宝塚歌劇団のトップ娘役として多くの観客を魅了し、映画『武士の一分』で鮮烈なスクリーンデビューを飾った女優・檀れいさん。凛とした佇まい、柔らかな笑顔、上品な立ち居振る舞いから、年齢を重ねても美しく輝き続ける女性として注目されています。
その美しさの背景には、どのような美容法や健康習慣があるのでしょうか。
本人のインタビューをたどっていくと、華やかな印象とは少し違う、温かく親しみやすい素顔が見えてきます。
朝はご飯と味噌汁、梅干しを中心とした和食を楽しみ、紅茶にはシナモンや乾燥生姜を加える。幼い頃から冷えを感じやすく、真夏でもレッグウォーマーを愛用。約6年間続けてきたピラティスに加え、ラジオ体操やかかとの上げ下げを日常に取り入れています。
さらに、忙しい朝にも瞑想を行い、仕事へ向かう前に抹茶を点てるという、少し意外な習慣もあります。
これらに共通するのは、宝塚時代から大切にしてきた「美しさよりも、まず健康」という考え方です。
幼い頃に母親から教わった身体を温める習慣、女優としての仕事を通じて生まれた頭皮や首のケア、年齢を重ねるなかで変わってきた身体との向き合い方。さらに、家族との関係、共演者への心遣い、愛猫との暮らし、オードリー・ヘプバーンへの憧れにも、檀さんらしい人生観が表れています。
今回は、檀れいさんの本人インタビューや公式情報をもとに、スキンケア、ヘアケア、食生活、サプリメント、運動、睡眠、入浴、心の整え方まで詳しく紹介します。宝塚時代から現在までのエピソードを交えながら、日々の暮らしに根づいた美容・健康習慣をじっくりひもといていきましょう。
1.檀れいとは?宝塚から映画・ドラマへ、健康を第一に歩んできた人生
宝塚トップ娘役から『武士の一分』で新たな出発
檀れいさんは、1992年に宝塚歌劇団へ入団し、1999年に月組トップ娘役、2003年には星組トップ娘役を務めました。
二つの組でトップ娘役を経験し、華やかな舞台で活躍した後、2005年に退団。翌2006年には山田洋次監督の映画『武士の一分』でスクリーンデビューを果たします。
主演の木村拓哉さんが演じる下級武士・三村新之丞を支える妻、加世という重要な役どころでした。
映画初出演ながら繊細な演技が高く評価され、第30回日本アカデミー賞では優秀主演女優賞と新人俳優賞を受賞。宝塚退団後の新たな挑戦は、大きな注目を集めることになりました。
その後も山田洋次監督の『母べえ』、水谷豊さんが監督を務めた『太陽とボレロ』、映画『沈黙のパレード』、大河ドラマ『麒麟がくる』、ドラマ『VIVANT』などに出演。舞台、映画、ドラマと活動の場を広げ、近年はライブやCDリリースなど、歌手としての活動にも力を注いでいます。
華やかな経歴を持つ檀さんですが、その活動を長く支えてきたものとして、本人が繰り返し語っているのが健康管理への意識です。
舞台を休めない責任感から生まれた健康哲学
宝塚歌劇団では、連日の公演や厳しい稽古が続きます。舞台に立つ人の体調は、本人だけでなく共演者やスタッフ、そして公演を楽しみにしている観客にも関わるものです。
そのため檀さんは、宝塚時代から睡眠や食事、身体のコンディションを大切にしてきました。
2022年の『ハルメク』では、健康を第一に考える姿勢が宝塚時代から続いていることを紹介。2025年の『家庭画報』でも、心と身体が健康であってこそ、よいパフォーマンスができるという考えを語っています。
2026年の『美ST』では、40代以降に疲れやすさやむくみなど、以前との身体の違いを感じるようになったことも明かしました。
現在は定期的に血液検査を受け、コレステロール値やホルモンバランスなど、自分の健康状態を確認しているそうです。
若い頃に身につけた健康管理を土台に、年齢や仕事の変化に合わせて、新しい習慣を取り入れてきたことが分かります。
檀さんにとって美容とは、毎日の暮らしから切り離された特別な行事ではありません。元気に仕事へ向かい、自分らしい表情で過ごすために、食事や睡眠、身体を動かす時間を大切にすることが基本になっています。
