パワフルな歌声、しなやかなダンス、華やかなギャルメイク。2000年のデビュー以来、独自のスタイルで多くのファンを魅了してきたアーティスト・倖田來未さん。
「キューティーハニー」「Butterfly」「恋のつぼみ」「愛のうた」など数々のヒット曲で知られ、2005年には「Butterfly」で日本レコード大賞を受賞。「エロかっこいい」という言葉とともに、日本の音楽やファッションに大きな足跡を残しました。
大胆な衣装を堂々と着こなす姿が印象的ですが、本人によると、若い頃は体形や骨格、顔立ちへのコンプレックスに悩み、自分に似合う美容法を研究し続けていたそうです。
20代には食事の時間を意識したダイエットに取り組み、30代にはスキンケアやボディケアへの関心がさらに深まりました。そして40代では、自分の魅力を生かす「引き算の美容」へと考え方が変化しています。
2025年にはデビュー25周年を迎え、美容習慣や人生観をまとめた『倖田的ビューティ(BEAUTY)』も刊行。本人が語る美容には、化粧品の使い方だけでなく、家族への思いや仕事への情熱、年齢の重ね方まで詰まっています。
今回はスキンケア、フェイスマスク、愛用コスメ、メイク、ヘアケア、食生活、ダイエット、運動、睡眠、入浴、そして夫や子どもとの暮らしまで、本人インタビューや公式情報をもとに詳しく紹介します。
華やかなステージの裏側にある努力と、時には失敗を笑い飛ばす親しみやすい素顔。倖田來未さんの美容・健康習慣を、人生の歩みとともにたどっていきましょう。
1.倖田來未の経歴と美容観|コンプレックスから自分らしい美しさへ
京都から世界へ|代表曲と「エロかっこいい」の誕生
倖田來未さんは1982年11月13日、京都府生まれ。身長154cmのアーティストです。
幼い頃から歌や音楽が身近にあり、妹のmisonoさんも歌手として活動しています。姉妹はそれぞれ異なる個性を持ち、日本の音楽シーンで活躍してきました。
2000年11月に「TAKE BACK」で全米デビューし、同年12月に日本でもデビュー。2003年にはゲーム『FINAL FANTASY X-2』のテーマソング「real Emotion」で注目を集め、翌年の「キューティーハニー」が大きな転機となります。
2005年には「Butterfly」で第47回日本レコード大賞を受賞。続いて「you」「恋のつぼみ」「愛のうた」などの人気曲を発表し、2007年には東京ドームで単独公演を成功させました。
大胆な衣装や力強いダンス、女性の魅力を積極的に表現するスタイルは「エロかっこいい」と評され、音楽とファッションの両方で独自の存在感を確立していきます。
しかし、デビュー当時から自信に満ちていたわけではありません。
大きな話題を呼んだ「キューティーハニー」についても、当初はカバー曲で注目されることに複雑な思いがあったそうです。自分のオリジナル曲でも認められたいという気持ちを抱きながら、次の作品へ挑戦し続けていました。
その思いが実を結んだ出来事の一つが、2005年末から始まった12週連続シングルリリースです。
最初の曲として倖田來未さんが選びたかったのは、バラードの「you」でした。当初、別のアップテンポな楽曲で始める案もありましたが、本人は自分が好きで届けたい曲を選ぶことにこだわりました。
結果として「you」はオリコン週間シングルランキングで自身初の1位を獲得。本人はこの経験によって、自分の感性を信じる自信が生まれたと振り返っています。
周囲の意見を聞きながらも、自分が本当に良いと思うものを大切にする。その姿勢は、音楽だけでなく美容やファッションにも通じています。
ちょっとひと息|京都で育った姉妹は日本舞踊や茶道も
妹のmisonoさんによると、姉妹は子どもの頃、日本舞踊や茶道、剣舞なども習っていたそうです。大胆なダンスパフォーマンスで知られる倖田來未さんですが、幼少期には日本の伝統文化にも親しんでいました。
20代・30代・40代、3冊の美容本に表れた考え方の変化
デビュー当時の倖田來未さんは、周囲と自分を比べ、体形や骨格、顔立ちについて悩むことが多かったと語っています。
どうすれば自分に似合うメイクができるのか。どのような衣装なら自分らしい魅力が伝わるのか。その試行錯誤が美容研究の出発点になりました。
20代には『倖田式』を出版し、メイクやファッション、当時のライフスタイルを紹介。30代には『倖田來未流 美ボディの習慣』で、体作りや日常の習慣について伝えました。
