金髪のヘアスタイル、両腕につけた腕時計、洗練されたスーツ姿。そして、自分の信念を堂々と語る姿。サッカーに詳しくない人でも、本田圭佑さんの印象的な姿を一度は目にしたことがあるかもしれません。
1986年6月13日、大阪府摂津市生まれ。石川県の星稜高校から名古屋グランパスに加入し、オランダのVVVフェンロ、ロシアのCSKAモスクワ、イタリアの名門ACミランなどでプレーしてきました。日本代表では2010年、2014年、2018年のワールドカップに出場し、3大会連続でゴールを記録。2011年にはアジアカップ優勝に貢献し、大会MVPにも選ばれました。
ACミランで背番号10を背負った経歴は、本田さんを語るうえで欠かせません。その後もメキシコ、オーストラリア、ブラジルなど世界各地で競技を続け、サッカースクールの運営、投資、教育活動にも挑戦してきました。2026年には40歳を迎え、シンガポールのFCジュロンに加入。同年9月には再び公式戦のピッチへ戻り、現役選手として新たな挑戦を続けています。
そんな本田さんの美容法や健康習慣を詳しく調べると、華やかなイメージからは想像しにくい、興味深い日常が見えてきます。
スキンケアでは乳液を使い、ヘアスタイルには寝る前までこだわる。海外でプレーしていた頃には日本から専属美容師を呼び、食生活では栄養士や専属シェフのサポートを受けてきました。
19歳になる年の新人時代には、管理栄養士との面談より昼寝を優先し、練習後に用意されたコーンスープの意味を質問したという意外なエピソードもあります。
イタリアで親しんだエスプレッソやシンプルなパスタ、早朝の英語学習、地道な筋トレ、睡眠時間を確保する工夫。そして、寝る前には吉本新喜劇を楽しむという大阪出身らしい一面まで。本田さんの生活習慣には、長年の競技経験と独自の価値観が表れています。
今回は、本人インタビューや公式資料、競技生活を支えてきた人たちの証言をもとに、スキンケア、ヘアケア、食生活、飲み物、筋トレ、睡眠、入浴、妻や子どもとの生活、仲間との関係まで詳しく紹介します。本田圭佑さんの若い頃から40歳までの歩みをたどりながら、その美容と健康を支える日々の習慣に迫ります。
1.本田圭佑の美容・健康観|自分らしい格好よさを追求する生き方
本田圭佑さんの美容・健康習慣を理解するうえで、まず注目したいのは、自分で考え、納得した方法を選ぶという姿勢です。
幼い頃に両親が離婚し、兄とともに父方の祖父母に育てられる時間が長かったことを明かしている本田さん。祖父母は時には厳しく接することもあり、子どもの頃にはその理由を理解できないこともあったそうです。
しかし、星稜高校への進学を機に実家を離れたことで、祖父母が自分を大切に思って育ててくれていたと気づくようになりました。
家庭では父親から高い目標を掲げることの大切さを教えられて育ちました。自分の目標を明確にし、そのために何をすべきかを考える姿勢は、こうした家庭環境のなかで育まれてきたのでしょう。
2024年のMEN'S TBCのインタビューでは、自信を持つために大切なのは、自分自身と向き合い、自分との戦いを続けることだと語っています。
自分が掲げた目標に向かって行動し、積み重ねてきた経験を自信につなげる。その考え方は、サッカーだけでなく、日々の生活にも表れています。
家族の前でも格好よくありたいという美学
本田さんは、自分の外見やファッションについても率直に語っています。
2018年の『GOETHE』のインタビューでは、自宅にいるときにも服をコーディネートし、夜寝る前にも髪をセットすると明かしました。
その理由の一つが、家族の前でも格好よくいたいという気持ちです。
本田さんにとって身だしなみは、自分らしさを表現する日常の習慣。外出するときはもちろん、自宅で過ごす時間にも、自分が好きなスタイルを大切にしています。
一方で、2024年の美容インタビューでは、自分の美意識について控えめに語りながら、寝る前にも髪を整えていることを笑い交じりに紹介していました。
こうしたユーモアも、本田さんの魅力の一つです。
また、外見へのこだわりとお金の使い方についても、独自の考え方があります。
2019年の本人連載では、当時は財布を持ち歩かず、クレジットカード1枚で生活していたことを明かしています。
