足が動かず驚いたといいます。それでも、コーチから教わりながら夢中で体を動かす時間は新鮮で、誰かに教わる楽しさも感じられたそうです。

その後は仕事などでレッスンへ行けない時期もありましたが、時間を見つけてまた取り組みたいという気持ちを持っていました。

一方、2026年の映画『ナギダイアリー』では、彫刻家という役柄のために、チェーンソーやノミを使う作業にも挑戦しました。

大きな木材を扱う作業は想像以上に力仕事で、地元の専門家から指導を受けながら、彫刻家としての動きを学んだそうです。

日常の運動に加え、作品ごとに新しい動作や技術を習得する。松さんの体への関心は、役作りの中にも生かされています。

3. 松たか子の食生活|蕎麦・鶏スープ・せいろ蒸し・お弁当

手作り鶏スープと地元食材、週4回の蕎麦

松さんの食生活には、年齢とともに変わってきた食べ物の好みが表れています。

20代の頃は、疲れたときに焼き肉を食べることが楽しみだったそう。その後は鰻や馬肉などを選ぶ時期もあり、近年は参鶏湯風の鶏スープを自宅で作るようになったと語っています。

参鶏湯は鶏肉などをじっくり煮込む韓国料理。松さんの詳しいレシピは紹介されていませんが、自宅で温かいスープを作ることも、現在の食生活のひとつになっています。

映画の撮影先で出会った食材を料理することも、松さんの楽しみです。

2022年の映画『土を喰らう十二ヵ月』では、料理研究家の土井善晴さんが監修した料理を味わう機会がありました。特に印象に残ったのは、すり鉢を使って丁寧に作られたごま豆腐。時間と手間をかけた料理の味わいが、撮影の思い出になっています。

長野県白馬でのロケでは、地元の方から朝採りの野菜やきのこをもらい、自宅で素揚げにして食べたこともあるそうです。

2026年の主演映画『ナギダイアリー』でも、岡山県奈義町のコテージに滞在し、地元の直売所で購入した野菜や精肉店の肉などを使って料理していました。

共演した石橋静河さんと、手作りの料理やスープを分け合うこともあったそうです。普段は家族のために食事を考えることが多い松さんにとって、撮影中に自分の食べたいものを自分で作る時間は新鮮だったといいます。

そして、松さんの食生活を語るうえで欠かせないのが、大好きな蕎麦です。

2025年8月のラジオ出演では、多いときには週4回ほど蕎麦を食べ、毎日でも食べたいほど好きだと明かしました。

格式のある蕎麦店だけでなく、チェーン店や立ち食い蕎麦店にも気軽に立ち寄るそう。街を歩いていて蕎麦店を見つけると、ふらりと入ることもあるといいます。

冷たい蕎麦を選ぶことが多く、かき揚げを添えることもあるのだとか。もり蕎麦を大盛りにするかどうか迷うこともあるなど、蕎麦への愛着が伝わってきます。

さらに面白いのが、その食べる早さです。

サンドウィッチマンの伊達みきおさんは、ロケで一緒に蕎麦を食べた際、気づいたら松さんだけ食べ終わっていたと驚いていました。

松さん自身も食べるのが早いことを自覚しており、蕎麦は伸びてしまうため、目の前の一杯に集中して食べたくなるそうです。

落ち着いた印象とは少し違う、立ち食い蕎麦を気軽に楽しむ姿。好きなものを飾らず味わうところにも、松さんの親しみやすさが感じられます。

夏のせいろ蒸し・水分補給と娘のお弁当作り

暑い季節の食生活でも、松さんは身近な食材を使った工夫を楽しんでいます。

2025年8月には、夏の過ごし方として水分補給を意識していると紹介。冷たい飲み物が好きで、暑い日には冷たいものを選びたくなるそうです。

一方、お弁当や冷たい飲み物が続き、温かい料理を食べたいときには、せいろ蒸しを取り入れています。

冷蔵庫に残っている野菜などをせいろに入れて蒸し、少量の塩を添えて食べるというシンプルな方法です。食材を無理なく使い切れることも、家庭料理として気に入っているようです。

