すらりと伸びた脚、艶やかなロングヘア、そして年齢を重ねるほどに深まる華やかな存在感。浅野ゆう子さんは、1974年のデビュー以来、歌手、モデル、俳優として50年以上にわたり活躍してきました。
2026年7月には66歳を迎えましたが、60代になってから本格的な筋力トレーニングを始め、デビュー50周年を記念したライブでは歌とダンスにも再挑戦。長年の経験を大切にしながら、新しいことを楽しむ姿勢を持ち続けています。
そんな浅野さんの美容と健康について詳しく調べると、約30種類の素材を使った手作りスムージー、肌の状態を確かめるスキンケア、長年のくせ毛との付き合い方、頭皮ケアや美脚のお手入れ、紫外線対策への意識の変化など、本人ならではの興味深い習慣が数多く見えてきます。
さらに、57歳での結婚をきっかけに変化した食生活、夫婦で健康寿命を大切にする暮らし、母親から学んだ歩く習慣、読書や温泉で過ごす時間など、年齢を重ねてからの楽しみも豊富です。
特に印象的なのは、美容や健康を特別なものとして考えるより、好きな食べ物を味わい、毎日少しでも体を動かし、人との会話を楽しみながら、自分らしい生活を送ろうとする姿勢。華やかな俳優人生の裏側には、親しみやすく、思わず笑ってしまうようなエピソードもたくさんあります。
今回は本人インタビューや美容誌で語られた内容をもとに、浅野ゆう子さんのスキンケア、ヘアケア、紫外線対策、美脚のお手入れ、スムージー、サプリメント、食生活、筋トレ、ダイエット、睡眠、入浴、リラックス習慣を詳しく紹介します。
浅野温子さん、藤原紀香さん、高島礼子さん、野際陽子さんとの交流や、夫や母親との暮らしにも触れながら、浅野さんが大切にしている自分らしい年齢の重ね方を探っていきましょう。
浅野ゆう子さんのプロフィールと代表作
浅野ゆう子さんは1960年7月9日、兵庫県神戸市生まれ。13歳だった1974年に歌手としてデビューしました。同年には『恋はダン・ダン』で第16回日本レコード大賞新人賞を受賞しています。
1976年には『セクシー・バス・ストップ』などで注目を集め、その後は抜群のスタイルを生かしたモデル活動を経て、俳優としての仕事を本格化させました。
1988年のドラマ『抱きしめたい!』では浅野温子さんと共演し、「W浅野」の愛称でトレンディードラマを象徴する存在に。ファッションやヘアスタイルまで注目を集め、同世代の女性たちの憧れとなりました。
『ハートに火をつけて!』『都合のいい女』などのドラマにも出演し、1995年公開の映画『藏』では第19回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。『大奥』シリーズでは大奥総取締・瀧山役などで印象的な存在感を発揮しています。
また、舞台『魔界転生』をはじめ、時代劇や舞台作品にも数多く出演。近年もドラマ、映画、舞台など幅広い分野で活動し、2025年には歌手としての原点を振り返る記念ライブも開催しました。
華やかなトレンディードラマの時代から重厚な時代劇、舞台、そして歌のステージまで。多彩な仕事を重ねてきた浅野さんですが、その裏側には、自分の外見や体の変化と向き合ってきた長い歴史があります。
1.浅野ゆう子さんの美容哲学|コンプレックスを魅力に変えた50年
大人びた容姿への悩みが、仕事の大きな個性に
浅野ゆう子さんといえば、長い脚と大人っぽい美しさが印象的ですが、本人にとってその外見は、若い頃から複雑な思いを抱くものでした。
子どもの頃から実際の年齢より大人びて見られ、電車で子ども料金を払うと不思議そうな顔をされることもあったそうです。
デビュー当時に憧れていたのは、かわいらしい衣装を着るアイドル歌手。しかし、身長が高く、大人っぽい顔立ちだった浅野さんは、理想としていたアイドル像との違いに悩んでいました。
転機となったのは19歳の頃。化粧品メーカーの夏のキャンペーンに起用され、黒い水着姿が大きな話題となりました。それまでコンプレックスに感じていた長身や大人っぽさが、仕事で生かせる大きな個性へと変わったのです。
もともと本人が思い描いていた進路とは違っていても、その時々に巡ってきた仕事に向き合い、自分にできることを広げていく。そんな経験を積み重ねるうちに、浅野さんならではの華やかさが形作られていきました。
