柔らかな笑顔、澄んだ歌声、そして登場人物の心まで伝わってくる自然な演技。俳優・歌手として活躍する上白石萌音(かみしらいし もね)さんは、映画、ドラマ、ミュージカル、音楽など幅広い分野で親しまれています。
『君の名は。』『恋はつづくよどこまでも』『カムカムエヴリバディ』『千と千尋の神隠し』などの代表作で知られる上白石さん。2026年には28歳となり、歌手デビュー10周年という節目も迎えました。
穏やかな雰囲気が印象的ですが、素顔は好奇心旺盛で、食べることが大好き。世界各国の料理を楽しみ、気になる本を読み、仕事を頑張った日には大好きなポテトチップスをご褒美にするという、親しみやすい一面も持っています。
そんな上白石さんの美容法を調べると、敏感な肌に合わせた保湿、朝晩のシートマスク、妹と共有していたヘアオイル、ナチュラルメイク、就寝前の香水など、本人ならではの具体的なエピソードが見つかります。
健康面では、朝食や自炊、自宅でのエクササイズ、散歩、歌手としての喉のケア、睡眠、入浴、読書、3年日記など、日々の暮らしに合わせた習慣を大切にしてきました。
さらに、ロンドン公演をきっかけに仕事と休息への考え方が変わり、以前よりも自宅での時間を楽しむようになったという話もあります。美容や健康に関する習慣を知ることで、上白石さんの暮らしや人柄まで見えてきます。
今回は本人インタビューや公式資料をもとに、上白石萌音さんの美容法・スキンケア・愛用コスメ・ヘアケア・食生活・筋トレ・ウォーキング・睡眠・入浴・リラックス習慣を詳しくご紹介します。家族との思い出や海外での生活、仕事の裏側にある面白いエピソードも交えながら、その自然体の魅力に迫ります。
1. 上白石萌音のプロフィール・代表作・家族|メキシコで育まれた豊かな感性
『君の名は。』『恋つづ』『カムカム』から世界の舞台へ
上白石萌音さんは1998年1月27日生まれ、鹿児島県出身。2011年、第7回「東宝シンデレラ」オーディションで審査員特別賞を受賞し、芸能界入りしました。
2014年には周防正行監督の映画『舞妓はレディ』で主演を務め、日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞。2016年には新海誠監督のアニメーション映画『君の名は。』でヒロイン・宮水三葉の声を担当し、声優としても大きな注目を集めました。
ドラマでは佐藤健さんと共演した『恋はつづくよどこまでも』、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』などが代表作。『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』『法廷のドラゴン』などでも、個性豊かな役柄を演じています。
映画『夜明けのすべて』では、月経前症候群(PMS)と向き合いながら働く女性を繊細に演じ、2025年には日本アカデミー賞優秀主演女優賞に選ばれました。さまざまな事情を抱える人々が、日常の中で支え合う姿を丁寧に描いた作品です。
舞台でも『千と千尋の神隠し』『ジェーン・エア』『ダディ・ロング・レッグズ』などに出演。『千と千尋の神隠し』ではロンドン公演も経験し、2026年には菊田一夫演劇賞の演劇賞を受賞しました。
歌手としては2016年にデビューし、2026年には10周年を迎えました。同年にはアルバム『texte』『bouquet』を発表。ライブ活動や楽曲制作も大切に続けています。
2026年には新たな映像作品への出演に加え、舞台『千と千尋の神隠し』の海外公演への参加も発表されました。俳優、声優、歌手、ナレーター、エッセイストとして、活動の幅を広げています。
両親・妹との関係と、メキシコで過ごした幼少期
上白石さんは父、母、妹の4人家族で育ちました。父親は教師、母親は音楽教育に携わってきた方で、幼い頃から音楽が身近にある家庭だったそうです。
妹は俳優・歌手の上白石萌歌さん。2011年のオーディションでは萌歌さんがグランプリ、萌音さんが審査員特別賞を受賞し、姉妹そろって芸能界で活動することになりました。