一方、プロとして必要な食事や、人前に出るときの衣装など、自分が重要だと考えるものにはお金を使うと語っていました。
海外まで美容師を呼んだり、食事を支える専門家を迎えたりしてきたことにも、こうした考え方が表れています。
何を大切にし、どこに時間やお金を使うのか。自分で優先順位を考える姿勢が、日々の美容や健康習慣にもつながっているのでしょう。
本田圭佑の豆知識①|映画『ゴッドファーザー』から受けた刺激
2014年の『VOGUE JAPAN』のインタビューでは、映画『ゴッドファーザー』に登場する人物のフォーマルな服装が印象に残っていると語っています。父親の影響で幼い頃から映画に親しみ、登場人物の生き方にも魅力を感じていたそうです。スーツ姿が印象的な本田さんらしいエピソードです。
2.スキンケア・ヘアケア|乳液と寝る前のヘアセットに表れる美意識
本田さんのスキンケアで、本人が具体的に明かしているのが乳液の使用です。
2024年のMEN'S TBCのインタビューで美容面の習慣について尋ねられると、乳液を塗るくらいだと答えています。
海外のさまざまな気候のもとで生活し、長年トレーニングを重ねてきた本田さん。ファッションには細かなこだわりがありますが、スキンケアについて本人が紹介している方法は比較的シンプルです。
一方、ヘアスタイルへのこだわりは非常に印象的です。
2018年の『GOETHE』では、毎晩寝る前に髪型を整える習慣を紹介しています。寝ている間に髪が乱れるため、翌朝はシャワーを浴びて再びセットするそうです。
2024年のインタビューでも、シャワーを浴びた後にジェルをつけてから寝るという習慣を語っています。
就寝前にも自分の好きな髪型でいたいという考え方は、本田さん独自の美意識をよく表しています。
海外の所属先まで日本から美容師を呼ぶこだわり
ヘアスタイルへの思いをさらに物語るのが、専属美容師との関係です。
ロシアのモスクワやイタリアのミラノでプレーしていた頃には、専属美容師を日本から呼んでいました。
2018年の取材では、その頻度は2〜3週間に1回ほどと紹介されています。
海外生活では言葉や文化、生活環境が異なります。そのような場所でも、長く信頼する美容師に髪を任せていたという事実からは、自分の望むスタイルを大切にする姿勢が伝わります。
金髪のショートヘアは、長年にわたって本田さんを象徴するスタイルの一つとなりました。
また、ミラノではスーツの着こなしにも刺激を受けています。
イタリアでは、ベルトを必要としないほど身体に合ったスーツを選び、その服をきれいに着られるよう体型を維持する人々がいることに驚いたそうです。
長年アスリートとして身体づくりを大切にしてきた本田さんにとって、服装と体型を一緒に考える文化は興味深いものだったのでしょう。
海外での経験は、ムダ毛のお手入れに対する考え方にも影響しています。
2024年の本人インタビューでは、海外でムダ毛を整える文化に触れ、若い頃から自己処理をしてきたと明かしています。
本人が気にしていたのは、お手入れに使う時間でした。毎回何分もかけることを考えると、その時間をどのように使うかという視点でも身だしなみを捉えていたのです。
トレーニングや仕事、勉強など、取り組みたいことが多い本田さん。美容についても、自分の好きなスタイルと時間の使い方を両立させようとする姿勢が感じられます。
本田圭佑の豆知識②|両腕の腕時計、時間はスマートフォンで確認することも
本田さんの両腕につけた腕時計は、長年のトレードマークです。2018年のインタビューでは、時計を1本にすると周囲から理由を聞かれるため、結局2本つけることになると笑っていました。さらに、時計の時刻が合っておらず、スマートフォンで時間を確認することもあるそうです。
3.食生活と栄養管理|新人時代のコーンスープから専属シェフまで
本田圭佑さんの食生活を知るうえで、興味深いのが名古屋グランパスの新人時代のエピソードです。
2026年7月、中日スポーツは、名古屋グランパスで長年選手の栄養管理を担当してきた森裕子さんへのインタビューを掲載しました。
森さんはJリーグのクラブで専属管理栄養士として活動してきた人物で、若い頃の本田さんや吉田麻也さんらを食事の面から支えてきました。
その取材では、まだ10代だった本田さんの個性的な行動が紹介されています。