若い頃には、演出家の久世光彦さんから、外見と実際の年齢の印象が重なる頃によい仕事ができるようになるという趣旨の言葉をかけられたこともありました。その言葉を心の支えに経験を重ね、30代にはトレンディードラマで人気を集め、40代以降は時代劇や舞台へと活躍の場を広げてきました。
メイクの変化と、年齢を重ねて見つけた自分らしさ
浅野さんは20代半ば、俳優として仕事を続けていく覚悟が固まった頃、メイクの方向性を変えたと話しています。
それまでは華やかなアイメイクや大人っぽいメイクを楽しんでいた時代。しかし、俳優として自然な表情を大切にしたいと考えるようになり、ナチュラルメイクへと移行していきました。
強いくせ毛のため髪型を大きく変えるには時間と工夫が必要だった一方、メイクは自分の気持ちや仕事の変化を表現する手段になったようです。役柄に合わせて表情や見せ方を工夫する経験は、その後の美容に対する考え方にもつながっています。
2018年のインタビューでは、50代に入ってから健康への意識が強くなったと説明しています。毎日の食事、入浴、軽い運動など、日常生活の中で続けられる習慣に目を向けるようになりました。
また、浅野さんは姿勢や表情についても興味深い考え方を持っています。気持ちが沈みそうなときには、周りに笑えるようなことがないか探したり、胸を張って顔を上げ、空を見上げたりすることを心がけているそうです。
仕事で美しい立ち姿を見せることが多かった浅野さんですが、日常でも姿勢と気持ちの関係に目を向けていたことがわかります。特別な美容道具を使う時間とは別に、普段の過ごし方や表情を大切にすることも、本人の美意識の一部になっています。
2025年4月の『美的』連載最終回では、年齢を重ねても新しいことに挑戦し、自分の可能性を一つに決めすぎないことを大切にしていると語りました。
美容についても、手に取りやすいものから試し、少しずつ新しい選択肢を広げながら、自分にとって心地よいお手入れを見つけていくことを楽しんでいます。
40代から50代にかけては、仕事や体力、見た目の変化への不安も感じたそうです。それでも周囲の人の言葉に励まされ、自分自身を信じながら、目の前の仕事を続けてきました。
長い芸能生活で培ってきた経験を大切にしながら、今の自分に合う美容を選び、新しいことに挑戦する。それが浅野さんの美意識を支えている考え方です。
浅野ゆう子さんの豆知識①|デビュー時は「ジャンプするカモシカ」
13歳で歌手デビューした頃のキャッチフレーズは「ジャンプするカモシカ」。すらりとした長い脚が話題でした。かわいらしいアイドルに憧れていた本人にとっては複雑な思いもあったようですが、その特徴が後のモデル活動やファッションの仕事にもつながりました。
2.スキンケア・美容機器・紫外線対策|肌と向き合う毎日のお手入れ
化粧水を丁寧になじませ、肌の状態を確かめる
浅野さんが2023年のインタビューで紹介したスキンケアの基本は、化粧水を使って丁寧に肌に水分を与えることです。
仕事柄、ヘアメイク担当者から美容について教わる機会も多く、これまでさまざまなお手入れ方法を試してきました。その中で自分に合うと感じた方法の一つが、化粧水を手でなじませながら、肌へのなじみ方や乾くまでの感覚を確かめることでした。
いつもより早く乾くように感じるときには、肌の乾燥を意識するそうです。2024年の『美的』でも、肌の状態やその日の気分によって使うスキンケア用品を変えていると紹介しています。
洗顔後に使う美容液についても、肌へのなじみ方や使用感を確かめながら選んでいるようです。美容誌では具体的な愛用ブランドを紹介したこともありますが、浅野さんの話で注目したいのは、商品を選ぶ際に自分自身の感覚を大切にしているところです。
長年の経験から、自分が心地よいと思えるお手入れを見つけ、その日の肌の状態に合わせて調整する。浅野さんにとってスキンケアは、日々自分自身に目を向ける時間でもあるのでしょう。
美容への考え方に影響を与えた人物の一人が、俳優の野際陽子さんです。30代に入った頃、野際さんから高級スキンケア用品をプレゼントされたことをきっかけに、少し大人向けのスキンケアをラインで使い始めたと語っています。
当時の浅野さんにとって、価格帯の高いスキンケア用品をそろえることは、少し背伸びをするような経験でした。しかし、新しいものに触れることで、自分自身も少しずつ成長していきたいという思いがあったそうです。
仕事上の先輩との交流が、美容の楽しみを広げるきっかけにもなっていたことがわかります。