美容への意識がさらに高まったのは35歳頃。夫にもっときれいだと思ってもらいたい、息子にとって自慢のお母さんでいたいという気持ちから、化粧品やスキンケアへの関心が深まったそうです。
それまでマッサージなどにかけていたお金を美容へ振り向け、自分に合う方法を積極的に試すようになりました。
そして38歳頃からは、何かを次々と加えて理想に近づく美容から、自分に備わった魅力を引き立てる考え方へと変化していきます。
自分の骨格に合った陰影の入れ方を見つけ、年齢とともに変わる肌や体の状態に合わせて美容法を見直す。自分の特徴を理解することが、以前にも増して大切になったのです。
2025年に刊行した『倖田的ビューティ(BEAUTY)』では、スキンケア、ボディケア、メイクに加え、自分を好きになるための考え方まで紹介しています。
印象的なのが、コンプレックスに感じていたパーツを、あえて見せるという発想です。
以前は気になる体形を服で隠すことを考えていた倖田來未さんですが、自分の体と向き合う中で、着たい服を自由に楽しむことにも価値を見いだしていきました。
20代には魅力的に見せるための工夫、30代には体作りや生活習慣、40代には外見と心の両方を大切にする美容。3冊を通して見ると、倖田來未さん自身の成長やライフステージの変化が感じられます。
ちょっとひと息|美容本の原稿確認には思わぬ苦労も
2025年の美容本は、本人への取材だけで3〜4日間を費やしたそうです。その一方で、本人は本を読んでいると眠くなってしまうタイプ。美容の話なら次々とエピソードが出てくるのに、自分の原稿を読む作業には苦戦したという、親しみやすい裏話があります。
2.スキンケア・保湿・フェイスパック|肌の変化を観察する丁寧なお手入れ
化粧水を重ねる習慣とフェイスマスクの使い方
倖田來未さんのスキンケアで特徴的なのが、その日の肌の状態を確かめながら、丁寧に保湿することです。
2021年の美容イベントでは、乾燥が気になる肌質であり、当時は化粧水を何度も重ねるお手入れに約20分かけていたと語っています。
普段は化粧水を7回ほど重ねることもあったそうで、肌の感触を確かめながら、自分なりのケアを続けていました。
また、使用したフェイスマスクに美容液が残っているときには、首や手の甲、肘などにもなじませていたといいます。
顔のお手入れから、そのまま手や首のケアへ。2025年の美容本でも、ハンドケアを普段のスキンケアの流れに取り入れるという考え方が紹介されています。
2024年に出演した『VOGUE JAPAN』の動画企画「Beauty Secrets」では、スキンケアからセルフメイクまでを実演しました。
当時使用していたアイテムとして、FOLLETTAの化粧水、JACKSKINのヒアルロン酸スキンアクティベーター、HACCIのシートマスクなどを紹介しています。
さらに2025年の美容本では、シートマスクを用途や価格帯によって使い分けるという考え方も取り上げられました。
その日の肌の状態や季節に合うものを選び、使い心地を自分で確かめる。そうした柔軟な姿勢を大切にしています。
美顔ローラーは仕事用と自宅用、朝の5〜10分も大切に
フェイスラインや顔まわりのケアも、倖田來未さんが長年関心を持ってきた分野です。
2025年のインタビューでは、朝に5〜10分ほど顔まわりのマッサージやケアを取り入れていると語っています。
使用していたアイテムの一つが、YA-MANの美顔ローラー「WAVY mini」。仕事用と自宅用にそれぞれ1本ずつ用意するほど、日常生活に取り入れていたそうです。
特に朝は、鼻まわりやフェイスラインの見え方が気になることもあり、メイク前に自分の顔の状態を確かめる時間を設けています。
ステージや撮影では、照明や角度によって顔の印象も変わります。長年カメラの前に立ち続けてきた倖田來未さんにとって、顔立ちを観察することも仕事への準備の一つなのでしょう。
また、コルギやフェイスローラーなど、さまざまな美容ケアを試してきた経験もあります。
日々の小さな変化を観察し、自分に合った方法を研究する。その積み重ねが、長年の美容習慣にもつながっています。
季節ごとの化粧品選びと、寝具・生活環境への関心
倖田來未さんは、気に入った化粧品であっても、季節や肌の状態に合わせて見直すことを大切にしています。