小学3年生から5年生にかけては、父親の仕事の関係で家族とともにメキシコに約3年間滞在。現地の学校で学び、スペイン語や日本とは異なる文化に触れました。
上白石さんにとってメキシコは、現在も第二の故郷と呼ぶほど大切な場所です。幼少期にさまざまな文化や価値観に触れた経験は、その後の語学への関心や海外での活動にもつながっています。
公式プロフィールには、英語検定2級とスペイン語検定6級の資格も記載されています。言葉を学ぶことへの興味は、俳優として台本を読み込み、歌手として歌詞を届ける活動にも通じる魅力のひとつです。
2026年には新しいエッセイ集の制作に合わせ、幼少期を過ごしたメキシコを再訪しました。懐かしい街や風景に触れながら感じたことを、自身の文章や写真に残しています。
家族との思い出には食べ物もたびたび登場します。鹿児島らしい甘めのすき焼きや、メキシコで親しんだタコスなど、食卓にも家族の歴史が息づいています。
結婚については、2026年10月15日時点で本人や所属事務所からの公式発表は確認されていません。現在は俳優、歌手、執筆など、幅広い分野で活動を続けています。
豆知識①|幼い頃から歌うことが生活の一部
上白石さんは2〜3歳頃から歌うことが大好きだったそう。2016年の音楽インタビューでは、あまり歌っていないと周囲から心配されるほど、日常的に歌っていると語っていました。幼い頃から好きだったことが、現在の歌手活動にもつながっています。
豆知識②|1歳の頃に妹の誕生を予感した不思議な話
上白石さんが1歳の頃、母親のお腹を指さして、中に女の子がいると話したことがあったそう。その後、母親の妊娠が分かったという不思議な家族のエピソードです。本人には当時の記憶がなく、幼い頃に不思議な力を使い切ったのかもしれないと笑っていました。
2. 上白石萌音のスキンケア・愛用コスメ|敏感肌と保湿へのこだわり
朝晩のシートマスクと、入浴後すぐの保湿習慣
上白石さんが長年大切にしてきた美容習慣のひとつが保湿です。
本人は自身の肌について、敏感で荒れやすいタイプだと語っています。肌の状態に合わせたお手入れは、日常の大切な習慣になっているようです。
2019年のインタビューでは、入浴後すぐにシートマスクを使うことに夢中になっていると紹介しました。
特徴的なのは、お風呂から出たらすぐに使えるよう、脱衣所にシートマスクをあらかじめ用意していたこと。毎日の生活の流れにスキンケアを組み込むという、実用的な工夫です。
当時はシートマスクを箱買いし、朝と夜の1日2回使用。高価なものを特別な日に使うより、毎日の生活で取り入れやすいものを選ぶという考え方でした。
2022年にも、仕事後の保湿やメイク前のスキンケアを大切にしていると話しています。メイクをする機会が多いからこそ、その日の肌の様子を見ながらお手入れすることを意識していたようです。
2026年には、周囲の人と美容情報を交換したり、SNSを見たりしながら、今の自分に合うお手入れを探していると説明しました。
朝晩のシートマスクは2019年当時の習慣ですが、年齢や仕事の経験を重ねる中でも、保湿や肌の状態への関心を持ち続けていることがうかがえます。
「ミノン アミノモイスト」の乳液と保湿クリーム
上白石さんが使用について語ってきたスキンケアブランドのひとつが、敏感肌向けシリーズ「ミノン アミノモイスト」です。
2021年のメーカー公式資料では、上白石さん自身も敏感肌で、以前から同シリーズを使用してきたことが紹介されています。
関連インタビューでは、乳液の肌なじみやメイク前の使い心地についても言及しました。
さらに2023年には、新製品「ミノン アミノモイスト モイストチャージ クリーム」のCMに出演。自身の名前と重ねた「朝もね、夜もね。」というコピーが話題になりました。
撮影に合わせて初めて開封動画に挑戦した上白石さんは、ピンク色のパッケージを見て可愛らしさに反応。実際に手の甲にクリームを塗り、なめらかに広がる感触や、しっとりした使い心地を楽しんでいました。
本人インタビューでも、新しい商品を初めて手に取るときのワクワク感や、クリームの肌なじみのよさについて語っています。