美容機器をメイク前や撮影の合間に取り入れる
浅野さんは家庭用美容機器にも関心があり、2024年12月の『美的』では、10年以上使用している機器があることを紹介しています。
仕事のメイク前には、あご周りや口元を中心にマッサージするように使用しているそうです。また、目元や頬の周辺、頭皮などのお手入れに使うスティック型の美容機器も取り入れています。
撮影現場では待ち時間が生まれることもあります。浅野さんは携帯しやすい機器を持ち歩き、メイクを整える仕事の流れに合わせながら、短い時間を活用することもあると話しています。
微細なミスト状の化粧水を噴霧する美容機器も、プレゼントされたことをきっかけに取り入れたそうです。細かなミストの心地よさを気に入り、美容を楽しむための新しい選択肢になっているようです。
長年使い続けているものがある一方、新しい美容機器にも興味を持つ。気に入った習慣を大切にしながら、美容への好奇心を持ち続けているところが浅野さんらしい魅力です。
20代の日焼け習慣から、年齢とともに変わった紫外線への意識
紫外線対策についても、浅野さんは若い頃の経験を率直に語っています。
20代には写真集や雑誌の撮影で、ハワイ、グアム、サイパン、ボラボラ島などの南国を訪れる機会が多くありました。当時は小麦色の肌が流行していた時代で、現地に着くとサンオイルを使い、日焼けを楽しむこともあったそうです。
日常生活でも40歳近くになるまで、日焼け止めを使う習慣がほとんどなかったと振り返っています。
その後、脚のシミが気になるようになり、レーザーによるお手入れを受けた経験も明かしました。2024年の取材では、外出する日と自宅で過ごす日によってUVケア用品を使い分けていると紹介しています。
脚のシミについては、ストッキングやコンシーラーを使い、ファッションと組み合わせてカバーする方法も取り入れています。
若い頃の流行や仕事の環境に合わせて日焼けを楽しんだ時代から、年齢とともに肌を守ることを意識するようになった変化が伝わります。肌のお手入れについても、昔の経験を振り返りながら、今の自分に合う方法を選んでいるのです。
浅野ゆう子さんの豆知識②|人生初のフリマアプリ体験
2024年の『美的』では、番組の企画で初めてメルカリを体験したことを紹介しています。長年大切にしてきたものを見直す中で、持ち物を整理することが新しい発見につながったそう。新しいサービスにも好奇心を持って挑戦する、浅野さんらしいエピソードです。
3.ヘアケア・美脚・ボディケア|くせ毛と向き合いながら育てた自分らしい美しさ
毎日2時間かけていた時期もある、強いくせ毛との付き合い
艶やかなストレートのロングヘアが印象的な浅野さんですが、実は生まれつき強いくせ毛で、長年悩んできたそうです。
13歳で芸能界に入った頃には、当時としてはまだ珍しかった縮毛矯正を受けた経験もありました。20代からはロングヘアが定番になりましたが、髪をまっすぐに整えるため、毎日2時間ほどかけていた時期もあったといいます。
2024年1月の『ボクらの時代』では、高島礼子さんから、以前は髪のお手入れにひと月20万円ほどかけていたと聞いたことがあると話題を振られ、浅野さんも強いくせ毛への悩みを率直に語りました。
髪を整えるために長い時間と費用をかけてきた一方、その経験が自分に合うヘアスタイルを探すきっかけにもなっていました。
1990年のドラマ『恋のパラダイス』で披露したソバージュ風の髪型は、実は地毛のくせを生かしたもの。本人が悩んでいた髪質が、当時の印象的なヘアスタイルにつながったエピソードです。
2024年の『美的』では、その頃には約10年間パーマをかけず、自分で納得できるストレートヘアに整える方法を見つけたことも紹介しています。
長年の経験を通して、自分の髪質に合う方法を探してきたことがわかります。
頭皮ケア・ドライヤー・ヘアミルクまで、使う時間に合わせた工夫
浅野さんは、髪のスタイリングだけでなく、頭皮のお手入れにも関心を持っています。
2021年の『美ST』では、これから先の髪の状態も意識し、頭皮ケアに着目したシャンプーとトリートメント、ドライヤーを使っていることを紹介しました。
髪を洗う時間から乾かす時間まで、自分の髪質に合う方法を組み立てていることが伝わります。