2025年のインタビューでは、夏は皮脂によるメイク崩れが気になり、冬は乾燥によってマットなベースメイクが粉っぽく見えることもあると説明しています。
以前はよく合っていた化粧品でも、季節が変わると仕上がりに違いを感じることがあるそうです。
そのため、周囲で評判の良いアイテムでも、自分で試し、肌の状態や使用感に合わせて選んでいます。
また近年は、ニキビなど気になる肌の状態があれば、早めに皮膚科へ相談することも増えたと語っています。
さらに、2025年の著書では、肌のコンディションが気になるときに寝具にも目を向けるという考え方を紹介しています。
顔に使う化粧品に加え、日頃肌に触れるものや生活環境まで振り返る。美容への関心が暮らし全体へ広がっていることがうかがえます。
同書では、すっぴんへの自信が変化してきたことや、腸を意識した美容についても取り上げられています。
化粧品によるお手入れ、食生活、休息、身の回りの環境。それぞれを日常生活の中で考えるようになったことが伝わります。
こうした探究心は、化粧品の開発に携わる活動にもつながりました。
2020年には、約2年の開発期間を経て、自身がプロデュースしたスキンケアブランド「HEMMY K.」が誕生。保湿クリームやフェイスマスクなどの開発に関わっています。
2021年には、別のスキンケアシリーズ「AVEAUTE」のミューズとしてイベントに登場し、自身の普段の美容習慣についても語りました。
自ら開発に携わる立場と、広告に出演する立場の両方を経験してきた倖田來未さん。美容に関する経験を、さまざまな仕事へ広げてきた様子がうかがえます。
ちょっとひと息|美容へのこだわりと、せっかちな性格
メイクには細かなこだわりがある一方、倖田來未さんはせっかちな一面も持っています。スキンケアやメイクをしながら、ほかの準備を同時に進めることもあるそうです。丁寧に仕上げたい気持ちと、時間を有効に使いたい気持ちが共存しているところも、忙しいアーティストらしいですね。
3.倖田來未のメイク術|切れ長アイラインと進化するギャルメイク
ステージのマット肌と、赤みを意識したベースメイク
倖田來未さんといえば、目元を強調した華やかなギャルメイク。しかし、その方法はデビュー当時から少しずつ変化しています。
2025年のインタビューでは、ステージでは基本的にマットな肌を意識し、プライベートではほんのりツヤのあるベースメイクも楽しんでいると語っています。
ステージでは強い照明の下での見え方を考えながら、鼻先や頬骨など、必要な部分にだけツヤを加えるそうです。
特にこだわっているのが、顔の立体感を作るシェーディングです。
2025年にはKANEBOの「シャドウオンフェース 01」を愛用品として紹介。眉山から鼻筋の脇、小鼻の横まで陰影を入れ、自分の骨格に合ったバランスを作っています。
また、ファンデーションの色味を選ぶ際には、肌の赤みをどう整えるかも意識しています。2025年の美容本でも、黄みと赤みのバランスを考えたベースメイクが取り上げられています。
2024年のセルフメイク動画では、SMASHBOXの下地、CHANELのCCクリーム、CANMAKEのシェーディングなども使用していました。
使うアイテムが変わっても、自分の顔立ちや肌色を観察し、光と影、色味を工夫するという考え方は一貫しています。
特注まつ毛・ヌーディーリップ・大人のピンクメイク
アイメイクでは、目の横幅を広く見せることを意識しています。
アイシャドウは基本的にマット系を好み、目を開いたときに自然に見える幅まで丁寧に塗ります。
アイラインは目尻を横方向へ伸ばして切れ長の印象に仕上げ、まつ毛エクステは自分の目元に合わせた特注デザインを使用しているそうです。
激しく踊るライブでのメイクの持ちも大切なため、落ちにくいアイライナーについてダンサーに相談した経験もあります。
まつ毛美容液などのパーツケアにも関心を持ち、目元のおしゃれと日常のお手入れを楽しんできました。
リップは昔からヌーディーカラーが定番。もともとの唇の赤みを整えてからベージュ系のリップを重ねたり、グロスでツヤを加えたりする方法を好んでいます。
40代になって唇の印象が変化したことから、輪郭を少し大きめに描くオーバーリップも取り入れています。
チークでは、以前から好んでいたクールなブラウン系に加え、ベビーピンクなど柔らかな色にも関心が広がりました。