CM撮影では、クリームを塗る指先の動きや目線の配り方について、監督と相談を重ねながら細部まで工夫したそうです。日常の何気ないスキンケア場面にも、俳優としての丁寧な仕事ぶりが表れています。
同じ2023年のメーカー発表では、「エイジングケア アイクリーム」もサンプルキャンペーンの対象商品として紹介されました。こうした商品の展開にも触れることで、上白石さんが出演したブランドの美容テーマを知ることができます。
上白石さんが以前から使用してきたシリーズの情報と、撮影で試した新製品、メーカーが紹介したキャンペーン商品は、それぞれ異なるものとして捉えることが大切です。
肌を整える時間を、忙しい日常の中で心地よく過ごすためのひとときにする。上白石さんの保湿への向き合い方には、そんな自然な考え方が感じられます。
ベージュメイクと、自分で行う舞台メイク
普段のメイクでは、ベージュ系などベーシックな色のアイシャドウを好んで使用していた上白石さん。
2022年のインタビューでは、目頭のアイラインや眉頭を描くことを意識していると紹介しました。
メイクを始める際には、その日に使う道具を最初に並べ、使い終えたものから片づけていくという独自の習慣もあります。
木製のメイクボックスやお気に入りの布を使い、鏡の前の空間にもこだわっているそうです。毎日の身支度を、自分が心地よく過ごせる時間にしている様子が伝わってきます。
一方、舞台では役柄に合わせたメイクを自分で担当するため、眉や目元の描き方も研究しています。
照明や客席との距離、演じる人物の性格によって、顔の印象も変わります。上白石さんは、どのように描けば役の表情が伝わるかを考えながら、メイクを学んでいるそうです。
2026年には、美容について自分の気分を保つために必要なことを取り入れていると話しました。日常のナチュラルメイクから舞台の役づくりまで、経験を重ねながら自分なりの美容を楽しんでいます。
豆知識③|CM撮影で椅子が動いてしまったハプニング
ミノンのCM撮影中、先輩に呼ばれたと思って立ち上がった上白石さん。ところが椅子が動いてしまい、尻もちをつきそうになる場面がありました。その自然なリアクションが面白く、予定外だったシーンがCMに採用されたそうです。
3. 上白石萌音のヘアケア・香り|ヘアオイルと就寝前の香水
妹と共有した「N.」ヘアオイルと髪へのこだわり
上白石さんは、毛量が多く髪が広がりやすいことを2019年のインタビューで明かしています。
そのため、洗髪後はドライヤーを使う前にヘアオイルをつける習慣があったそうです。
当時使用していたのは、妹の萌歌さんが使っていた「N.(エヌドット)」のヘアオイル。姉妹で共有しながら使っていたことを紹介しました。
髪のまとまりや落ち着いた香りを気に入っていたそうで、身近な家族の愛用品を試し、自分に合うものを取り入れるという自然な美容スタイルが伝わってきます。
2026年には、髪はその日の自分の気分や雰囲気が表れる大切な部分だと語っています。髪を健やかな状態に保ち、さらさらと整えることへの関心も高まっているようです。
役づくりの際には、衣装合わせとともに髪型についても相談します。前髪の長さや髪色など、細かな部分まで考えることで、演じる人物に近づいていくそうです。
その考え方を象徴するのが、2019年公開の映画『スタートアップ・ガールズ』での経験です。
自由奔放な大学生起業家を演じるため、生まれて初めて髪をブリーチし、鮮やかなピンク色にしました。
撮影期間中は毎朝鏡を見るたびにピンク色の髪に驚いたそうですが、それが役の気持ちに切り替わるきっかけにもなったと振り返っています。
普段の柔らかな雰囲気とは異なる髪色や服装を身につけ、エネルギッシュな人物を演じる。ヘアスタイルそのものが、俳優としての表現を支える要素になっていることが伝わってきます。
寝る前に香水をつける、自分のための夜の楽しみ
2026年9月、上白石さんは最近のお気に入りのリラックス習慣として、寝る前に香水をつけることを紹介しました。
日中は香水を使う機会があまりないそうですが、夜に自分のためにつけてみたところ、香りに包まれる時間がとても気に入ったといいます。
首元や寝間着のあたりに香りをまとい、好きな香りを感じながら眠りにつくのが楽しみになっているそうです。