2024年の『美的』では、洗髪後の頭皮に専用のケア用品をなじませる習慣も紹介しました。また、寝る前にはヘアミルクを使い、乾いた髪にはヘアセラムをなじませるなど、使用する時間や髪の状態に合わせて使い分けているそうです。
香りを楽しむことも、お手入れの魅力の一つ。グリーンローズの香りのヘアケア用品を気に入っていると話したこともあります。
さらに、友人から贈られたブラシを大切に使うなど、美容道具を選ぶ際にも、使い心地や人との思い出を大切にしている様子がうかがえます。
同じように髪の悩みを抱えているのが藤原紀香さんです。2024年の『ボクらの時代』では、藤原さんも父親譲りのくせ毛で、仕事前に長い時間をかけて髪を整えていると説明しました。
浅野さんと藤原さんがストレートヘアへの憧れを共有し、高島礼子さんのショートヘアについても話が弾む場面がありました。
華やかな姿で知られる俳優たちにも、それぞれ長年向き合ってきた美容の悩みがあることが伝わる、親しみやすい会話でした。
美脚のお手入れと、立ち姿を楽しむファッション
浅野さんの美脚のお手入れは、日常の小さな習慣が中心です。
2024年の『美的』では、乾燥を意識してクリームを丁寧に塗ること、足首を回すこと、ふくらはぎをマッサージすることなどを紹介しました。
また、脚を美しく見せるファッションにもこだわりがあり、薄いグレー系のストッキングを長年気に入っているそうです。
脚の形や見え方に合わせて色を選び、ファッション全体の印象を考える。長年モデルとして活動してきた浅野さんらしい楽しみ方です。
以前、約30kgの舞台衣装を着て数か月間動き回った後、マッサージを担当していた人から脚の筋肉のつき方が変わったと指摘されたこともありました。
この経験をきっかけに、自分が好む脚のラインや運動の量について考えるようになり、軽いウォーキングを中心にした時期もあるそうです。
日々のお手入れとファッション、仕事を通して培ってきた姿勢への意識。浅野さんはそれぞれを自分らしいスタイルの一部として楽しんでいます。
浅野ゆう子さんの豆知識③|長年憧れていた代官山での暮らし
上京した頃から、いつか代官山に住んでみたいと憧れていた浅野さん。20代の終わり頃にその夢をかなえ、約20年間暮らしました。2021年のインタビューでは、思い出のある西郷橋を訪れ、当時の仕事や暮らしを振り返っています。
4.約30種類のスムージー・水分補給・サプリメント|夫婦で続ける朝の健康習慣
野菜と果物をたっぷり使う、毎朝の手作りスムージー
浅野さんの健康習慣の中でも、特に具体的な情報が豊富なのが、毎朝の手作りスムージーです。
2018年のインタビューでは、すでに30品目近くの素材を組み合わせていることを紹介していました。その後も2021年、2023年、2024年と複数の取材で同じ習慣について語っており、2024年末には7〜8年ほど続けていると説明しています。
スムージーの中心になるのは、小松菜やほうれん草、ケール、パセリなどの葉物野菜。そこへニンジンやセロリ、ゴーヤー、パプリカ、トマトなどを組み合わせています。
さらにリンゴ、キウイ、レモン、ベリー類、アボカドなどの果物も加え、豆乳や甘酒、ハチミツ、本人が紹介したパパイヤ酵素などを取り入れることもあるそうです。
材料は季節や好みによって変わり、毎回同じ分量で作るというより、その時々の素材を楽しみながら組み合わせています。
野菜については有機栽培のものを意識して選ぶこともあり、2018年のインタビューでは素材や食事全体のバランスを大切にしていると説明しています。
これだけ多くの材料を使うとなると、気になるのが準備の手間。浅野さんは、切っておける野菜や果物をあらかじめカットして冷凍するなど、忙しい朝でも作りやすいよう工夫しています。
季節ごとに果物の甘さや酸味、野菜の香りが変わることも、本人にとっては楽しみの一つ。毎朝のスムージーは、体調を意識しながら季節の変化を感じる時間にもなっています。
常温の水から始まる朝と、夫婦それぞれのアレンジ
2024年12月の『美的』では、起床後の飲み物の順番も紹介しています。まず常温の水を飲み、その後にヨーグルト飲料、続いて手作りスムージーという流れです。
長年の習慣になっているスムージーですが、夫婦でそれぞれの好みに合わせて楽しんでいます。
2021年の取材では、夫が自分のスムージーにバニラ味のプロテインを加えることもあると紹介しました。健康への関心を共有しながら、好きな味にアレンジしているのです。