また、普段もメイクを楽しむことが多い一方、年齢を重ねる中で、素顔への向き合い方も変化してきたといいます。
自分らしいギャルメイクを大切にしながら、その時々の好みや顔立ちに合わせて新しい色を楽しむ。メイクを自分らしい表現として捉えているところが、倖田來未さんの魅力です。
ちょっとひと息|耳元のおしゃれにも新しい発見
2025年には、長年担当するネイリストのサロンで耳ツボジュエリーを体験しました。キラキラしたパーツを耳元に飾るスタイルを気に入ったそうです。アイメイクやネイルに加え、耳元のアクセサリーまで楽しむ姿から、ファッションへの好奇心が感じられます。
4.ヘアケア・ボディケア・香り|日常のお手入れとステージ演出
倖田來未さんの美容への関心は、顔だけにとどまりません。
華やかなヘアアレンジを楽しむ一方、普段の髪のお手入れにも自分なりの好みがあります。
2024年のVOGUE動画では、MASON PEARSONのヘアブラシやKÉRASTASEのヘアオイルを紹介していました。
ボディケアでは、香りを楽しむ習慣も大切にしています。
長く愛用してきたのがCHANELの「ココ マドモアゼル ボディ ローション」。2025年の取材では、約10年使い続けているお気に入りとして紹介しました。
以前に好んでいた別のボディクリームが販売終了となったことをきっかけに、新しいアイテムを探したそうです。
さらに香水を組み合わせ、自分の好きな香りを楽しむこともあります。
アロマディフューザーや精油にも関心を持っており、日常生活の中でも香りを楽しむ時間を取り入れています。
そんなヘアスタイルやファッションへのこだわりは、ステージ演出にも表れています。
2025年の25周年ツアー「De-CODE」では、「Curly Hair」と「HAIRCUT」をつなげ、美容室を舞台にしたストーリーを表現しました。
昼と夜の美容室で照明、ファッション、振り付けを変え、同じ女性が見せる異なる表情を描いたそうです。
短い楽曲の中で次々とヘアスタイルを変える演出もあり、ヘアメイクスタッフとともに細部まで工夫を重ねました。
さらに、このツアーにはファンを楽しませる仕掛けが隠されていました。
当時すでに次のツアー「Kingdom」を構想していた倖田來未さんは、ステージの小道具や衣装に次回へのヒントを忍ばせていたのです。
例えば、ベッドの装飾に次のツアーを意識したロゴを取り入れたり、ヘアカラー、衣装、ドリンクホルダーなどにヒョウ柄を使ったりしていました。
一度見ただけでは気づかないような細部にも、次のステージへのつながりが用意されていました。
ヘアメイクやファッションを、音楽の世界観を伝える手段として使う。そんな創造性も、倖田來未さんの大きな魅力です。
ちょっとひと息|夫婦の会話から生まれたライブのサイコロ演出
2025年のツアーでは、アンコール前にテレビ番組『ライオンのごきげんよう』を思わせる演出も登場しました。きっかけは、夫KENJI03さんとの会話。「CUBE」からサイコロ、そして番組のイメージへと発想が広がったそうです。家族との何気ない会話も、倖田來未さんのステージ作りに生かされています。
5.ダイエット・食生活・サプリメント|20代から40代で変化した習慣
18時以降食べない方法から、食事全体のバランスへ
倖田來未さんのダイエットといえば、18時以降は食事を控えるという方法を思い浮かべる人も多いでしょう。
本人によると、デビュー当時は周囲と自分の体形を比較し、痩せたいという思いから食事を制限するようになったそうです。
その時期には、夕方以降の食事を控える方法で7〜8kg体重が減ったと振り返っています。
年齢や生活環境が変わる中で、食事との向き合い方も変化していきました。
2025年のインタビューでは、食事を抜くことより、1日全体のバランスを考えるようになったと説明しています。
揚げ物を楽しみたいときには、同じ食事の炭水化物量を調整する。昼食でボリュームのある料理を食べた日は、夕食を野菜中心にするなど、自分なりの工夫を取り入れていました。
食べる量が少なすぎると元気が出ないため、食事そのものを楽しむことも大切にしています。
以前、油分を控えすぎた際に肌の乾燥が気になった経験もあり、さまざまな方法を試しながら、自分に合う食生活を模索してきたそうです。