松さんは、この料理について、食事を軽めに済ませたいときにも取り入れやすいと話しています。季節やその日の気分に合わせ、温かい料理を楽しんでいます。

また、2025年8月にはテレビ朝日『家事ヤロウ!!!』に出演し、料理研究家の土井善晴さんに家庭料理について相談しました。

松さんが気にしていたのは、娘さんが中学校に進学してから始まるお弁当作りです。

時間がたってもおいしく食べられるお弁当にするには、どのように詰めればよいのか。母親としての身近な疑問を土井さんに尋ねました。

番組では、ご飯の扱い方やお弁当作りの工夫など、家庭料理に役立つ知恵が紹介され、松さんも興味深く耳を傾けていました。

松さん自身も学生時代はお弁当を持参し、友人たちと机を寄せて昼食を楽しんでいたそうです。かつてお弁当を食べる側だった松さんが、今度は娘さんのためにお弁当を考える立場になりました。

同番組では、土井さんと一緒に昔ながらのオムライス作りにも挑戦。調理の手順を学びながら、料理を楽しむ姿が紹介されました。

映画『土を喰らう十二ヵ月』で土井さんの料理に触れ、数年後には家庭のお弁当について相談する。俳優としての経験と母親としての日常が、食を通じてつながった印象的なエピソードです。

4. 松たか子のリフレッシュ方法|お香・朝の拭く活・散歩

白檀・ヒノキのお香と朝の「拭く活」

松さんのリフレッシュ方法の中でも、特に印象的なのがお香です。

2025年の本人インタビューでは、家族が寝静まった夜や、朝まだ誰も起きていない時間にお香を焚き、静かに過ごすことが好きだと語っています。

香りの好みにも変化があり、以前は洋風の香りを好んでいましたが、近年は白檀、ヒノキ、クスノキなど、昔ながらのシンプルな和の香りを選ぶことが多いそうです。

白檀は落ち着いた木の香り、ヒノキやクスノキは森林を思わせる香りとして親しまれています。松さんは、こうした木の香りを暮らしの中で楽しんでいます。

2026年のインタビューでも、お香はつい集めてしまうもののひとつと紹介。一度整理したつもりでも、気に入ったものを見つけると、また少しずつ増えてしまうそうです。

このお香の習慣は、松さんが楽しんでいる朝の掃除ともつながっています。

2025年の『オレンジページ』では、家族が起きてくる前に窓を開け、お香を焚きながら家の中を拭き掃除する時間が好きだと明かしました。

きっかけのひとつは、SNSで「拭く活」を楽しんでいる人を見かけたことでした。

毎日少しずつ拭き掃除を続け、いつも気持ちよく過ごせる家に近づける。そんな考え方に魅力を感じたそうです。

本人は、掃除が好きというより、きれいになった部屋で過ごすことに憧れているとユーモラスに説明。2025年の時点で、そうした暮らしを目指して4〜5年ほどがたっていたといいます。

整理整頓に夢中になるあまり、家の中で物をあちらこちらへ移動させ、何度も置き場所を考え直すこともあるそうです。

キッチンでは食洗機も活用し、できるだけその日のうちに片付けを終えるよう工夫しています。翌朝、すっきりしたキッチンから一日を始められることも、日々の喜びになっているようです。