また浅野さんは、できるだけ普段の食事から栄養をとることを大切にし、必要だと感じるものについてはサプリメントも利用していると説明しています。
2017年の結婚前後から続くスムージー習慣は、夫婦でこれからの健康寿命を考えるきっかけにもなりました。毎朝一緒に飲み物を楽しむ時間には、夫婦で日々の暮らしを大切にする思いが込められています。
浅野ゆう子さんの豆知識④|果物の中でも特に好きなのはスイカ
2025年の『美的』では、食べ物の中でも特にスイカが好きだと明かしています。夏の手土産には気に入ったスイカを選び、冬には甘いみかんを贈ることも。季節のおいしいものを、自分だけでなく周囲の人にも楽しんでもらうことを大切にしています。
5.食生活・筋トレ・ダイエット|食べる楽しみと60代からの体づくり
ご飯もパンも麺類も好き。食事の楽しみを大切にする健康観
浅野さんの食生活で印象的なのは、健康を意識しながらも、おいしいものを食べる喜びを大切にしていることです。
2018年のインタビューでは、好きなものをおいしく食べられることを、日々の健康を考える大切な目安としていると語っています。
実は浅野さん、ご飯もパンも麺類も大好き。野菜中心のスムージーを長年続けている一方で、炭水化物の魅力についても楽しそうに話しています。
食事の素材やバランスを意識しながら、好きなものを味わう気持ちも大切にする。健康管理を考えながらも、食べる時間そのものを楽しんでいるところが魅力的です。
2023年には、食物繊維を多く含む食品を意識して選んでいることを紹介しました。2024年の舞台関連インタビューでは、食事で腸のコンディションを意識することや、タンパク質をとることも大切にしていると話しています。
食事への関心は、結婚後の生活にも広がりました。
2021年の『美ST』では、独身時代には自炊をする機会が少なく、おいしいものを食べたいときはプロの料理を楽しんでいたと振り返っています。それが結婚してからは料理をするようになり、レシピサイトも活用しながら、毎日の献立を考える楽しさを知ったそうです。
夫が帰宅する時間に合わせて夕食を準備し、遅くなるときには魚を焼いたり煮たりすることもあると話しています。一方、自分一人の夕食なら、ご飯と明太子で済ませることもあるという、思わず親近感を覚えるエピソードもあります。
夫からキャベツと豚肉が食べたいと頼まれ、回鍋肉を作り始めたところ、途中でショウガ風味がよいと言われ、ショウガ焼き風にアレンジしたという話も紹介しました。
夫婦で会話を楽しみながら料理を作り、新しいレシピにも挑戦する。浅野さんにとって食事は、健康への意識とともに、結婚後の暮らしを豊かにする楽しみにもなりました。
コロナ禍の体重変化から、60代のパーソナルトレーニングへ
浅野さんは2024年11月放送の『徹子の部屋』で、コロナ禍に自宅でケーキ作りを楽しみ、それまでの人生で最も体重が増えた時期があったと明かしました。
その後、約5kgの減量を経験したことも説明しています。
一方、体を動かすことについては、長年試行錯誤がありました。若い頃に気に入ったスポーツジムへ熱心に通いすぎて、腰を痛めた経験もあるそうです。
そのため、日常の買い物で少し遠回りをしたり、家の周りを散歩したりするなど、暮らしの中で歩く機会を増やす方法を取り入れてきました。
2018年のインタビューでは、当時85歳になる頃だった母親の運動習慣についても話しています。母親はその頃、毎日30分ほどウォーキングマシンで歩いていたそうで、その姿を見て、車で移動することが多い自分ももっと歩こうと感じたといいます。
長年働き続けてきた母親から、体を動かすことの大切さを学んだというのは、浅野さんらしい家族のエピソードです。
そして2024年秋には、新しい挑戦としてパーソナルトレーナーの指導を受け、本格的な筋力トレーニングを始めました。
きっかけとなったのは、2025年1月に予定されていたデビュー50周年記念ライブ。歌だけでなくダンスも披露するため、ステージで最後まで歌い続けられる体力をつけたいと考えたそうです。
週1回程度のトレーニングでは、トレーナーに励まされながら少しずつ取り組み、2025年の『美的』では、始めた頃は片手2kgだったダンベルが4kgまで扱えるようになったことも紹介しています。