2025年の著書では、腸への関心も美容の話題として取り上げています。食事内容や体の状態に目を向けることが、長年の美容研究の一部になっている様子がうかがえます。
若い頃の食事制限から、食べる楽しさと日々の体調を考えた方法へ。その変化にも、長年の経験から得た考え方が表れています。
朝のパイナップル、ヨーグルト、体の変化を観察する習慣
2025年夏のインタビューでは、朝の食事としてパイナップルとR-1ヨーグルトを気に入っていると語っています。
パイナップルは夫も好きで、夫婦で楽しむ朝の定番になっていたそうです。
本人は果物を午前中に食べることを好み、同じ食品ばかりに偏らないことも意識しています。
また、食事の内容と翌朝の体の見え方を観察することも習慣の一つです。
どのような食事をした翌日に、どんな体の状態になるのか。長年ステージに立ってきた経験から、自分の体の小さな変化にも関心を持っています。
一方、2021年にはテレビを見ながらお菓子を食べることも好きだと話していました。
食べることを楽しみながら、自分の生活に合う工夫を続ける。その姿勢は、2025年に語った食生活ともつながっています。
美容や食生活への関心は仕事にも広がり、2021年には自身がプロデュースしたサプリメント「KILLER BURNER」が登場しました。
長年の美容研究から得た経験は、化粧品やサプリメントの商品開発に携わる活動へも広がっていきました。
本人の食事管理は各取材当時の習慣であり、年齢、体調、生活環境によって必要な食事内容は変わります。健康を考えるうえでは、それぞれの体に合った十分な栄養を取ることが大切です。
6.運動・ボディメイク・ダンス|日常生活で続ける体作り
Netflixを見ながらストレッチ、休息を挟みながら続ける
激しいダンスパフォーマンスから、日頃からハードなトレーニングを続けている印象を持つ人もいるかもしれません。
ところが倖田來未さん本人は、運動があまり得意ではないと語っています。
2025年には、ジムへ通うよりも、家でできる「ながらダイエット」を続けていると説明しました。
例えば、Netflixを見ながらお腹の筋肉を意識してストレッチをする。家事をするときには大きく体を動かし、普段歩くときには姿勢を意識する。
日常生活の中に体を動かす時間を自然に組み込むことが、本人に合った方法になっています。
また、呼吸法やピラティスストレッチにも関心を持ち、時期によってさまざまな運動を試してきました。
特に興味深いのが、継続に対する考え方です。
2025年には、1か月取り組んだら2週間ほど休むようなペースでも、心に余裕を持ちながら長く続けることが大切だと語っています。
毎日完璧に頑張ることより、自分が続けられる形を見つける。そんな柔軟な考え方が印象的です。
ジムへ行く時間があれば家族と過ごしたいという気持ちもあり、仕事と家庭のバランスを大切にしています。
激しく踊るアーティストでありながら、普段は生活の中の小さな工夫を積み重ねる。その意外な組み合わせが、倖田來未さんらしい体作りにつながっています。
体重よりも腹筋・背中・シルエットを確認する理由
倖田來未さんは、体重計の数字だけでなく、鏡や写真、映像に映る体のラインを大切にしています。
2025年のインタビューでは、体重計にはほとんど乗らず、腹筋の縦のラインなど、見た目を参考にしていると説明しました。
また、40代になってからは特に背中のラインが気になるようになったそうです。
スマートフォンを見るときの姿勢や猫背にも目を向け、朝晩に鏡で体の状態を確認する習慣を取り入れています。
体重や体脂肪率について本人なりの目標を持っていた時期もありますが、それは長年ステージに立ってきた本人の仕事上の考え方です。
以前には体重が減りすぎた自分を映像で見て、理想のシルエットと違うと感じ、意識的に食べて体形を戻した経験も語っています。
目指しているのは、自分の骨格やステージ衣装に似合う、曲線的でメリハリのあるボディラインです。
2025年のビューティ本撮影でも、くびれや腰まわりを意識して準備を進めました。
撮影の約2週間前から体作りを始めましたが、本人はもっと早く準備すればよかったと振り返り、次回は3週間ほど前から取り組みたいと話しています。
長年カメラの前に立ち、さまざまな衣装を着てきたからこそ、体重の数字に加え、自分がどのように見えるかも大切な仕事の一部になっているのでしょう。
ちょっとひと息|近所のコンビニにも車で行くことがある?