栄養士との面談より昼寝を優先した新人時代
2005年、星稜高校を卒業して名古屋グランパスに加入した本田さんは、まだ18歳の新人選手でした。
森さんは新入団選手と面談し、それまでのけがや体調、食事について困っていることなどを確認する時間を設けていました。
ところが本田さんは、予定された面談が昼食後の昼寝の時間と重なるため、その時間には参加できないと申し出たそうです。
代わりに個人マネジャーが森さんと話すことになりました。
森さんにとって、新人選手が昼寝を優先するという出来事は印象的だったようです。
プロの世界へ入ったばかりの本田さんですが、自分が身体を休める時間を重要な予定として扱っていました。
後に睡眠時間や生活リズムへの考え方を詳しく語るようになる本田さん。その背景には、若い頃から休息を重視していた姿勢がうかがえます。
コーンスープが出された理由を栄養士に質問
森さんがもう一つ印象に残っていると語ったのが、練習後の昼食での出来事です。
ある日、選手たちの食事にみそ汁とコーンスープが用意されました。
コーンスープは毎日の定番ではなく、ときどき登場する料理でした。その違いに気づいた本田さんは、なぜコーンスープを出すのか、森さんに質問したそうです。
森さんは、練習後の糖質補給を意識したメニューであり、疲れているときにも飲みやすいことを説明しました。
長年多くの選手を見てきた森さんにとって、用意された料理の意図まで尋ねてきた新人選手は珍しかったそうです。
食事についても、その意味を理解し、納得して取り入れたい。本田さんのそんな姿勢が伝わってくるエピソードです。
さらに森さんの取材では、後年の日本代表の食事会場で、本田さんが若い選手に野菜の食べ方について話していたことも紹介されています。
新人時代には栄養士から知識を学んでいた本田さんが、代表で経験を重ねるうちに、仲間へ自分の知識を伝える立場にもなっていたのです。
メルボルンでは専属シェフが食生活を支える
2018年、本田さんはオーストラリアのメルボルン・ビクトリーへ移籍しました。
その生活を食事の面から支えた人物が、料理人の船岡勇太さんです。
船岡さんは日本やフランスのレストランで経験を積んだシェフで、2019年にはオーストラリア公共放送SBSの取材で、本田さんの専属シェフとして活動するようになった経緯を語っています。
レストランで料理を提供する仕事から、プロサッカー選手の日常を食の面から支える仕事へ。船岡さん自身にとっても、新しい挑戦となりました。
プロアスリートの食事を担当する際には、日々の練習予定や生活リズムを考えながら献立を組み立てることが求められます。
サッカーに打ち込む本田さんと、料理に情熱を注ぐ船岡さん。異なる分野で専門性を磨いてきた二人が、食事という共通のテーマでつながったことも興味深い点です。
さらに2019年の日刊スポーツの取材では、本田さんが世界各地を移動する際、必要に応じてシェフのサポートを受け、栄養士からも助言を得ていたことが紹介されています。
生活する国や所属クラブが変わっても、食事を大切にする姿勢を持ち続けてきました。
2024年のインタビューでは、食事管理について以前ほど厳しくはしていないものの、体型や運動能力を意識していると語っています。
ときには自分へのご褒美として、食事を楽しむチートデイを設けることもあるそうです。その一方で、2日続けてチートデイにはしないという自分なりのルールも持っています。
長い競技生活のなかで、食事との向き合い方も少しずつ変化してきたことが分かります。
本田圭佑の豆知識③|食への関心は子どもたちの栄養にも
2024年、本田さんは子ども向けの栄養食品開発プロジェクト「MAJIDE」に関わりました。海外での選手生活や指導経験を通じて、子どもたちの食事や栄養にも関心を広げています。自分自身の競技生活で培った経験を、次の世代につなげようとする取り組みです。
4.コーヒー・パスタ・水分補給|海外生活で育まれた食の好み
世界各地で暮らしてきた本田さんは、その土地の食文化にも触れてきました。
特に本人が印象深く語っているのが、イタリアのミラノで過ごした時間です。
2014年にACミランへ加入した本田さんは、約3年半にわたってイタリアで生活しました。