また、自宅では普段の生活に体を動かす時間を組み合わせる工夫も取り入れていました。2024年には入浴中に使用するタイプのトレーニング機器についても紹介しています。
以前は運動を頑張りすぎたこともあった浅野さんですが、60代になってからは、記念ライブという目標に向かって、新しい方法で体づくりに挑戦しました。
歌だけのステージは約30年ぶり。俳優としての舞台とは体力の使い方が違うことも感じながら、歌手としての原点を大切にしたいという思いを胸に準備を重ねたそうです。
2025年1月には大阪と東京で記念ライブを開催。長年の仕事人生を振り返りながら、新しい挑戦を楽しむ機会になりました。
浅野ゆう子さんの豆知識⑤|50周年には新曲「わくわくマンボ」も発表
デビュー50周年に合わせて、新曲「わくわくマンボ」「すべてのあなたに」を発表しました。「わくわくマンボ」は三宅裕司さんが作詞を担当。歌手としてデビューした13歳の頃から半世紀を経て、再び歌の世界に向き合う特別な節目となりました。
6.入浴・睡眠・読書・リラックス|日常の心地よさを大切にする暮らし
ゆっくり入浴し、読書をして眠る。自然体の休息習慣
2018年のインタビューでは、浅野さんは朝晩の入浴を心がけていると紹介しています。
ストレスとの付き合い方についても、本人らしい考え方を語っていました。普段の生活の中で自分の気持ちを上手に切り替え、日常を心地よく過ごすことを大切にしているそうです。
ゆっくりお風呂に入り、好きな本を読み、十分に眠る。そうした毎日の流れが、浅野さんにとって大切な休息の時間になっています。
仕事で多忙な日々を送りながらも、日常の暮らしにある小さな楽しみを大切にしてきたことが伝わります。
2024年の舞台関連インタビューでも、体調管理の一環として十分な睡眠を意識していると説明しました。
舞台では、同じ作品を数か月にわたって上演することもあります。浅野さんは、日によって共演者のコンディションや観客の反応が違うところに舞台の面白さを感じており、毎回の公演を大切にしていると話しています。
そんな仕事を長く楽しむためにも、食事や休息を含めた日常生活は大切なものなのでしょう。
旅行先で温泉を楽しむこともあり、2026年1月には群馬県の谷川温泉で、雪景色を眺めながら露天風呂に入った様子も伝えられています。
家でのお風呂も、旅先の温泉も、ゆったりと過ごす時間として楽しんでいるようです。
子どもの頃から続く読書好きと、言葉への探究心
浅野さんは子どもの頃から読書が好きでした。
2024年の『美的』では、小学1年生の夏、父親に買ってもらった『ドリトル先生アフリカゆき』が読書を好きになるきっかけだったと振り返っています。
10代になると書店の売れ筋ランキングを参考にして本を選ぶこともあり、大人になってからもさまざまな作品を読み続けています。
2018年のインタビューでは、山本周五郎の作品を一冊読み始めると、その作家のほかの作品も続けて読んでいくことがあると話していました。
当時は電子書籍も活用し、日によっては一冊読み終えるほど読書に親しんでいたそうです。
『赤毛のアン』シリーズもお気に入りの一つ。主人公アンが抱えるくせ毛への悩みに、自分自身と重なるところを感じることもあると話しています。
また、近年は美しい日本語に触れたいという思いから、『源氏物語』や『太平記』などの原文を読むことにも挑戦しています。
寝る前に読むこともあり、難しい文章を読み進めているうちに眠くなってしまうこともあると、笑いながら話していました。
俳優として長年さまざまな役柄の言葉を届けてきた浅野さんにとって、読書は自分の表現を見つめ直す機会にもなっています。
さらに、仕事で緊張する場面では、深呼吸をして自分を励ます習慣があるそうです。経験を重ねても緊張する気持ちと向き合いながら、自分自身を信じるための小さな方法を大切にしています。
浅野ゆう子さんの豆知識⑥|『星の王子さま』で思い出す子どもの気持ち
浅野さんが大切にしている本の一つが『星の王子さま』です。読み返すと、子どもの頃に持っていた純粋な気持ちを思い出すように感じるそう。仕事や日常生活とは少し離れ、本の世界に触れる時間を楽しんでいます。
7.57歳で結婚した夫との暮らし・母親・家族|健康寿命を大切にする人生
57歳での結婚と、夫婦で始まった新しい暮らし
浅野さんは2017年12月、57歳で1歳年下の一般男性と結婚しました。
2021年の『美ST』では、夫とは友人宅の誕生日パーティーで出会ったことを明かしています。