檀れいの豆知識①|若い頃は引っ込み思案だった
過去のインタビューでは、宝塚時代は自分に自信を持てず、周囲の後ろに隠れるような気持ちで過ごしていたことも語っています。1995年には阪神・淡路大震災を経験し、人生や自分の生き方について考えるきっかけにもなりました。現在の落ち着いた佇まいの背景には、さまざまな経験を通じて自分自身と向き合ってきた時間があります。
女優としてさまざまな役柄に向き合いながら、食事や運動、休息の方法も少しずつ変えてきた檀さん。その具体的な工夫を見ていくと、華やかな舞台の外にある、等身大の暮らし方がさらに鮮明になります。
2.檀れいの食生活|和食・梅干し・作り置きと、身体に合わせた食べ方
ご飯と味噌汁、梅干し。毎日の食卓は昔ながらの和食
檀れいさんの食生活で印象的なのは、昔ながらの家庭料理を大切にしていることです。
2022年の『ハルメク』では、朝食にはご飯と野菜がたっぷり入った味噌汁、梅干しなどを食べていると紹介しています。
特に梅干しが好きで、当時は一日に1〜2個食べることもあると語っていました。
2025年の『家庭画報』でも、普段の食事は和食が中心で、ご飯と味噌汁、塩のきいた梅干しがお気に入りだと明かしています。
ひじきの煮物などの副菜は多めに作って常備しているそうです。料理を作る時間に余裕があるときに副菜を用意しておけば、仕事で帰宅が遅くなった日にも、普段から食べ慣れた味を楽しめます。
華やかなドレス姿や舞台での美しさが印象的な檀さんですが、日常の食卓にはどこか懐かしい、日本の家庭料理が並んでいます。
長年親しんできた料理を楽しみながら、忙しい生活に合わせて準備を工夫するところにも、檀さんの飾らない魅力が感じられます。
宝塚退団後、運動量の変化に合わせて食事を見直した
檀さんの食生活には、仕事の変化も関係しています。
宝塚時代は、日々の稽古や公演で身体を動かす機会が多く、舞台に立つための体力も必要でした。
ところが退団後、映画やドラマの撮影が中心になると、一日の過ごし方が大きく変化します。
檀さん自身も、生活リズムや活動量に合わせて食事量を考えるようになったと語っています。
その一方で、朝食を大切にするという基本は変わりません。
2025年には、夜の食事を軽めにし、眠る前に胃腸を休ませることも意識していると紹介していました。
一日のなかでしっかり食べたい時間と、軽めに済ませたい時間を考えることも、檀さんが続けてきた暮らしの工夫です。
檀れいの豆知識②|撮影現場へ持参する和食のお弁当
2022年のインタビューでは、東京で撮影があるとき、味噌汁をスープジャーに入れ、梅干し入りの酵素玄米おにぎりとおかずを持参していたと語っています。忙しい撮影日にも、食べ慣れたものを楽しめるようにする工夫です。
また、食事への関心は、毎日の料理だけにとどまりません。
2025年の『家庭画報』では、薬膳や漢方、お灸などにも親しんでいることが紹介されています。自分の身体の状態を意識しながら、さまざまな暮らしの知恵を取り入れているようです。
2026年9月の『美ST』では、ヒハツのサプリメントを取り入れていることも明かしています。
ヒハツはコショウ科の植物で、独特の香りを持つ香辛料としても知られています。檀さんは、温かい飲み物やスパイスを楽しむ習慣とともに、このサプリメントを毎日の生活に取り入れていると語っていました。
2026年の取材では、ヒハツと生姜のエキスを含むサプリメントを、寒い季節だけでなく普段から利用していることも紹介されています。
ご飯と味噌汁という親しみやすい食卓から、スパイスやサプリメントまで。檀さんの食生活には、長年大切にしているものと、新しく関心を持ったものが自然に共存しています。
3.檀れいの紅茶・チャイ・ルイボスティー|朝の抹茶で心を整える習慣
シナモンや生姜を加えた紅茶と、香り豊かなチャイ
檀れいさんの暮らしで、食事と同じくらい大切な存在がお茶です。