2018年の『GOETHE』のインタビューでは、ファッション以上に食文化から刺激を受けたかもしれないと振り返っています。
ミラノで親しんだエスプレッソとシンプルなパスタ
本田さんがイタリアの食文化で特に気に入ったものの一つが、エスプレッソです。
ミラノで暮らしていた3年半の間、エスプレッソを飲み続けていたことから、自分なりのこだわりが生まれたと語っています。
イタリアでは、街のカフェで少量のエスプレッソを楽しむ文化が日常に根づいています。
本田さんにとっても、コーヒーを楽しむことは、その土地の暮らしに親しむ身近な時間だったのでしょう。
また、イタリア生活で気に入った食べ物として、パスタも挙げています。
ワールドカップの際には、チームのシェフへ、オリーブオイルを少量合わせたシンプルなパスタをリクエストしていたことを明かしました。
イタリアで親しんだ食べ方が、国際大会での食事の好みにもつながっていたのです。
そして2026年の本人インタビューでは、朝起きてコーヒーを飲みながら英語を学ぶことが、日常の習慣になっていると紹介しています。
ミラノで親しんだエスプレッソと、現在の朝のコーヒー。生活する場所や仕事が変わっても、コーヒーを楽しむ時間は本田さんの暮らしのなかに登場しています。
移動時にも水を持ち歩く習慣
飲み物に関しては、水分補給への意識も紹介されています。
日本サッカー協会の暑さ対策に関する資料では、本田さんと岡崎慎司さんが、移動時にも水を持ち歩く選手として紹介されていました。
二人とも海外のさまざまな環境でプレーしてきた選手です。
練習や試合の時間に加え、移動中にも水を身近に置くという行動からは、日常生活のなかでもコンディションを意識していたことが伝わります。
コーヒーやエスプレッソなど好きな飲み物を楽しみながら、競技生活のための水分補給にも気を配る。本田さんの生活には、海外での経験と選手としての習慣が自然に組み込まれています。
本田圭佑の豆知識④|子どもの頃は野菜が苦手だった
2021年のインタビューで、本田さんは幼い頃に野菜が苦手だったと明かしています。家庭では野菜を食べるように言われ、水で流し込むようにしていたこともあったそうです。給食ではカレーが好きで、大人になってからは肉や寿司を好物として挙げています。現在の食事へのこだわりとの違いが興味深いエピソードです。
5.筋トレ・身体づくり|地道な練習を続ける本田圭佑の考え方
本田さんの健康習慣の中心にあるのが、長年続けてきたトレーニングです。
世界各国のクラブでプレーし、日本代表としてワールドカップに3度出場してきた本田さん。競技を続けるうえでは、技術だけでなく、身体の状態を管理しながら日々の練習に取り組むことも重要になります。
本人はトレーニングについて、人間味のある率直な気持ちも語っています。
2019年の『GOETHE』の本人連載では、地道なフィジカルトレーニングに対する葛藤を明かしました。
シュート練習や試合形式の練習に取り組みたい気持ちがありながらも、プロとしてプレーを続けるために、地道な身体づくりへ向き合っていたのです。
練習中には、もう十分頑張ったのだから終わりにしたいと思うこともあるそうです。
世界で活躍するサッカー選手も、努力を続ける難しさを感じながら日々の練習に取り組んでいる。その率直な発言からは、本田さんの人間的な一面が伝わってきます。
所属クラブが決まっていない期間も自主練習を継続
2019年には、所属クラブが決まっていない期間にも個人トレーナーとともに自主トレーニングを続けていました。
日本、アメリカ、オランダ、カンボジアなどを移動し、事業活動にも取り組む生活でしたが、選手としての準備を続けるため、自分で練習環境を整えていました。
本人連載では、走り込み、筋トレ、ボールを使った練習を続けていたことを紹介しています。
いつクラブから声がかかっても試合に出場できる状態でいたい。その思いが、日々のトレーニングを続ける理由でした。
また、2018年のロシアワールドカップを控えた時期には、具体的な走り込みの様子も報じられています。
当時は、ゴールライン間を43秒で往復し、40秒の休憩を挟んで7本繰り返すメニューに取り組んでいたそうです。さらに休憩時間を30秒へ短縮していたとも伝えられています。
サッカーでは、試合中に走る、止まる、方向を変える、再び走るといった動きを何度も繰り返します。