最初は軽い印象を受けたそうですが、その後、所属事務所に手紙が届き、舞台を観に来てくれたり、食事を重ねたりするうちに、まじめで誠実な人柄を知るようになりました。
夫は30代で起業し、長年自分の会社を大切にしてきた人。浅野さん自身も俳優という仕事を何より大切にしてきたため、お互いの仕事を尊重し合える関係だったそうです。
出会ってから約2年後に結婚。2025年の『美的』では、夫から残りの人生を共に過ごしたいという思いを伝えられ、夫婦として歩むことを決めたと振り返っています。
初めて2人だけで食事をした際、夫が健康診断書を持参したというユニークなエピソードもあります。
結婚をきっかけに、浅野さんは料理を始めるなど、日常生活でも新しい楽しみを見つけていきました。
2023年のインタビューでは、夫婦のテーマを健康寿命と捉え、これからの時間を元気に楽しく過ごしたいと話しています。
お互いの趣味を楽しみ、南房総で新しい景色に出会う
浅野さん夫妻は、一緒に過ごす時間を楽しみながら、それぞれの趣味や生活スタイルも大切にしています。
夫は草野球が趣味で、60歳以上の選手が参加するチームでも活動しています。2024年の『徹子の部屋』では、夫の所属チームが県大会で優勝し、全国大会へ出場したことも紹介しました。
一方、浅野さんは友人との食事や読書など、自分の好きな時間を楽しんでいます。
2021年の『美ST』では、夫との旅行で南房総の魅力を知ったことも語っています。
以前は三浦半島や湘南方面の海に親しんでいた浅野さんですが、千葉県出身の夫と館山などへ出かけるようになり、晴れた日には海の向こうに富士山が見える景色を知ったそうです。
それまで自分が見てこなかった景色や、新しい場所の魅力を教えてくれることも、結婚後の楽しみになりました。
夫婦で旅行することも好きで、2026年2月にはハワイを訪れ、知人親子と4人でゴルフを楽しんだ様子も公開しました。
さらに結婚後には、海の近くにセカンドハウスも手に入れています。2024年の『徹子の部屋』では、夜中に扉をたたく音がして、外を見るとサルがいたという驚きの出来事を紹介しました。
都会での仕事と、自然の近くで過ごす時間。それぞれの暮らしに違った楽しみを見つけている様子が伝わります。
2026年に94歳を迎えた母親と、長年大切にしてきた家族の時間
浅野さんは、母親との関係も大切にしています。
母親は長年神戸で飲食店を営んでおり、2018年のインタビューでは、毎日お店に出て常連客と会話を楽しんでいる様子を紹介していました。
当時の母親は食べることも大好きで、一緒に食事をした後、家に帰ってからおやつを食べることもあるという、元気いっぱいのエピソードを語っています。
その後、母親は約50年続けた飲食店を閉じることになりました。
2023年のインタビューでは、毎日お客さんと接していた母親にとって、店を閉じたことが大きな生活の変化だったと振り返っています。
浅野さんは、慣れ親しんだ神戸で暮らしたいという母親の思いを尊重しながら、訪問によるサポートや、自宅での歩行練習についても話していました。
母親が長年続けた仕事を大切に思い、人と交流する暮らしを楽しんできたことは、浅野さんにとっても大きな存在だったようです。
そして2026年10月15日には、母親が94歳の誕生日を迎えたことを自身のInstagramで報告しました。
母娘で寄り添う写真を公開し、今年も一緒に誕生日を祝えた喜びや、これからも元気に笑顔で過ごしてほしいという思いを伝えています。
母親が歩んできた人生を大切にしながら、現在の暮らしにも心を向ける浅野さん。健康というテーマが、家族との時間にも深く結びついていることがわかります。
浅野ゆう子さんの豆知識⑦|ハワイ旅行でサプライズ結婚式
結婚当初は特別な挙式をしていなかった浅野さん夫妻。しかし、ハワイ旅行中に現地の友人たちがサプライズで結婚式を用意してくれたそうです。予想外の祝福に驚きながら、ウェディングドレス姿で思い出に残る時間を過ごしました。
8.浅野温子・藤原紀香・野際陽子との交流|仕事仲間から学んだ美しさと人生観
浅野温子さんとの「W浅野」と、時代を代表した仕事
1988年のドラマ『抱きしめたい!』で共演した浅野温子さんと浅野ゆう子さんは、「W浅野」の愛称で親しまれました。