運動について語った際、倖田來未さんは近所のコンビニにも車で行くことがあると笑いながら明かしていました。ステージで何曲も踊り続ける姿と、普段の暮らしとのギャップが面白いエピソードです。
7.睡眠・入浴・メンタル|ステージの自信を支える心の習慣
入浴中のセルフケアと、眠って気持ちを切り替える時間
倖田來未さんの美容では、肌や体のお手入れとともに、自分の気持ちと向き合うことも大切なテーマです。
以前の本人発信では、一日の終わりに入浴しながら脚をやさしくさすり、頑張った自分をねぎらう時間について語っていました。
仕事や家庭で忙しい日にも、自分の頑張りに目を向ける。そんな考え方は、近年の美容観ともつながっています。
また、嫌なことがあると考え込みやすいため、眠って気持ちを切り替えようとすることもあるそうです。
ツアーを終えたあとには、久しぶりにテレビを見てゆっくりする時間を楽しんだことも明かしています。
レコーディングやライブ、撮影など、常に次の仕事へ向かってきた倖田來未さん。そんな日々の中で、ゆったり過ごせる時間にも喜びを感じているようです。
2025年のビューティ本でも、睡眠や日常生活の過ごし方が取り上げられています。
さらに、日常に小さなサプライズや喜びを見つけることも、ポジティブな生き方の一部として紹介されています。
普段の暮らしの中にも楽しみを見つける。そんな考え方が、長年忙しく活動してきた倖田來未さんの生活にも表れています。
ステージの倖田來未と普段の自分、「キレイは褒めて伸ばす」
2025年のインタビューで、倖田來未さんはステージ上の自分とプライベートの自分には違いがあると語っています。
ステージでは前向きで力強い存在ですが、普段は慎重で、物事をマイナスに考えてしまうこともあるそうです。
つまり、アーティスト「倖田來未」は、自分がなりたい理想の姿でもあります。
普段は言いにくいことを歌で表現し、大胆な衣装やメイクで自分の可能性を広げる。そのため、仕事とプライベートのスイッチを意識的に切り替えてきました。
メイクがきれいに仕上がった日や、お気に入りの衣装を着た日は気分が上がり、その感情が歌声にも表れるといいます。
美容は、ステージで自信を持って表現するための大切な準備でもあるのです。
また、倖田來未さんが大切にしている考え方の一つが、「キレイは褒めて伸ばす」というもの。
メイクを終えたあと、鏡の中の自分に「OK、キレイ!」と声をかけることもあるそうです。
長年コンプレックスと向き合ってきた経験から、自分の良いところを認める言葉を大切にするようになりました。
さらに、周囲の人を褒めることも意識しています。
2025年の美容本では、まず自分の良いところを一つ見つけることや、人間関係、嫉妬や恨みとの向き合い方もテーマとして取り上げられています。
外見だけでなく、言葉や態度、思いやりも人の魅力の一部。自分にも周囲にも温かい言葉をかけることが、倖田來未さんの考える美しさにつながっています。
8.結婚・家族・40代の生き方|夫KENJI03と息子が支える倖田來未
夫KENJI03との結婚、長男の誕生とアーティストとしての変化
倖田來未さんは2011年12月、ロックバンドBACK-ONのメンバーであるKENJI03(ケンジスリー)さんとの結婚を発表しました。
二人の出会いのきっかけは音楽活動。2011年に発表した「Poppin' love cocktail feat. TEEDA」でのコラボレーションなどを通じて関係が深まったと報じられています。
2012年7月には長男を出産。同年11月には、30歳の誕生日を迎える時期にライブ活動へ復帰しました。
母になったことで、倖田來未さんの仕事への思いにも変化が生まれます。
休日に家を空けることも多い歌手という仕事。だからこそ、息子が成長したときに、母親の仕事を誇りに思ってもらえるようなステージを届けたいと考えるようになったそうです。
家族ができたことで、歌い続ける意味やステージに立つ責任も深まっていきました。
また、2025年のインタビューでは、息子さんから若い頃より今のママのほうがきれいだと言われ、とても嬉しかったことを明かしています。