公式プロフィールにも好きなこととしてティータイムが挙げられており、紅茶を中心に、緑茶、中国茶、抹茶など幅広いお茶に親しんでいます。
2026年9月の『美ST』では、午前中に温かい紅茶を飲む習慣を紹介しています。
その際には、シナモンパウダーや乾燥生姜を加えることもあるそうです。
香り豊かなスパイスを加えた紅茶は、ストレートティーとはまた違った楽しみがあります。檀さんは幼い頃から冷えを意識してきたこともあり、温かい飲み物を生活のなかに取り入れています。
また、夕方以降にはルイボスティーを好むことも語っています。
ルイボスティーは南アフリカ原産の植物から作られるお茶で、カフェインを含まないことでも知られています。檀さん自身も、夕方以降に楽しめる飲み物として好んでいるそうです。
午前中は香り豊かな紅茶、夕方にはルイボスティー。時間帯や気分に合わせて飲み物を選ぶことも、お茶を長く楽しむ工夫なのでしょう。
2025年の『家庭画報』では、檀さん自身が用意したチャイの写真も紹介されました。
そこにはジンジャー、シナモン、カルダモン、クローブなどのスパイスが使われ、さらにクコの実が添えられていました。
チャイは茶葉とスパイスを組み合わせることで、香りや風味の違いを楽しめる飲み物です。
檀さんは、その日の体調や気分によってお茶の種類や楽しみ方を変えているといいます。
紅茶そのもののおいしさを味わう日もあれば、スパイスの香りを加えて楽しむ日もある。そんな柔軟な取り入れ方が、長くお茶に親しむ檀さんらしいところです。
瞑想してから抹茶を点てる、仕事前の特別な時間
2026年4月、檀さんはイベントで朝の過ごし方について語りました。
朝起きると、まず瞑想を行い、身支度を整え、仕事へ向かう前に抹茶を点てるそうです。
撮影の開始が早い日や舞台で忙しい日にも、自分のための時間を作ることを心がけています。
抹茶を点てるには、道具を用意し、お湯を沸かし、茶碗と向き合う時間が必要です。
慌ただしい朝にもその時間を確保しているという話から、檀さんがお茶をどれほど大切にしているかが伝わってきます。
宝塚時代から舞台に立つ前の準備を重視してきた檀さんにとって、朝の瞑想と抹茶は、一日の仕事に向き合うための大切な習慣になっているのでしょう。
檀れいの豆知識③|地方ロケにも持参する旅用の茶箱
檀さんは地方ロケに出かける際、茶道具を収めた旅用の茶箱を持参することもあるそうです。仕事で訪れた場所でも、自分で抹茶を点てる時間を楽しめるようにしているのです。旅先にまでお茶の道具を持っていくというエピソードから、ティータイムへの愛情が伝わってきます。
檀さんは、日本舞踊の花柳流にも親しみ、日本の伝統文化を大切にしてきました。
お茶を点てる丁寧な所作や、季節の移ろいを楽しむ感覚も、そうした日々の積み重ねと結びついているのかもしれません。
紅茶、チャイ、ルイボスティー、抹茶。さまざまな飲み物を楽しみながら、忙しい毎日に自分らしい時間を作ることが、檀さんの暮らしの特徴になっています。
4.檀れいの冷え対策と入浴|母親の教えから続く身体を温める暮らし
幼い頃のしもやけから始まった冷え対策
檀れいさんが身体を温めることを大切にしている背景には、幼少期の経験があります。
2026年9月の『美ST』では、子どもの頃から冷えを感じやすく、しもやけにもなりやすかったと語っています。
そんな檀さんに、母親は身体を温めることの大切さを教えてくれたそうです。
その教えは大人になってからも心に残り、現在の生活習慣につながっています。
身体を温めるという考え方は、子どもの頃から自然と身についた暮らしの知恵なのです。
現在も檀さんは冷え対策を大切にし、真夏の冷房が効いた場所でも、足元を温かく保つようにしています。
中でも長年愛用しているのが、レッグウォーマーです。
2025年の『家庭画報』では、足の甲から膝まで覆うタイプを好み、季節に合わせてさまざまな素材を使い分けていると紹介しています。
温かさを感じやすい生地から、暑い季節にも使いやすいさらりとした素材まで、複数のレッグウォーマーを揃えているそうです。