2人のファッションやヘアスタイルは当時の女性たちの注目を集め、トレンディードラマを代表する存在になりました。
2025年の取材では、浅野ゆう子さんが浅野温子さんを、同じ時代を歩んできた特別な仕事仲間として振り返り、再び新しい仕事を一緒にできたらという思いも語っています。
それぞれの仕事を重ねながら、時代を代表する作品を共に作り上げた関係は、長年多くの人の記憶に残っています。
また、藤原紀香さんや高島礼子さんとの対談では、外見に注目されることが多い俳優たちにも、それぞれ長年向き合ってきた悩みや仕事への思いがあることが伝わりました。
浅野さんと藤原さんには、髪質への悩みという意外な共通点もありましたが、対談ではそれぞれの経験や年齢の重ね方についても話が弾んでいました。
野際陽子さんから受け継いだ、年齢と仕事への思い
浅野さんにとって、野際陽子さんは俳優人生の中でも特別な先輩です。
『抱きしめたい!』で野際さんが浅野さん演じる主人公の母親役を担当したことをきっかけに、親しい交流が生まれました。
食事や海外旅行を共にしたこともあり、2016年には一緒にイタリアでオペラを観劇した思い出を語っています。
2024年の『ボクらの時代』では、野際さんが晩年まで仕事への情熱を持ち、病院でも学び続けていた姿を振り返りました。
浅野さん自身、最期の時期にも病院で野際さんに付き添っていたことを明かしています。
また、浅野さんが大切にしている言葉の一つが「女は50から」。
50代で健康への意識を深め、57歳で結婚し、60代で筋トレや歌のステージに挑戦した浅野さんの歩みには、尊敬する先輩から受け取った言葉と重なる部分が感じられます。
50年以上の仕事人生の中で、俳優として学び続ける姿勢を大切にしてきた浅野さん。年齢を重ねても新しい役柄や経験に向き合うことを楽しんでいます。
2018年の本人インタビューでは、生涯現役で俳優の仕事を続けたいという思いも語っていました。
2025年の『美的』連載最終回では、仕事や人生について、さまざまな挑戦を重ねることで思いがけない可能性が広がることもあると話しています。
さらに、長いキャリアを重ねた自分自身を認め、周囲の人からの温かな言葉を素直に受け取ることの大切さも伝えていました。
年齢を重ねながら新しい自分に出会うことを楽しむ。浅野さんの仕事に対する姿勢は、美容や健康への考え方とも自然につながっています。
浅野ゆう子さんの豆知識⑧|丸山礼さんへの小さな贈り物
2025年の『美的』では、丸山礼さんとの温かな交流も紹介しています。浅野さんの香りを褒められたことがきっかけで、使っていたのど飴を次に会うときにプレゼントしたそうです。何気ない会話を覚えていて、相手に喜んでもらえるものを選ぶところに、浅野さんの気配りが感じられます。
まとめ|浅野ゆう子さんに学ぶ、美容と健康を楽しみながら年齢を重ねる暮らし
浅野ゆう子さんの美容法や健康習慣を詳しく見ていくと、華やかな姿の裏側に、長年の仕事と暮らしの中で見つけてきたさまざまな工夫があることがわかります。
肌の状態を確かめるスキンケア、くせ毛と向き合ってきたヘアケア、頭皮のお手入れ、紫外線対策や美脚のための習慣。夫婦で続けるスムージー、食事への意識、60代からの筋トレ、読書や温泉を楽しむ時間も、その一つひとつです。
食事では野菜や果物を大切にしながら、ご飯やパン、麺類をおいしく味わう楽しみも持っています。運動では、若い頃の経験や母親の習慣から学び、自分に合う方法を探してきました。
また、57歳での結婚後には、夫婦で料理や旅行を楽しみながら、これからの健康寿命を考えるようになりました。
浅野温子さんとの共演、藤原紀香さんとの美容トーク、野際陽子さんから受け継いだ言葉、そして母親との時間など、人との出会いやつながりも浅野さんの人生を豊かにしています。
2025年の『美的』連載最終回では、年齢を重ねても新しいことに挑戦し、楽しい時間をたくさん持ちながら生きていきたいという思いを伝えました。
毎日の小さな習慣を大切にしながら、自分の変化を受け入れ、好きなことや新しい挑戦を楽しみ続ける。
浅野ゆう子さんの美容と健康への向き合い方には、そんな自然体で前向きな魅力が感じられます。
参考情報
※本記事は公開情報や本人インタビューをもとに構成しています。紹介する美容・健康習慣は取材当時の内容を含みます。生活習慣や美容用品の選び方には個人差があり、特定の方法や商品を推奨するものではありません。