マリリン・モンローが夢の中で会う男性のために香水をつけていたという逸話にも触れ、自分の場合は自分のためにつけているとユーモアを交えて話していました。
香りについては、アロマを思わせる落ち着いた系統が好みとのこと。好きな香りを楽しみながら一日を終えるという、上白石さんらしいささやかな贅沢です。
香水のブランドや具体的な製品名よりも、心地よい香りを自分のために楽しむという発想が印象的です。
豆知識④|冬は赤いニットと手編みの手袋がお気に入り
2025年のファッション取材では、私服は落ち着いた色が多いものの、赤い服も何着か持っていると紹介。共演者から手編みの手袋をもらい、マフラーと合わせて使うのを楽しみにしていました。洋服は寄付につながるお店で購入することもあるそうです。
4. 上白石萌音の食生活・好きな食べ物・飲み物|自炊から世界の料理まで
朝ドラ出演で変わった朝食習慣と、大阪の市場での食材選び
食べることが大好きな上白石さんにとって、食事は毎日の楽しみであり、忙しい仕事を支える大切な時間でもあります。
以前は早起きが得意ではなかったそうですが、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』への出演をきっかけに、朝の過ごし方が変わりました。
早朝からの撮影が続く中で、朝食を食べてから現場に向かうことを意識するようになったといいます。
長期間の撮影では、野菜や肉などの食材を購入し、食事をしっかり取ることも心がけていました。
大阪での撮影生活では、市場の近くに住み、食材選びを楽しんでいたそうです。
肉は肉屋、魚は魚屋、卵は卵屋というように専門店を巡って購入し、帰宅して料理する。地域の食文化に触れながら食材を選ぶことが、撮影期間中の楽しみになっていました。
上白石さんは以前から料理が好きで、家族と餃子を作ることもあったそうです。特に野菜を刻む作業が好きで、包丁で切るときの音や感触まで楽しんでいたといいます。
食事を完成させて味わう時間だけでなく、買い物や調理の過程そのものを楽しむ。食への関心が毎日の暮らしにも生きています。
味噌汁・蒸し野菜への関心と、ポテトチップスの楽しみ
2025年のインタビューでは、自炊で味噌汁をきちんと作るようになったと語りました。
一人暮らしでは一品で食事を済ませることもありますが、温かい汁物があると食卓が充実すると感じるようになったそうです。
さらに、蒸し料理にも興味を持ち、鍋の中に置いて使う足つきのざる状の調理器具を購入しました。
本人はせいろのように使える道具として紹介しながら、実際にはまだあまり活用できていないと笑っていました。寒い季節に蒸し野菜などを作ってみたいと話しています。
食事では最近食べていない食材を思い出し、少しずつ自分の食生活に目を向けるようになったとも説明しました。
そんな上白石さんですが、ポテトチップスも大好き。特に九州しょうゆ味がお気に入りで、作品のクランクアップなど、仕事の区切りにご褒美として楽しむことがあるそうです。
さらに2026年には、たくあんを1本丸ごと購入するほど好きになったことも明かしました。本当はそのままかぶりつきたいくらい好きなのだそうですが、きちんと切って食べていると笑顔で話しています。
以前の食のインタビューでは、焼き白子のおいしさに感動したというエピソードも登場しました。
日々の食卓では温かい料理やさまざまな食材を楽しみ、特別な日には好きなおやつで自分をねぎらう。上白石さんの食生活には、食べることそのものへの愛情が感じられます。
28の国と地域の料理、ロンドンでの自炊と温かい緑茶
上白石さんの食への好奇心がよく表れているのが、雑誌『MEN'S NON-NO』で約2年半続いたグルメ連載です。
2026年5月には連載をまとめたフォトエッセイ『Bite! The World 上白石萌音と世界をガブリ!』が発売されました。
本書では28の国と地域の料理を紹介。さまざまな国の味を楽しみながら、その背景にある文化や食体験を文章で伝えています。
連載の撮影日には朝食を抜いてお店へ向かい、お腹いっぱい食べて帰ることもあったそうです。本人は、仕事と呼んでよいのかと思うほど幸せな時間だったと振り返っています。