窓を開けて朝の空気を入れ、お香の香りを楽しみながら家を拭く。松さんにとって家事は、家族のためだけでなく、自分が心地よく過ごすための時間にもなっています。

娘との深大寺散策と一人で過ごす休日

松さんは、一人で街をぶらぶら歩いたり、友人と何気ない会話を楽しんだりする時間も大切にしています。

2022年には、娘さんと一緒に東京都調布市の深大寺を訪れたことを紹介しました。

近くを通りかかったことをきっかけにお参りし、周辺の鬼太郎茶屋にも立ち寄ったそうです。

木陰のある境内や気持ちのよい風に触れ、身近な場所でも自然を楽しめることを改めて感じたといいます。

都会で暮らしていても、少し足を延ばせば緑のある場所で過ごすことができる。娘さんとの何気ないお出かけが、心に残る時間になったようです。

2026年9月の『VOGUE JAPAN』では、理想的な休日について、気ままに散歩をして、買い物をして、家をきれいにし、静かに過ごすという生活を挙げています。

家を選ぶ際にも、空気が通ることを大切にしたいと考えているそうです。

好きなものを眺めたり、家の中を整えたりする。松さんにとって、一人で過ごす時間も日常の大切な楽しみのひとつです。

また、舞台への移動時間には声を出して準備をしたり、帰り道には役柄から普段の自分へ気持ちを切り替えたりすることもあります。

散歩、自然の中での時間、静かな自宅で過ごす休日。松さんは日常のさまざまな場面に、自分の気持ちを整えるきっかけを見つけています。

5. 松たか子の趣味と家族|裁縫・刺繍・子育て・祖父母との交流

娘の幼稚園グッズから広がった裁縫とスモッキング刺繍

松さんが熱中している趣味のひとつが、裁縫と刺繍です。

本格的に始めるきっかけは、娘さんが幼稚園で使う袋やランチョンマットなどを作る必要があったことでした。

もともと布や生地を見ることが好きだった松さんは、せっかくの機会だからと挑戦してみたところ、想像以上に楽しくなり、夢中になったそうです。

やがて子ども服まで作るようになり、娘さんのためにワンピースやブラウスを制作。読書好きの娘さんには、端切れに刺繍を施したしおりを作ったこともあります。

娘さんの成長によって洋服の好みも変わり、以前よりパンツスタイルを選ぶようになったと紹介したことも。それでも、松さんが作ったセーラーカラーのブラウスは気に入ってくれているそうです。

裁縫の楽しみは、娘さんのためのものづくりだけにとどまりません。

2022年には、自分のための時間として裁縫を挙げ、スモッキング刺繍のキットを用意していると語っていました。

スモッキング刺繍は、布に細かいひだを寄せながら模様を作る手仕事。忙しい毎日の中でも、夜に針を持ち、目の前の作業に集中する時間を楽しんでいるそうです。

仕事の現場に裁縫道具を持参し、空き時間に少しずつ進めることもあります。

2026年9月の映画『ナギダイアリー』の舞台挨拶でも、洋服や暮らしの中で必要なものをミシンで作るのが好きだと語っています。

布地や端切れを眺めている時間が幸せで、そのひとときは一人でじっくり楽しみたいと、冗談交じりに話していました。

2018年のテレビ出演では、スチームアイロンに夢中になる一面も披露。手を動かしていると、目の前の作業につい集中してしまう様子も紹介されました。

家族のために始めたものづくりが、長く続く自分自身の趣味へと広がっていった。松さんの裁縫には、そんな温かな背景があります。

父・松本白鸚の祖父としての姿と、娘の成長を見守る家族

松さんは、母親としての自分のあり方についても率直に語っています。

2025年7月の『徹子の部屋』では、娘さんが生まれてから、自分自身が元気で穏やかに過ごすことの大切さを改めて感じるようになったと話しました。

幼い頃の松さんにとって、母・藤間紀子さんは落ち着いて笑顔でいる存在だったそうです。一方、父・松本白鸚さんは仕事の緊張感を家庭に持ち込むこともあり、家の中がピリピリする日もあったといいます。