仕事場でも自宅でも、さらに就寝時にも使用するほど、檀さんにとって身近なアイテムになっています。
2026年には、足首を温かく保って眠ることで、寝つきや睡眠の心地よさにもよい変化を感じていると語っています。これは檀さん自身の体験であり、長年の暮らしのなかで気に入って続けている習慣です。
檀れいの豆知識④|20代の頃から親しむ薬膳や漢方
檀さんは、若い頃から身体の状態を意識することを大切にしてきました。2025年の『家庭画報』では、薬膳や漢方、お灸などにも親しんでいることが紹介されています。普段の和食を楽しむ一方で、さまざまな生活文化や養生の考え方にも関心を持っているようです。
約10年続く重炭酸入浴と、ゆっくり休む時間
身体を温める習慣として、檀さんが長く大切にしているのが入浴です。
2025年の『家庭画報』では、ぬるめのお湯に重炭酸タイプの入浴剤を入れ、ゆっくり浸かることが好きだと語っています。
そして2026年10月の『毎日キレイ』では、この入浴剤を使ったお風呂を約10年間続けていることを明かしました。
長い撮影や舞台の後、自宅のお風呂で過ごす時間は、自分自身をいたわる大切なひとときなのでしょう。
また、頭皮や髪の状態にも関心を持ち、入浴中にセルフケアの時間を設けていることも紹介されています。
檀さんの入浴への向き合い方で印象的なのは、自分が心地よいと感じるお湯の温度や、ゆっくり休める時間を大切にしていることです。
舞台で華やかな衣装をまとい、多くの人の前に立つ時間とは対照的に、自宅では静かに身体を休ませる。
長い俳優人生のなかで、仕事に向かう時間と自分をいたわる時間を、どちらも大切にしてきたことが伝わってきます。
5.檀れいの運動習慣|ピラティス・ラジオ体操・身体の変化との向き合い方
6年間通ったピラティス。最初は身体をほぐすことから
檀れいさんの健康習慣のなかでも、特に具体的なエピソードが豊富なのがピラティスです。
2025年3月の『家庭画報』では、パーソナルトレーナーのKAORUさんが主宰するスタジオに約6年間通っていたことが紹介されました。
当時は週1〜2回のペースで通い、身体の状態を整えるトレーニングを行っていたそうです。
宝塚で踊り、舞台で長年身体を使ってきた檀さんですが、ピラティスを始めた当初から思いどおりに動けていたわけではありません。
40代に入り、身体の動かし方やコンディションに以前との違いを感じ始めた頃、KAORUさんと出会いました。
そのとき指摘されたのが、宝塚の娘役として長年身につけてきた所作が、身体の使い方の癖になっているということでした。
娘役として華奢に見える動きや、舞台で美しく見せる姿勢を長く続けてきたことが、筋肉の使い方にも影響していたのです。
トレーナーの指摘を受けた檀さんは、自分の身体の状態について改めて考えるようになりました。
まずは凝り固まった筋肉をほぐし、本来の自然な動きを取り戻すことからスタートしました。
本格的なピラティスの動きに進むまでには、予想していた以上に時間がかかったといいます。
そのため、ようやくピラティスを始められる段階へ進んだときは、とてもうれしかったと振り返っています。
また、トレーニングを続けるなかで、重心や姿勢、身体の使い方に変化を感じられることも励みになったそうです。
鎖骨や脚のラインなど、見た目の変化を感じることもあり、その実感が継続する楽しみにつながっていたと語っています。
華やかな舞台経験を持つ檀さんが、自分の身体を一から学び直すような気持ちでトレーニングに取り組んだことは、特に印象的なエピソードです。
ピラティスを通じて身体への理解が深まったことで、仕事にも前向きに取り組めるようになったと、本人は当時の変化を振り返っています。
ラジオ体操と、日常に取り入れた小さな運動
ピラティスに加えて、2026年の本人インタビューでたびたび登場するのがラジオ体操です。
きっかけになったのは、2025年に出演した舞台で刀を使った立ち回りを演じたことでした。