特に印象に残った料理のひとつがネパール料理。スパイスを使った親しみやすい味わいや、エベレストを思わせるお店の内装が気に入ったと紹介しました。
連載では400字程度の文章を書くことにも取り組みました。最初は料理の感想が中心でしたが、続けるうちに味や香りをきっかけに、自分の記憶や感情を振り返る文章へと変わっていったそうです。
食事を通じて世界を知り、それを自分の言葉で表現する。食と文章を愛する上白石さんならではの活動になりました。
一方、舞台『千と千尋の神隠し』のロンドン公演では、約3か月間にわたり現地で生活しました。
長期滞在中は日本の家庭料理も恋しくなり、小さな炊飯器を持参してご飯を炊いたり、鮭を焼いたりしていたそうです。
現地にはお茶碗がなかったため、ホテルのマグカップを代わりに使ってご飯を食べていたというエピソードもあります。
飲み物では、俳優の池田エライザさんと温かい緑茶を楽しんだ話も印象的です。
池田さんの自宅でパスタを作って食べた際、二人はワインではなく、急須でいれた緑茶を飲んでいたそうです。
生ハムやチーズと緑茶という少し意外な組み合わせを、二人で笑いながら振り返っていました。
また、食事や飲み物への意識は、共演者との交流から刺激を受けることもあるようです。
2024年の映画『夜明けのすべて』で共演した松村北斗さんについて、上白石さんは撮影現場での丁寧な生活習慣が印象に残っていると語りました。
周囲の人がお弁当を食べている中、松村さんは自分で持参した野菜を食べていたそうです。
朝起きて食事のバランスを考え、野菜を用意して現場に持ってくる姿に、上白石さんは感心したといいます。
さらに、松村さんはいつも水筒も持参していました。中身は温かいよもぎ茶だったそうです。
上白石さんは、仕事が忙しい中でも食事や飲み物を丁寧に準備する姿に刺激を受け、自分も水筒を持つことを真似してみたと話しています。
身近な人の生活から新しい発見を得て、自分の日常に取り入れてみる。こうした柔軟さも、上白石さんらしい暮らし方のひとつです。
豆知識⑤|家族のお祝い料理は甘いすき焼き
上白石家では、誕生日やクリスマス、大晦日などのお祝いごとに甘めのすき焼きを食べるのが定番。人生最後の日に食べたいものを尋ねられた際にも、家族4人ですき焼きを囲み、締めまで楽しみたいと答えています。
豆知識⑥|メキシコ仕込みのタコスは生地から手作り
メキシコで暮らした上白石家では、帰国後も家庭でタコスパーティーを楽しんでいたそう。トルティーヤを生地から作り、現地で使われる専用の道具で挟んで焼くなど、本格的な家庭の味を楽しんでいました。
5. 上白石萌音の運動・筋トレ・喉のケア|自宅エクササイズと散歩
YouTubeで肩甲骨・二の腕・肩周りをトレーニング
上白石さんが取り組んでいた運動習慣として知られているのが、自宅でのエクササイズです。
2022年のインタビューでは、前年の秋頃からYouTubeの動画を見ながら、肩甲骨、二の腕、肩周りを鍛えていると話しました。
ジムへ通うことはなかなか続かなかったそうですが、自宅なら好きなタイミングで取り組めるところが魅力だったようです。
少し汗をかいた後、そのままお風呂に入れるという流れも気に入っていたといいます。
舞台ではノースリーブの衣装を着る機会があり、周囲から二の腕の見た目が変わったと言われたこともあったそうです。
本人は食事もしっかり楽しんでいたそうで、無料の動画を利用できる点も魅力に感じていました。
自分の生活スタイルに合った運動方法を選び、続けやすさや楽しさを大切にする姿勢がうかがえます。
自宅でのエクササイズに加えて、上白石さんが長く親しんでいるのが散歩です。
2017年のラジオ番組では、散歩が大好きだと語り、佐賀県でのドラマ撮影中に体験した、とっておきの散歩について紹介しました。
その日は午後から撮影だったため、朝早く起きて温泉へ。宿泊していたホテルの近くを流れる川を見つけ、遊歩道を歩いてみることにしたそうです。
カメラを持って一人で川沿いを歩き、水の流れる音や朝の日差しを楽しむ。周囲に人がいなかったため、大きな声で歌いながら、約1時間の散歩を満喫したといいます。