長年美容に向き合ってきた本人にとって、年齢を重ねた今の自分を家族が褒めてくれることは、特別な喜びだったのでしょう。
夫婦で褒め合う暮らしと、価値あるヴィンテージのような人生
倖田來未さんは、夫婦のコミュニケーションでも前向きな言葉を大切にしています。
2025年のインタビューでは、夫に「今日もイケメンやな」と声をかけることがあると語りました。
夫からも、かわいいね、今日のメイクが似合っているね、といった言葉をもらうそうです。
結婚から長い年月を重ねても、お互いの魅力を言葉にして伝え合う。そんなやり取りから、温かな夫婦関係が感じられます。
また、2025年の美容本では、家族を明るい言葉で送り出すというテーマも紹介されています。
忙しい毎日の中でも、大切な人に前向きな言葉を届けたい。自分を褒めることと同じように、家族への言葉も大切にしているのです。
一方、忙しい日には夫や息子に厳しい言い方をしてしまい、あとで反省することもあると率直に話しています。
その日のできごとを振り返り、次はもっと良い言葉をかけたいと考える。そんな等身大の姿も魅力です。
2025年12月には結婚14周年を迎え、夫や長男と東京ディズニーランドで過ごした様子も公開しました。
長男の身長が自分を超えたことにも触れ、家族の成長を嬉しそうに伝えています。
さらに2026年3月30日には、所属事務所を通じて第二子の妊娠が発表されました。母子の健康と安全を優先し、同年6月から予定されていた全国ツアー「Koda Kumi Live Tour 2026 ~Kingdom~」の開催延期も案内されています。
今回紹介した食生活やボディメイクには、妊娠発表以前に語られた習慣も含まれています。人生の新しい節目を迎える中では、その時々の体調や生活に合わせた過ごし方が大切になります。
そんな倖田來未さんが40代の生き方について語った、印象的な考え方があります。
年齢を重ねることを、長い時間を経て価値が増すヴィンテージに例えたのです。
20代や30代で積み重ねてきた経験を、40代以降の新しい魅力へ変えていきたい。
若い頃の自分を追いかけるより、今の自分を大切にする。その姿勢は、美容だけでなく仕事や家族との関係にもつながっています。
ちょっとひと息|夫は変顔の写真にも「かわいい」?
2025年のインタビューでは、少し変な顔で写った写真を夫に見せても「かわいい」と褒めてくれると話していました。そんな夫に倖田來未さんが冗談でツッコミを入れることもあるそうです。長年一緒に暮らしていても、笑い合える夫婦の雰囲気が伝わります。
まとめ|倖田來未の美容・健康習慣に見る、自分らしく年齢を重ねる魅力
倖田來未さんの美容法・健康習慣を振り返ると、若い頃から変わらないのは、自分自身を研究し続ける姿勢です。
スキンケアでは、化粧水やフェイスマスクを丁寧に使い、季節や肌の状態に合わせてアイテムを選ぶ。肌のコンディションを考えて寝具や生活環境にも目を向けるなど、暮らし全体から美容を捉えています。
メイクでは、切れ長のアイラインやヌーディーリップという自分らしいスタイルを大切にしながら、ファンデーションの色味や新しいチークの色も研究してきました。
食生活では、20代の厳しいダイエットから、好きなものを楽しみながら一日のバランスを考える方法へ。体作りでは、日常の姿勢やストレッチを活用し、休息を挟みながら続けることも大切にしています。
そして40代になって特に印象的なのが、自分に対する考え方の変化です。
かつてはコンプレックスを補うために努力していた倖田來未さんが、今では自分の特徴を理解し、好きなファッションを楽しみ、年齢を重ねることを前向きに受け止めています。
華やかなステージの裏にある地道な研究も、夫や息子との温かな時間も、時には失敗を笑い飛ばす等身大の姿も、すべてが倖田來未さんの魅力につながっています。
若い頃と同じ自分を目指すより、今の自分をもっと好きになっていく。
その前向きな生き方こそが、長年にわたり多くの人を惹きつけてきた倖田來未さんらしい美しさなのかもしれません。
参考情報
※本記事は公開情報や本人インタビューをもとに構成しています。紹介する習慣は取材当時の内容を含みます。