本田さんが行っていた走り込みからは、競技に求められる動きを意識し、具体的な練習へ取り組んできたことが分かります。
年齢と身体能力についての考え方
2019年、33歳だった本田さんは、自身の身体能力についても語っています。
当時の本人によれば、過去数年間の測定データでは大きな低下を感じておらず、持久力については伸びている部分もあったそうです。
科学的なトレーニングの進歩によって、選手として活動できる可能性が広がっているという考えも示していました。
これは2019年当時の本人の評価ですが、年齢だけで競技生活の可能性を判断せず、実際の身体の状態と向き合いながら挑戦を続ける姿勢が伝わってきます。
また、本田さんはサッカースクールでの指導について、練習の目的を理解することの大切さを語ったこともあります。
どのような練習を行うかに加え、何を目指して取り組むのかを指導者と共有することを重視しています。
プロ選手としての経験を、次世代への指導にも生かそうとする姿勢が感じられます。
本田圭佑の豆知識⑤|長友佑都が感じた身体の変化
2018年、日本代表に復帰した本田さんについて、長友佑都さんは以前と比べて身体のキレや動きが違うと語っていました。長年ともにプレーしてきた仲間だからこそ、そうした変化を感じ取ったのでしょう。本人だけでなく、周囲の選手もそのコンディションに注目していました。
6.睡眠・入浴・休息|8時間睡眠と吉本新喜劇、温泉2分の素顔
本田さんの健康習慣を語るうえで、睡眠も大切なテーマです。
プロ入りしたばかりの頃から昼寝の時間を大切にし、30代になってからは睡眠時間や就寝時刻についても具体的に語っています。
2019年に公開した本人名義のnoteでは、当時は意識して8時間の睡眠を確保していたことを紹介しました。
午後11時から翌朝7時、あるいは午後11時30分から翌朝7時30分という生活パターンを挙げています。
仕事や学習など、取り組みたいことが多い本田さんにとって、睡眠にまとまった時間を使うことは、競技生活を考えたうえでの重要な判断だったのでしょう。
朝の英語学習と午後の余白を大切にする
2019年12月の『GOETHE』の本人連載では、当時の具体的な一日の流れも紹介しています。
朝5時45分に起床し、2時間から2時間半ほど英語を勉強する。その後、午前8時頃には家族で朝食を取り、昼食までサッカーのトレーニングに取り組む生活でした。
朝の最初に英語を勉強する理由は、本人にとって優先順位が高く、集中力の必要な課題だったからです。
身体を動かすトレーニングには長年慣れている本田さんですが、英語の学習には異なる難しさを感じていたようです。
そこで、集中しやすい朝の時間に勉強を終え、その後にトレーニングへ取り組む順番を選んでいました。
興味深いのは、午後の予定にあえて余白を残していたことです。
経営や投資、サッカーに関する仕事では、新しいことを考えたり、突然入る打ち合わせに対応したりする場面があります。
そのため、予定を細かく埋めるよりも、考えるための自由な時間を持つことを大切にしていました。
規則的に活動しながらも、柔軟に使える時間を確保する。競技と仕事を両立するうえでの、本田さんらしい工夫です。
寝る前には吉本新喜劇を楽しむ
そんな本田さんには、就寝前の意外な習慣もあります。
テレビ番組やラジオ番組では、寝る前に吉本新喜劇の動画を見ることを紹介しています。
大阪出身の本田さんにとって、吉本新喜劇は子どもの頃から親しんできた存在です。
学校が終わると、放送を見るために早く帰宅していたほど好きだったと振り返っています。
大人になってからは、サッカーや仕事のことを考えて夜まで気持ちが高ぶることがありました。そんなとき、慣れ親しんだ新喜劇の動画が、気持ちを落ち着ける時間になっていたそうです。
面白いのは、笑いの展開をすでによく知っているところです。
出演する芸人を見るだけで、その日の展開がある程度分かるという本田さん。予想できる笑いだからこそ、安心して楽しめると説明していました。
世界で戦う選手が、一日の終わりには大阪の笑いに親しんでいる。その親しみやすい一面も、本田さんの魅力です。
温泉につかる時間は約2分
入浴についても、独特の生活スタイルがあります。