道端に咲く花にも目が向き、普段とは違う景色が新鮮に感じられたそうです。
一人で歩く時間は、自分と向き合ったり、普段は考える機会の少ないことを思い浮かべたりできる、大切なひとときになっていました。
さらに2024年のインタビューでは、仕事の合間のリフレッシュとして、夜の静かなお寺を散歩することもあると明かしています。
霊感がないので夜のお寺でも気軽に歩けるそうで、静かな境内の雰囲気がとても落ち着くのだとか。
自宅で体を動かす日もあれば、旅先の川沿いや静かな街を歩く日もある。散歩は、景色や季節を感じながら自分の時間を楽しめる、上白石さんらしいリフレッシュ方法です。
歌手・俳優として大切にする喉のケア
上白石さんの健康習慣で、仕事とのつながりが特に深いのが喉のケアです。
2017年のインタビューでは、体調を崩すときは喉から不調を感じやすいため、喉をとても大切にしていると語りました。
当時は就寝時にマスクとネックウォーマーを使用し、飴を常に持ち歩いていたそうです。
喉の状態が気になるときには、必要に応じて吸入を受けることもあったと説明しています。
2016年は映画やドラマ、声優、歌手としてさまざまな仕事を経験した年で、本人も喉を守ることを特に意識していたと振り返っています。
映画では台詞を届け、音楽では歌い、舞台では長期間にわたり同じ作品を演じ続ける。声は上白石さんの表現活動を支える大切な存在です。
紹介したマスクやネックウォーマーなどは2017年当時の習慣ですが、俳優と歌手の両方で活動している上白石さんならではの、仕事への意識が伝わるエピソードです。
豆知識⑦|ロンドンでは昼も夜も舞台三昧
『千と千尋の神隠し』のロンドン公演中には、夜に自分が舞台へ出演する日でも、昼間に別の舞台を観劇することがあったそう。仕事でも自由な時間でも舞台芸術に触れ、刺激に満ちた日々を過ごしていました。
6. 上白石萌音の睡眠・入浴・心のセルフケア|読書と3年日記
撮影の10分休憩でも眠れる特技と入浴習慣
上白石さんは睡眠についても、興味深いエピソードを語っています。
2017年には、質のよい睡眠を意識している一方、場所を選ばず眠れるタイプだと紹介しました。
ドラマの撮影中には、わずか10分の休憩時間でもぐっすり眠っていたそうです。
忙しい撮影の合間でも、短い休憩を利用して休めるところは、上白石さんらしい特技なのかもしれません。
また、『カムカムエヴリバディ』の撮影期間中には、食事とともに入浴も大切にしていると語りました。
野菜や肉をしっかり食べ、湯船につかり、日々の暮らしを整える。撮影や舞台で生活リズムが変化する中でも、基本的な生活習慣に目を向けていたようです。
さらに、疲れているときや眠いときには、その気持ちを素直に言葉にするという考え方にも触れています。
自分の状態を知り、休める時間を大切にする。忙しい仕事を続ける上白石さんの、飾らない健康への向き合い方が伝わってきます。
そんな上白石さんの暮らし方に、大きな変化をもたらしたのが2024年の舞台『千と千尋の神隠し』ロンドン公演でした。
約3か月間の滞在中、特に印象に残ったのは、現地スタッフの仕事と休息に対する考え方だったそうです。
長時間の厳しい稽古が続いても、現地スタッフは明るく、穏やかな表情で仕事をしていました。
休憩時間にはサッカーを観たり、編み物をしたり、本を読んだりと、それぞれが好きなことを楽しみ、仕事が終わると自分の生活へ戻っていく姿があったといいます。
上白石さんは、仕事に熱心に取り組むことと、自分の暮らしを大切にすることが両立している様子に感銘を受けました。
そして帰国後は、自分の家で過ごす時間をもっと大切にするようになったそうです。
部屋を掃除したり、必要なものを見直して手放したりと、住まいを少しずつ整えることに取り組みました。
以前は帰宅して食事をし、眠るための場所という感覚だった自宅が、今では帰ることそのものが楽しみな場所に変わったと語っています。
さらに、洗濯や食器洗いも好きな家事として挙げています。朝起きたときに気持ちのよい部屋で過ごせるよう、夜のうちに片づけることを意識しているそうです。