激しく身体を動かす役柄に備え、檀さんはストレッチを行った後、ラジオ体操第一・第二、発声練習をしてからメイクの支度に入る流れを作ったそうです。
その習慣が気に入り、舞台が終わった後も続けるようになりました。
特に気に入っているのは、毎日同じ動きを繰り返すことで、その日の身体の違いに気づきやすくなるところです。
昨日は自然に動かせた部分が、今日は少し硬く感じられる。そんな小さな変化に目を向けることが、檀さんにとって大切な健康管理の一つになっています。
また、スタジオでのトレーニングに加えて、自宅のリビングや車の中にもボールを置き、気づいたときに背中や脚をほぐしているそうです。
専門的なトレーニングと、日常生活に組み込んだ小さな運動。その両方を取り入れることで、自分の身体と向き合う時間を作っています。
檀れいの豆知識⑤|かかとの上げ下げは30回を3セット
2026年9月の『美ST』では、ふくらはぎを意識した運動として、かかとの上げ下げを30回ずつ3セット程度行っていることも紹介しています。専門的なトレーニングと並行して、日常のなかで続けやすい動きを取り入れているのです。
檀さんは、年齢とともに変わる身体の状態に合わせて、運動の内容も少しずつ見直してきました。
若い頃と同じ状態を目指すというより、そのときどきの身体に合う方法を見つける。
長く舞台や映像の世界で活躍してきた檀さんらしい、柔軟な身体づくりの考え方です。
6.檀れいのスキンケア・ヘアケア|頭皮のブラッシングとプロが作る美しいメイク
疲れた表情をきっかけに始めた頭・首・肩のセルフケア
檀れいさんの美容法で、2026年に新しく注目されたのが頭や首、肩をほぐす習慣です。
10月の『毎日キレイ』のインタビューで、檀さんは、あるとき自分の顔が疲れて見えることに気づいたと語っています。
その頃は首や肩のこりが強く、頭痛を感じることもあったそうです。
そこで取り入れるようになったのが、シリコーン製のスカルプブラシや、熊手のような形をしたヘッドマッサージャーでした。
頭皮や首、肩を自分でほぐすようにし、テレビを見ながら、あるいは入浴中など、普段の生活のなかで続けています。
首の後ろを手で優しくマッサージすることもあるそうです。
本人は、このセルフケアを始めてから、疲れた表情がすっきりしたように感じると語っています。
女優として長時間撮影に臨み、表情や姿勢を使って役を表現する檀さんにとって、頭や首、肩は日頃から意識したい部分なのでしょう。
また、舞台や時代劇ではかつらを着用することもあり、頭皮への負担が気になっているそうです。
2026年9月の『美ST』では、朝起きた後に髪を前から後ろへ流すようにブラッシングし、頭皮を意識していると紹介しています。
髪形を整える時間を、頭皮に目を向けるセルフケアの機会としても活用しているのです。
檀れいの豆知識⑥|自宅のソファでは首用の枕を愛用
パソコンやスマートフォンを見るとき、また役の感情に入り込んで演技するときにも、首や肩に力が入りやすいという檀さん。自宅のソファでは首用の枕を使い、くつろぎながら身体をいたわるようにしているそうです。
メイクアップアーティスト黒田啓蔵さんと作る「檀れいの顔」
檀れいさんの美容を語るうえで、もう一つ興味深いのがプロのメイクアップアーティストとの関係です。
2025年の『家庭画報』では、10年以上にわたり檀さんのヘアメイクを担当してきた黒田啓蔵さんが、檀さんの魅力を引き立てるメイクについて詳しく紹介しています。
黒田さんが大切にしているのは、もともとの顔立ちやパーツの美しさを生かすことです。
例えば、目元はインサイドラインを基本に、肌になじむ色で整えます。唇も元の形を生かしながら、色や質感を加えていきます。
肌については、檀さんの肌に合うピンク系の化粧下地を使い、ファンデーションは艶のあるものを少量重ねる方法が紹介されています。
赤いリップを使う場合にも、鮮やかな赤一色ではなく、落ち着きのあるブラウンレッドを選ぶことで、大人らしい上品さを演出しています。