2025年6月、益若つばささんと参加したトークイベントで、本田さんは普段はシャワーで済ませることが多いと明かしました。
温泉旅館は好きなものの、実際に温泉につかる時間は約2分だそうです。
本人は、温泉の湯に長くつかることよりも、旅館の雰囲気を楽しむことが好きだと説明しています。
自分がせっかちな性格で、仕事に多くの時間を使いたいという考え方も、入浴時間に表れているようです。
睡眠にはまとまった時間を確保し、入浴は短時間で楽しむ。本田さんは自分の生活スタイルに合わせて、それぞれの習慣に時間を使ってきました。
本田圭佑の豆知識⑥|考えを整理するための小さな紙のノート
2026年の本人インタビューでは、小さな紙のノートを持ち歩き、思いついたことを書き留めていると語っています。オンライン会議やデジタル機器を使う機会が多い一方、アイデアを整理する場面では紙のノートも大切にしているそうです。考えるための環境も、自分なりに整えていることが分かります。
7.40歳の現役挑戦|年齢と向き合いながら続ける競技生活
1986年生まれの本田圭佑さんは、2026年6月に40歳を迎えました。
若い頃には海外クラブで厳しい競争を経験し、日本代表として3度のワールドカップに出場。30代になるとサッカー選手としての活動に加え、経営や投資、教育活動にも取り組むようになりました。
そして2026年4月、シンガポールのFCジュロンへの加入が発表されました。
同年9月18日にはホウガン・ユナイテッドとの試合で後半37分から途中出場し、約2年ぶりに公式戦のピッチへ戻りました。
試合はFCジュロンが3対0で勝利。40歳で新しいクラブの公式戦に出場するという挑戦が実現しました。
試合終盤には左サイドから味方へパスを送り、得点につながりそうな場面も演出しました。オフサイドの判定によって得点にはつながりませんでしたが、新天地でのプレーが具体的な形で記録された試合となりました。
40歳の身体とどう向き合うか
長く競技を続けるためには、その時々の身体の状態と丁寧に向き合う必要があります。
2025年には、今後の選手生活においてけがへの対応が重要な課題になるという考えを語っていました。
若い頃には厳しい走り込みを重ね、所属先が決まっていない期間にも個人トレーナーと準備を続けてきた本田さん。
年齢や競技環境が変化しても、新しいクラブでプレーする目標を持ち続けています。
一方、現在の生活では、サッカー以外の活動も大きな割合を占めています。
2026年の本人インタビューでは、理想の起床時間は午前5時で、朝はコーヒーを飲みながら英語を勉強し、その後、午前7時30分頃からアメリカ側との会議が始まると紹介しています。
そこから夜まで打ち合わせや考える時間が続き、ときには食事中にも仕事の話をすることがあるそうです。
世界各地を飛び回っている華やかなイメージがありますが、実際にはオンライン会議や一人で考える時間が多いと笑いながら説明しています。
英語学習も長年続けており、2026年の本人インタビューでは7年以上にわたる継続について語っています。
サッカーだけでなく、世界でビジネスや教育活動に取り組むためにも、自分の言葉で相手と向き合いたい。その思いが学習を続ける理由の一つになっています。
40歳になっても現役としてサッカーへ挑戦し、同時に新しい知識を学び続ける。本田さんの現在の姿には、競技と学習の両方を大切にする生活が表れています。
本田圭佑の豆知識⑦|自分では飽き性だと語っている
2026年のインタビューで、本田さんは自分を飽き性だと表現しています。さまざまなことに興味を持つ一方、サッカーだけは長く続けられたそうです。英語学習についても、大きな目標と結び付けることが継続の理由になっていると説明しています。
8.妻・子ども・仲間との関係|家族への思いと人生を支える人々
2008年に結婚。父親として大切にしていること
本田圭佑さんは2008年に一般女性と結婚しています。
2013年6月には、前年の秋に第一子となる長男が誕生していたことを本人が公表しました。
当時はロシアのCSKAモスクワでプレーしており、シーズン中だったことから、リーグ終了後に報告することを選んだと説明しています。
父親としての思いについては、2014年の『VOGUE JAPAN』のインタビューでも語っています。