ところが松さんに娘さんが生まれると、父親の姿は大きく変わりました。

実家を訪れると、白鸚さんはまず孫の手足を触り、冷えていないかを気にかけるそうです。帰るときにも、もう一度手足に触れて様子を確かめるという話を明かしています。

幼い頃に見ていた仕事熱心で厳しい父親とは異なる、穏やかで優しい祖父としての姿に、松さんも驚いていました。

さらに、娘さんの成長とともに、祖父母との関係にも変化が生まれています。

幼い頃は祖父母に寝かしつけてもらったり、世話をしてもらったりしていた娘さんが、近年は逆に祖父母の様子を気遣うようになったそうです。

実家から戻ると、祖父がテレビを見ながら笑っていたことや、元気に過ごしていたことを松さんに報告することもあるのだとか。

世話をしてもらっていた小さな子どもが、いつの間にか祖父母を気遣う存在になる。そんな親子三世代の変化を、松さんは温かく見守っています。

また、娘さんが成長するにつれて、以前のように自然に手をつないでくれる機会も減り、今では松さんのほうから手を差し出すこともあるそうです。

娘さんの成長を嬉しく感じながら、自分のほうが子離れできていないのかもしれないと笑う姿にも、母親としての素顔が伝わってきます。

家族のために時間を使う喜びと、自分自身のための時間を楽しむこと。松さんは暮らしの変化に合わせながら、その両方を大切にしています。

6. 松たか子の仕事観と50代への思い|新しい挑戦を楽しむ生き方

『ナギダイアリー』で経験した厳寒の暮らしと満天の星

2026年公開の映画『ナギダイアリー』は、松さんにとって印象深い作品になりました。

舞台は岡山県奈義町をモデルにした架空の町「ナギ」。松さんは、木を使って彫刻を制作しながら暮らす女性・寄子を演じています。

撮影では約1か月間、自然豊かな奈義町に滞在しました。東京で生まれ育った松さんにとって、町の穏やかな時間の流れや自然に囲まれた暮らしは新鮮だったそうです。

撮影は寒さの厳しい時期。比較的寒さには強いと思っていた松さんも、現地では暖房を高めに設定し、布団で全身を覆うようにして眠っていたといいます。

寒さに備えて隣町まで布団を買いに行ったこともありました。

共演した石橋静河さんとは隣り合ったコテージに滞在。その場所は地元の人からも、町のほかの地域とは気温や天気が違うと言われるほど寒かったそうです。

そんな環境の中で、二人は助け合いながら撮影生活を送っていました。

一方、夜には非常に美しい星空が広がっていたといいます。

暖房や布団を工夫しながら過ごしたコテージの外には、都会ではなかなか見られない満天の星。寒さと自然の美しさ、その両方が松さんの心に残りました。

地元の方々との交流や食事の思い出も豊富です。撮影現場では弁当やケータリングが用意され、終盤にはいちご大福の差し入れがあったことも。共演者が手作りのケーキを振る舞ったというエピソードもあります。

寒い季節から少しずつ春へ移り変わる中で、自然や食材、人との交流を楽しんだ約1か月。松さんにとって、東京での生活とは異なる貴重な経験になりました。

この作品は第79回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出され、松さんは初めてカンヌの舞台を経験しています。

坂元裕二との長い縁、紅茶CM、そして「優しい強さ」

松さんは俳優として長年活動する中で、脚本家・坂元裕二さんとの関係を重ねてきました。

二人が初めて出会ったのは、松さんが10代の頃。1997年の歌手デビュー曲「明日、春が来たら」の作詞を手がけたのが坂元さんでした。

2026年のラジオ出演では、6月生まれの自分に春のイメージをつけたのは坂元さんかもしれないと、冗談を交えて振り返っています。

その後、ドラマ『カルテット』『大豆田とわ子と三人の元夫』、映画『ファーストキス 1ST KISS』などで再びタッグを組みました。

映画『ファーストキス 1ST KISS』の撮影最終日には、坂元さんから仕事が簡単だったかのように声をかけられ、松さんは思わず反発したくなったそうです。

劇中には走り回る場面なども多く、松さんは一つひとつのシーンに全力で向き合っていました。時間がたってからその言葉を振り返り、年齢や経験を重ねるうちに物事を自分で複雑に考えすぎていたのかもしれないと感じたといいます。

まず目の前のことに向き合ってみる。坂元さんの言葉は、松さんに新しい視点を与えるきっかけになりました。

2026年12月からの舞台『ずらかるやつら』では、坂元さんの書き下ろし脚本に挑戦。演出は岩松了さんが担当し、永山瑛太さんとともに主演を務める予定です。

松さんは、新しい舞台を面白いものにしたいという気持ちと同時に、多くのセリフを毎公演話すことの難しさも感じているそうです。

セリフを覚えるときには、朝・昼・夜の短い空き時間に台本を繰り返し読み、文章の意味だけでなく、文字の並びやページの配置も手がかりにしています。

紙の台本をめくった感覚や、文字がページのどこにあったかという記憶も大切にしているそうです。長い俳優生活の中で培われた、松さん独自の覚え方です。

また、2025年にはサントリー「クラフトボス 世界のTEA」のCMにも出演しました。

伊藤沙莉さん、杉咲花さん、河合優実さんとともに「宇宙人四姉妹」を演じ、松さんは長女役を担当。紅茶にさまざまな素材を組み合わせたアレンジティーの世界観を、ユーモラスな家族の物語として表現しています。

さらに2026年9月の『VOGUE JAPAN』では、人生で大切にしている価値観として「優しい強さ」を挙げました。

松さんは、優しさそのものが強さにつながると考えているそうです。

人との会話では、相手の話を面白がって聞くことも大切にしていると語っています。さまざまな共演者やスタッフと作品を作る中で、相手の考えに耳を傾け、新しい発見を楽しんできた姿勢がうかがえます。