黒田さんは、檀さんの肌の美しさを生かすため、ベースメイクを重ねすぎず、その日の表情や衣装に合わせた仕上がりを意識しているそうです。
一方の檀さんも、黒田さんのメイクについて、そのとき表現したい自分の姿を作ってくれる存在として深い信頼を寄せています。
また、オークル系のファンデーションを使うと肌が疲れて見えるように感じることがあり、自分の肌に合う色選びを大切にしているとも語っています。
これらは撮影のためにプロが施したメイク方法ですが、檀さんが長年の仕事を通じて、自分の顔立ちや肌の特徴を理解してきたことが伝わってきます。
檀れいの豆知識⑦|撮影当日の朝に髪をカットすることも
2025年の『家庭画報』の撮影では、檀さんが前夜に黒田啓蔵さんへハサミを持参するよう連絡し、当日の朝に髪を切ったというエピソードが紹介されました。黒田さんも同じことを考えていたそうで、10年以上にわたる信頼関係が感じられる出来事です。
女優にとってメイクは、顔を美しく見せることに加え、演じる役柄や出演する場面によって、表情や雰囲気を変えるための大切な表現方法でもあります。
宝塚時代から培ってきた舞台表現と、プロのメイクアップアーティストの技術が重なることで、作品ごとに異なる魅力が生まれています。
普段の生活では頭皮や首、肩をいたわり、仕事の現場ではメイクを通じて新しい表情を作る。そんな二つの側面から、檀さんの美容への向き合い方が見えてきます。
7.檀れいの睡眠・休息・家族|愛猫と過ごす日常と自分らしい暮らし
理想の睡眠は7時間半〜8時間。愛猫と過ごす穏やかな毎日
檀れいさんは、宝塚時代から睡眠を大切にしてきました。
2022年の『ハルメク』では、理想の睡眠時間として7時間30分から8時間程度を挙げています。
撮影や舞台の予定によって生活時間が変わることもありますが、自分が心地よく休める時間を確保することを大切にしています。
仕事への準備だけでなく、仕事が終わった後にどのように過ごすかも、檀さんにとって重要なテーマです。
そんな檀さんが日々の楽しみとして挙げているのが、愛猫との時間です。
公式プロフィールにも「愛猫との時間」が好きなこととして記載されています。
2026年4月のイベントでは、2匹の保護猫を飼っていることを明かし、猫たちが元気でいてくれることが、自分自身の元気の源になっていると話しています。
また、天気がよい日には、それだけで気分が明るくなることもあるそうです。
好きなものや、自分がうれしくなることを暮らしのなかに増やしておく。それが、檀さんが大切にしている日々の過ごし方です。
撮影現場や舞台では多くの人と関わり、役柄の人生を表現する檀さん。その一方で、自宅では愛猫との穏やかな時間を楽しみ、お茶を飲んだり、好きな作品を見たりして過ごしています。
海外ドラマを見ることも好きで、物語に夢中になると、つい遅い時間まで見続けてしまうこともあるそうです。
普段は睡眠を大切にしている檀さんにも、好きな作品には思わず熱中してしまう親しみやすい一面があります。
及川光博との結婚・離婚、家族とのつながり
檀れいさんの私生活では、俳優・歌手の及川光博さんとの結婚も広く知られています。
二人は2009年放送のドラマ『相棒』で共演したことをきっかけに知り合い、2011年7月に結婚しました。
その後、2018年11月28日に離婚を発表しています。
当時の共同コメントでは、互いに仕事へ集中するなかで、時間的にも精神的にもゆとりを持つことが難しくなったことを説明していました。
一方で、表現者として互いを尊重し、十分に話し合って出した結論であることも伝えています。二人の間に子どもはいません。
俳優として第一線で活動する二人にとって、それぞれの仕事は人生の大切な部分だったのでしょう。
家族との関係では、幼い頃に母親から教わった身体を温める習慣が、現在の生活にも受け継がれていることが印象的です。
長年の女優活動やさまざまな人生経験を経て、今は愛猫と過ごす時間、自分の好きなお茶や趣味を楽しむ時間を大切にしています。