本田さんは子どもが生まれる前から、家族を引っ張る責任感を持っていたと話していました。
父親になってからも、これまで大切にしてきた責任感を引き続き持っているという説明です。
また、子どもは自分の子どもであると同時に、社会から預かっている存在でもあるという考え方を示しています。
サッカー選手として強い目標を掲げる本田さんですが、家庭では一人の父親として子どもの成長にも思いを向けています。
2019年の本人連載で紹介した生活では、午前8時に家族で朝食を取る時間も設けていました。
早朝に起きて英語を勉強し、その後に家族と朝食を楽しみ、昼食までサッカーのトレーニングに取り組む。
こうした日常の風景からは、仕事や競技に多くの時間を使いながらも、家族と過ごす時間を生活のなかに組み込んでいたことが分かります。
長友佑都・香川真司と過ごした日本代表の食卓
本田さんの人物像を知るうえで、日本代表で長年ともに戦ってきた仲間との関係も欠かせません。
特に長友佑都さんは、長い期間を日本代表で共有してきた選手です。
2018年に本田さんが日本代表へ復帰した際、長友さんは長年の仲間が戻ってきたことへの安心感を語りました。
代表合宿中の食事では、本田さんが長友さんの向かい側に座ることが多かったそうです。
そこには香川真司さんや槙野智章さんも加わり、食卓は自然とサッカーについて語り合う場所になっていました。
本田さんと香川さんが熱く議論することもあれば、槙野さんが場を盛り上げることもあったそうです。
世界各地のクラブで経験を積んできた選手たちが、日本代表では同じ目標に向かってプレーする。
食事の時間は、仲間と考えを共有し、互いの価値観を知る大切な機会でもあったことが伝わります。
長友さんは、本田さんが代表に戻ってきた際、いつもの食事の風景が戻ったことで落ち着いた気持ちになったとも語っています。
互いの考えを率直に話せる関係だからこそ、熱い議論も生まれるのでしょう。長年の代表活動で築かれた関係性が感じられます。
ニュージーランド代表との対戦経験
本田さんの国際的なサッカー経験には、ニュージーランド代表との対戦も含まれています。
2014年3月5日、東京・国立競技場で開催された国際親善試合で、日本代表はニュージーランド代表と対戦しました。
本田さんは先発メンバーとして出場し、長友佑都さん、香川真司さん、岡崎慎司さんらとともにプレーしました。
試合は日本が4対2で勝利。岡崎さんが2得点、香川さんと森重真人さんがそれぞれ1得点を記録しています。
ニュージーランド代表ではクリス・ウッド選手が2得点を挙げました。
本田さんは世界各地のクラブで活動し、代表でもさまざまな国の選手と対戦してきました。
ニュージーランド代表との試合も、その国際的な競技生活の一場面です。
異なる国の選手や文化に触れてきた経験は、競技生活に加えて、食生活、ファッション、仕事への考え方にも幅広く表れています。
本田圭佑の豆知識⑧|少年時代はサッカーと野球の両方を楽しんでいた
小学生の頃の本田さんは、サッカーだけでなく野球でも遊んでいました。2021年のインタビューでは、子どもの頃にさまざまなスポーツや遊びを経験したことが、仲間とのコミュニケーションや自由な発想につながっていると振り返っています。世界で活躍する選手の原点には、友達と夢中になって遊んだ時間もありました。
まとめ|本田圭佑の美容と健康を支える自分らしい生活習慣
本田圭佑さんの美容法と健康習慣は、長い競技生活と海外での経験、そして本人の価値観によって形づくられてきました。
乳液を使うスキンケア、寝る前にも整えるヘアスタイル、信頼する美容師との関係、専門家に支えられた食事管理。イタリアで親しんだエスプレッソやパスタも、世界で暮らしてきた本田さんならではの習慣です。
競技生活では地道なトレーニングを重ね、睡眠や休息についても、その時々の生活に合わせて工夫してきました。
そして40歳になった現在も、新しい環境でサッカーに挑戦しながら、朝のコーヒーと英語学習、世界各地の人々との仕事に取り組んでいます。
一つひとつの習慣には、本人がどのように考え、何を大切にしているのかが表れています。
華やかなキャリアの裏側にある、個性豊かな美容と健康への向き合い方。そこには、サッカー選手としてだけではない、本田圭佑さんの人間的な魅力が詰まっています。