特にリビングのテーブルはきれいに保ち、帰宅したときにほっとできる住まいを大切にしているといいます。
舞台で新しい表現を学ぶだけでなく、海外の人々から暮らし方を学んだことも、ロンドン公演で得た大切な経験となりました。
仕事に向き合う時間も、家で自分らしく過ごす時間も、どちらも楽しみにする。そんな意識の変化が、上白石さんの暮らしを豊かにしています。
読書と3年日記で、自分の気持ちを見つめ直す
上白石さんにとって、読書は幼い頃から続く大切な趣味です。
気持ちが敏感になっているときには本を開き、日常とは異なる世界に触れる時間を楽しんでいるといいます。
本の中で新しい言葉や考え方、さまざまな人物の人生に出会うことは、俳優として物語に向き合う仕事とも自然につながっているのでしょう。
2025年5月、印象派の絵画を紹介する展覧会の記者発表会では、自宅で本を読むときの飾らない姿についても語りました。
普段は度の強い眼鏡をかけ、髪も自然なままで、本を読みながらくつろいでいるそうです。
ルノワールの『読書する少女』のように美しい姿というより、絵に描いてほしくないくらいリラックスした姿だと笑い、会場を和ませました。
読書のジャンルは小説からエッセイまで幅広く、興味を持った本を自由に楽しんでいるといいます。
美術への関心も深く、同展覧会ではクロード・モネの『アパルトマンの一隅』を楽しみにしている作品として紹介しました。
薄暗い室内に差し込む光の表現に魅力を感じているそうで、作品の見どころを自分の言葉で丁寧に説明しています。
自分と同じ名前であることから、画家のモネには自然と親近感が湧くとも話し、ユーモラスな一面も見せていました。
また、イタリア旅行ではフィレンツェのウフィツィ美術館やローマのバチカン美術館にも足を運んだそうです。
旅先では、友人に借りたギリシャ神話の本を読みながら作品の背景を学び、知識を深めて鑑賞する楽しさも味わったと語っています。
本を読み、絵画を鑑賞し、さまざまな人の表現に触れる。自分の時間を豊かにするこうした趣味も、上白石さんの感性を育んでいるのでしょう。
2026年の美容インタビューでは、3年日記を続けていることも明かしました。
以前は日記を始めても長続きしなかったそうですが、3年日記に変えてから書き続けられるようになり、取材時には2年目に入っていました。
3年日記は、同じ日付の過去の記録を読み返せる形式です。
上白石さんも前年の日記を読み返すことがあり、当時は落ち込んだり腹を立てたりしていた出来事も、1年後には何のことだったのか思い出せない場合があるそうです。
その経験から、今抱えている気持ちも時間の経過とともに変わっていくのだと思えるようになったと語りました。
毎日の出来事や感情を書き留め、過去の自分と今の自分を見比べる。日記は上白石さんにとって、自分の気持ちを整理する大切な時間になっているようです。
読書好きからエッセイストへ、言葉を書く楽しみ
上白石さんの読書好きは、エッセイストとしての活動にもつながっています。
初のエッセイ集『いろいろ』を出版するきっかけには、好きな作家・伊坂幸太郎さんへのインタビューがあったそうです。
その取材を通じて編集者との縁が生まれ、自身の本を出版する話へと発展しました。
仕事の合間や移動時間、休日などを使いながら文章を書き、2021年に初のエッセイ集を刊行。日常の出来事や自分の思いを、丁寧な言葉で綴っています。
2024年には『いろいろ』が本人朗読によるオーディオブックにもなりました。自分の言葉で書いた文章を、自分の声で届けるという、俳優・歌手ならではの表現活動です。
2026年11月には、2冊目のエッセイ集『そもそも』の発売も予定されています。
新刊には、幼少期を過ごしたメキシコへの再訪記や、本人が撮影した日常の写真、短編小説、日記、往復書簡などが収録される予定です。
読書、日記、エッセイ、そして歌詞を書くこと。それぞれ形は異なりますが、言葉を通じて自分の感情や経験を表現する楽しさが、上白石さんの暮らしに根づいています。
豆知識⑧|本は「買う」より「連れて帰る」
上白石さんはNHK『あさイチ』の読書特集で、本を「連れて帰る」と表現したことがあります。本との出会いを大切にする、読書家らしい温かな言葉です。