家庭での穏やかなひとときと、仕事での新たな挑戦。その両方が、現在の檀さんの暮らしを形作っています。
8.檀れいが考える美しい年齢の重ね方|共演者との絆と、人生を楽しむ心
『太陽とボレロ』の撮影現場で見せた温かな人柄
檀れいさんの魅力を伝えるうえで、ぜひ紹介したいのが映画『太陽とボレロ』でのエピソードです。
2022年公開のこの作品は、水谷豊さんが監督を務め、檀さんがアマチュア交響楽団を率いる主人公を演じました。
共演者には町田啓太さんらも名を連ねています。
撮影現場はとても和やかで、檀さんは自分の撮影がない日にも現場へ足を運んでいたそうです。
特に、共演者たちが楽器の演奏に挑戦する場面では、その姿を見守りたいという気持ちから、撮影現場を訪れました。
その際には、パンやスイーツ、煎餅などを大量に差し入れしたといいます。
檀さんはインタビューで、パン屋さんの焼きたてパンを買い占めたのではと思うほど、たくさん購入したことを楽しそうに振り返っています。
普段は和食中心の食生活を大切にする檀さんですが、人と食べ物を分かち合い、楽しい時間を過ごすことも好きなのです。
撮影が終わりに近づくほど、共演者やスタッフと一緒にいたいという気持ちが強くなったという話からも、作品づくりの時間そのものを楽しんでいたことが伝わってきます。
宝塚歌劇団で多くの仲間と舞台を作り上げてきた経験は、映画やドラマの現場でも、人とのつながりを大切にする姿勢として表れているのでしょう。
中国語や歌への挑戦、憧れのオードリー・ヘプバーン
檀さんは、年齢を重ねてからも新しいことに挑戦する楽しさを大切にしています。
2025年の『家庭画報』では、中国語の勉強を再開し、NHKの『中国語!ナビ』に出演していることを紹介しました。
大人になってから学ぶことには、若い頃とはまた違った楽しさがあると語っています。
新しい言葉を覚えたり、知らなかった文化に触れたりすることで、心が弾み、日々の生活が豊かになると感じているようです。
公式プロフィールにも「学びの時間」が好きなこととして挙げられています。
また、2022年には芸能生活30周年を記念したライブで歌手活動を再開しました。
俳優として作品に参加することとは異なり、ステージで歌う時間には、自分自身をそのまま観客へ届けられる楽しさがあるといいます。
檀さんが大切にしているのは、やりたいと思ったことに、自分の意思で挑戦することです。
檀れいの豆知識⑧|ディズニーの名曲を中国語でも歌唱
2025年には『檀れい・シングス・ディズニー』をリリース。映画『ムーラン』の楽曲「リフレクション」や、『リトル・マーメイド』の「パート・オブ・ユア・ワールド」などを収録しました。実写版『ムーラン』に関連する楽曲の中国語歌唱にも挑戦し、語学の学びと音楽活動が結びつく新しい経験となりました。
そんな檀さんが、2026年10月の『毎日キレイ』で、美しい女性として挙げたのがオードリー・ヘプバーンです。
10代後半に映画『ローマの休日』を見て、その可憐な笑顔や気品ある立ち居振る舞いに魅了されたといいます。
しかし、年齢を重ねるにつれて、憧れの理由も少しずつ変わってきました。
オードリーが晩年にユニセフの活動へ力を注ぎ、子どもたちのために行動していた姿を知り、その人生観や生き方にも深く惹かれるようになったそうです。
そして、年齢を重ねたオードリーの顔に刻まれたしわにも、美しさを感じるようになりました。
その人が歩んできた人生や考え方、日々の行動が、表情に表れていく。檀さんは、自分自身もそんな美しいしわを刻みたいと語っています。
また、若い頃は物事に腹を立てることもあったものの、経験を重ねるなかで、さまざまな考え方を受け止められるようになったそうです。
人生には予想もしない出来事が起こります。それでも、自分の視点を変え、できるだけ前向きに受け止め、笑顔で過ごしていきたいという思いを大切にしています。
2025年の『家庭画報』では、毎日の暮らしに自分が幸せを感じられることを一つでも取り入れてほしいというメッセージも伝えています。