本人は、何歳までに何を達成するという計画を細かく立ててきたわけではなく、巡ってきた機会を楽しめる自分でいたいと考えているそうです。

だからこそ、その機会が訪れたときに元気に挑戦できるよう、日頃から運動し、暮らしを整えているのでしょう。

松たか子の意外な豆知識8選

落ち着いた雰囲気の松さんですが、本人や家族、共演者が語るエピソードには、思わず笑ってしまう話もたくさんあります。ここでは本編とは違った、意外な素顔をご紹介します。

  1. 撮影後の帰り支度が驚くほど早い
    2018年の『あさイチ』では、マネージャーから松さんのせっかちな一面が紹介されました。撮影が終わると、衣装を脱いだりメイクを落としたりしながら楽屋へ戻り、あっという間に帰り支度を済ませることがあるそうです。
  2. サンタクロースにはコーヒーを用意
    子どもの頃、兄や姉と相談し、クリスマスイブにサンタクロースのためのコーヒーを用意した思い出があります。外国から来るサンタクロースならコーヒーを飲むだろうと考えたという、かわいらしい発想でした。
  3. 甥の市川染五郎に教えた「飴の秘密」
    歌舞伎俳優の市川染五郎さんは、幼い頃に『徹子の部屋』へ出演する前、伯母の松さんから黒柳徹子さんに飴をお願いしてみるとよいと教わったそうです。実際にもらえた飴を、しばらく大切にしていたと振り返っています。
  4. 映画『告白』の撮影中に思わぬハプニング
    2010年の映画『告白』では、大勢の生徒を前にした教室のシーンなど、緊張感のある撮影が続きました。本人は当時のインタビューで、撮影中にひそかに鼻血が出たことがあったと明かしています。
  5. 唐揚げはカリカリした食感が好き
    ドラマ『カルテット』で話題になった唐揚げとレモンの話。松さん自身は、レモンの有無以上に唐揚げのカリカリした食感が好きだと話しています。レモンが添えられていればありがたくかける、という気さくな答えも印象的です。
  6. 男子バレーボール日本代表を長年応援
    2026年9月の『VOGUE JAPAN』では、男子バレーボールを長年応援していることを明かしました。カナダ戦で追い込まれた状況から逆転した試合にも感動し、チームが同じ方向を向いて戦う姿に心を動かされたそうです。
  7. 長野の宿で山下達郎の音楽談義
    2011年の映画『大鹿村騒動記』の撮影では、長野県の山間部に滞在。宿の主人と山下達郎さんの音楽について話が盛り上がったこともあり、撮影先での交流を楽しんでいました。
  8. アカデミー賞の大舞台でも自分らしい
    2020年のアカデミー賞授賞式で、各国のエルサ役と歌唱した松さん。出演後は満足感から早めに帰ったというエピソードを、後年のテレビ番組で明かしています。華やかな舞台でも気負わず過ごす、松さんらしい素顔が感じられます。

まとめ|松たか子の美容法・健康習慣に見る自然体の魅力

松たか子さんの美容法・健康習慣を詳しく調べてみると、年齢による変化を前向きに受け止めながら、毎日の暮らしを楽しんでいる姿が浮かび上がってきました。

スキンケアではメイク落とし・洗顔・保湿を基本にしながら、新しいコスメにも興味を持つ。体づくりではピラティスや筋トレを続け、学生時代に親しんだテニスにも再び挑戦しています。

舞台公演中は睡眠と食事を大切にし、鼻歌を歌いながら走ってウォーミングアップ。2026年には、これからの舞台や2027年の仕事を見据えた体力づくりにも取り組んできました。

食生活では鶏スープやせいろ蒸し料理を自分で作り、大好きな蕎麦を楽しむ。娘さんのお弁当作りについて料理の専門家に相談するなど、母親としての暮らしにも新しい発見があります。

また、白檀やヒノキのお香を楽しむ静かな時間、朝の拭き掃除、娘さんのために始めた裁縫や刺繍など、身近な暮らしの中にも自分らしい楽しみを見つけています。

家族との時間を大切にしながら、自分自身の趣味や新しい挑戦にも目を向ける。そして、人生で大切にしている「優しい強さ」という価値観を胸に、人との出会いや新しい経験を楽しんでいます。

50代を目前にして、初めての経験をさらに重ねている松たか子さん。長年の経験を大切にしながら、毎日の暮らしに小さな楽しみを見つけ、これからの仕事にも好奇心を持って向き合う。その姿は、年齢を重ねることの豊かさを感じさせてくれます。

参考情報

※本記事は公開情報や本人インタビューをもとに構成しています。紹介する習慣は取材当時の内容を含みます。

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