7. 上白石萌音の美容観と生き方|28歳で見つけた自分らしい美しさ
上白石さんの美容や健康への考え方には、年齢と経験を重ねる中で生まれた変化が感じられます。
20代前半にはシートマスクやヘアオイル、自宅エクササイズなど、具体的な美容習慣について楽しそうに語っていました。
28歳となった2026年には、自分の気持ちを保つことや、どのような人を美しいと感じるかという内面にも目を向けています。
同年のインタビューで、どのような人を美しいと思うかという質問に答えた言葉が「臆病な人」でした。
上白石さんが魅力を感じるのは、不安や迷いを持ちながらも、自分で考え、周囲の人を思いやりながら前へ進む人です。
慎重さの中には、さまざまな可能性を考える力や、人の気持ちを想像する豊かさがある。そんな考え方に、上白石さんの誠実な人柄が表れています。
仕事の現場でも、多くの人と協力しながら作品を作り上げることを大切にしています。
2026年に歌手デビュー10周年を迎えた際には、コンサートで客席にたくさんの人がいる光景を見るたび、新鮮な驚きと感謝を感じると語りました。
リハーサルでは、本当にこの客席が埋まるのだろうかと思うこともあるそうです。しかし本番には多くの人が集まり、その光景を見るたびに応援してくれる人の存在を改めて実感するといいます。
俳優として役を演じ、歌手として音楽を届け、作家として文章を書く。さまざまな活動に取り組みながら、人との縁や周囲への感謝を大切にしてきました。
一方、日常では好きな料理を作り、本を読み、日記を書き、夜にはお気に入りの香りを楽しむ。
大きな舞台で新しい役に挑戦する時間と、家で静かに自分の好きなことを楽しむ時間。その両方に向き合う姿から、上白石さんの自然体の美しさが伝わってきます。
豆知識⑨|好きなジャズの名曲は「Tea for Two」
上白石さんは2022年のアルバム『name』で、ジャズのスタンダードナンバー「Tea for Two」をカバーしています。『カムカムエヴリバディ』にも登場する楽曲で、もともと好きだった曲が作品を通じてさらに特別な存在になったと語りました。
まとめ|上白石萌音の美容法・健康習慣から見える自然体の魅力
上白石萌音さんの美容法や健康習慣には、自分の体質や生活に合う方法を見つけ、心地よく取り入れていく姿勢が表れています。
敏感な肌に合わせた保湿、シートマスク、ヘアオイル、自然なメイク。そして2026年には、就寝前に香水を楽しむ時間もお気に入りになりました。
食生活では朝食や自炊、味噌汁を大切にしながら、世界各国の料理や好きなおやつも楽しんでいます。共演者から刺激を受け、水筒を持つ習慣を取り入れてみたというエピソードも印象的です。
運動では自宅エクササイズや散歩を楽しみ、歌手・俳優として喉を大切にする工夫も続けてきました。
さらに、睡眠や入浴、読書、3年日記を通じて、自分の体調や気持ちにも目を向けています。
ロンドン公演では、仕事に熱心に向き合いながら、自分の暮らしも楽しむ人々に出会いました。その経験は、帰国後に自宅を整え、家で過ごす時間を大切にする新しい生活につながっています。
家族や友人との食事、海外の文化との出会い、舞台や音楽、文章を書くこと。日常のさまざまな楽しみを大切にする姿に、上白石萌音さんの自然体の魅力と、自分らしく暮らすためのヒントが詰まっています。
参考情報
- 東宝芸能|上白石萌音 公式プロフィール・出演作品
- ホットペッパービューティーマガジン|上白石萌音インタビュー・スキンケア・シートマスク・ヘアオイル
- ホットペッパービューティーマガジン|上白石萌音インタビュー・メイク・自宅エクササイズ
- 第一三共ヘルスケア|ミノン アミノモイスト新CM・保湿クリーム・本人インタビュー
- MAQUIA|上白石萌音の美容観・ヘアケア・3年日記(2026年)
- リンネル|上白石萌音 ロンドン公演後の仕事と休息・自宅での暮らし
- entax|上白石萌音 歌手デビュー10周年・就寝前の香水習慣(2026年)
※本記事は公開情報や本人インタビューをもとに構成しています。紹介する習慣は取材当時の内容を含みます。