檀さん自身も、季節の花を飾ったり、お茶をいれて一息ついたり、愛猫と過ごしたりしながら、心が豊かになる時間を大切にしています。
女優という仕事では、人の人生を表現するために、自分自身の感性を豊かにしておくことも重要だと考えているそうです。
毎日の小さな楽しみや、新しい学び、人との出会いが、女優としての表現にもつながっていくのでしょう。
まとめ|檀れいの美容・健康習慣から見えてくるもの
檀れいさんの美容法や健康習慣を詳しく見ていくと、華やかな女優としての姿を支えているのは、日々の暮らしを丁寧に重ねる姿勢であることが分かります。
宝塚時代には、舞台を休まずに務めるために健康管理を大切にし、女優へ転身してからは仕事の変化に合わせて食事や運動を見直してきました。
40代以降には自分の身体の変化と向き合い、ピラティスやラジオ体操、頭皮や首のセルフケアなど、新しい習慣も取り入れています。
その一方で、母親から受け継いだ身体を温める習慣や、昔ながらの和食、お茶を楽しむ時間など、長年変わらず大切にしているものもあります。
そして現在は、愛猫と過ごす時間や新しい学び、人とのつながりを楽しみながら、年齢を重ねることを前向きに受け止めています。
檀さんが憧れるオードリー・ヘプバーンのように、歩んできた人生や考え方が、自然な表情の美しさにつながっていく。
そんな生き方を目指す姿勢こそ、長年にわたり多くの人を魅了してきた檀れいさんの、美しさの大切な一面なのかもしれません。
毎日の食事を楽しみ、身体をいたわり、好きなものを暮らしのなかに散りばめること。新しいことに興味を持ち、人とのつながりを大切にしながら、笑顔で過ごしていくこと。
檀れいさんの美容・健康習慣は、年齢を重ねる楽しさや、自分にとって心地よい暮らしを考えるきっかけを与えてくれます。
参考情報
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檀れい公式サイト「PROFILE」|宝塚時代、映画デビュー、日本舞踊、趣味、歌手活動など。
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ハルメク「檀れい!宝塚時代から続ける美肌を作る簡単健康法」(2022年6月26日)|食生活、梅干し、睡眠、撮影現場でのエピソードなど。
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家庭画報「透き通るような圧倒的な美貌。檀れいさん、澄みわたる美しさの秘訣」(2025年3月4日)|健康観、和食、冷え対策、入浴、お茶の時間など。
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家庭画報「強く、しなやかに。檀れいさんが6年通っている『ピラティススタジオ』」(2025年3月7日)|KAORUさんとのトレーニング、身体の変化、自宅でのセルフケアなど。
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家庭画報「“檀れいの顔”の作り方。ヘア&メイクアップ アーティスト黒田啓蔵さんが伝授」(2025年3月6日)|メイク、ベースメイク、アイメイク、長年の信頼関係など。
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美ST ONLINE「【美しさの土台は健康】檀れいさんに学ぶ!40代・50代からの“ながら”血行改善」(2026年9月25日)|冷え対策、ラジオ体操、頭皮ケア、紅茶、サプリメントなど。
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毎日キレイ「私の美容習慣:檀れい」(2026年10月9日)|頭ほぐし、入浴、オードリー・ヘプバーンへの憧れ、年齢の重ね方など。
※本記事は公開情報や本人インタビューをもとに構成しています。紹介する習慣は取材当時の内容を含みます。