俳優、モデルとして長く第一線で活躍しながら、3人の子どもを育て、現在はフランス・パリと東京を行き来する生活を送る杏さん。10代から海外のファッションの世界を経験し、俳優として数々の作品に出演してきた一方、料理、読書、ランニング、山登り、犬との散歩など、暮らしそのものを楽しむ姿でも知られています。
1986年4月14日、東京都生まれ。2001年にモデルとしてデビューし、10代からパリ・コレクションをはじめ海外でもモデルとして活動。その後、俳優として活動の幅を広げ、NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』、ドラマ『花咲舞が黙ってない』シリーズ、『競争の番人』、映画『キングダム 運命の炎』『かくしごと』など数々の作品に出演してきました。
2022年にはWFP(国連世界食糧計画)の親善大使に就任。同年、3人の子どもとともにフランス・パリへ生活拠点を移し、現在はパリと東京の二拠点で俳優活動を続けています。
プライベートでは2015年に俳優の東出昌大さんと結婚。2016年に双子の女児、2017年に男児が誕生し、2020年に離婚しました。現在は3人の子どもを育てる母でもあり、2026年には3人とも小学生になっています。
2025年には、日本×フィンランド共同製作ドラマ『連続ドラマW BLOOD & SWEAT』の撮影のため、子どもたちや愛犬とともに約3か月間フィンランドへ滞在。2026年には同作が放送・配信され、パリでの暮らしや子どもたちとの時間を綴ったエッセイも刊行しました。
2026年4月に40歳を迎えた杏さん。モデルとして世界を飛び回った10代・20代、俳優として多忙な日々を過ごした時代、3児の子育て、パリへの移住、フィンランドでの生活を経験するなかで、美容や健康、食事、運動、睡眠との向き合い方にも変化が生まれています。
興味深いのは、特別な美容法を次々と増やすというより、保湿する、水分をとる、紫外線対策をする、歩く、料理する、湯船につかる、眠る、そして自分が楽しめる時間を持つという考え方です。
今回は、杏さんのスキンケア、化粧水、保湿、日焼け止め、ビタミン、水分補給、ランニング、山登り、筋トレ、ストレッチ、犬の散歩、食生活、料理、睡眠、入浴、サウナ、セルフケア、結婚・3児の子育て、パリ生活、そして40歳現在の「余白」を大切にする生き方まで、本人の発言を時系列でたどりながら詳しく紹介します。
杏の美容法・スキンケア|保湿・紫外線対策・水分補給と40歳現在の美容習慣
杏さんの美容習慣を長い時間軸で見ていくと、繰り返し登場するキーワードがあります。それが「保湿」です。
2022年、スキンケアについて杏さんは、季節を問わず一年を通してうるおいを大切にしていることを明かしています。
当時は3人の子どもの育児の真っただ中。お風呂から上がったあと、自分のスキンケアだけにゆっくり時間を使える生活ではありませんでした。
そこで杏さんが取り入れていたのが、まず自分の肌へ化粧水をつけ、それから子どもたちにパジャマを着せるという方法です。
家事や育児へ意識が移る前に、最初の短い時間で保湿する。忙しい毎日の中でも美容習慣を続けるための、杏さんらしい現実的な工夫です。
💡お風呂から出たら「まず化粧水」
3人の子育てで忙しかった時期も、お風呂上がりにはまず自分の肌へ化粧水。そのあと子どもたちの着替えへ移ることで、保湿を毎日の生活の流れに組み込んでいました。
ケアする範囲も顔だけにとどまりません。杏さんは首やデコルテまで顔の一部と考え、広い範囲を保湿することを意識していました。
その日の状況によってケアの方法を柔軟に変えていることも特徴です。
子どもの着替えを優先したい日は短時間で化粧水をなじませ、時間に余裕がある夜には、子どもたちが寝たあとにゆっくりマッサージをしながらスキンケアをすることもありました。
💡首・デコルテまで「顔の一部」
杏さんの保湿は顔だけで終了しません。首やデコルテまで広くケアし、忙しい日は短時間、余裕のある日はマッサージを加えるなど、その日の生活に合わせています。
季節に合わせた美容習慣もあります。
春から夏へ向かう時期には日焼け止めを取り入れ、ビタミンを摂ることや、旬の食材を食べることも意識していると語っています。
さらに、健康管理では水やお茶をこまめに飲むことも意識しています。
もともと水分をこまめにとることが得意なタイプではないと感じているからこそ、自分で意識することが大切。子どもたちにも「お水を飲もうね」と声をかけ、学校へ行く前には水筒を確認するなど、家族と一緒に水分補給を生活の中へ取り入れています。
食事についても、子どもたちへ野菜を意識するよう声をかけることが、自分自身の食生活を振り返るきっかけになっていると話しています。
💡子どもへの声かけが、自分の健康習慣にも
水分補給や野菜について子どもたちへ声をかけることが、自分自身の習慣を振り返るきっかけにもなっているという杏さん。3児の母としての生活と健康管理が自然につながっています。
入浴や睡眠も、杏さんにとって美容とつながる生活習慣です。
しっかり湯船につかれた日や十分に眠れた翌朝には、自分自身で肌の印象の違いを感じることがあると語っています。これは杏さん本人の感覚ですが、化粧品だけでなく毎日の暮らし全体へ目を向けていることが伝わります。
モデルとして美容と向き合ってきた20代から、3児の母となった30代、パリと東京を行き来する40歳現在へ。
杏さんの美容法には、たくさんの工程を増やすこと以上に、保湿、紫外線対策、水分、食事、入浴、睡眠といった毎日の習慣を、自分の生活に合う形で続けるという考え方が表れています。
杏の運動習慣|ランニング・登山・筋トレ・ストレッチから犬の散歩まで
杏さんは、若い頃から体を動かすことを楽しんできた人物でもあります。
20代の頃にはランニングを趣味として続け、山登りにも親しんでいました。モデル・俳優として活動する一方で、屋外で体を動かす時間を楽しんできたことが、過去のインタビューからもわかります。
💡20代からランニングと山登り
杏さんの運動習慣は20代の頃から。ランニングや山登りを楽しみ、仕事とは別に体を動かす時間を生活へ取り入れていました。
俳優としては、役に合わせた体づくりにも取り組んでいます。
2013年、主演ドラマ『CLAMPドラマ ホリック〜xxxHOLiC〜』では、原作キャラクターの体型や雰囲気へ近づくために筋力トレーニングを実施。当時は役づくりの一環として体重も2〜3kgほど変化させ、体のシルエットまで含めて役へ近づこうとしていました。
このトレーニングは、俳優として作品へ向き合うために行った役づくりの一部です。
日常の体のケアでは、杏さんならではの理由から背中や腰のストレッチも意識しています。
身長が高い杏さんは、生活の中で前かがみになる場面も多く、自分の姿勢へ目を向けるようになったと語っています。そこで背中や腰を伸ばすストレッチを取り入れ、自分の体の特徴に合わせたケアを続けています。
💡高身長だからこそ、背中と腰をストレッチ
生活の中で前かがみになる場面が多いと感じている杏さん。自分の体の特徴を意識し、背中や腰を伸ばすストレッチを取り入れています。
そして40歳になった2026年、現在の代表的な運動習慣として本人が挙げているのが朝の愛犬との散歩です。
時間がある日は少し遠くまで歩き、ときには小走りをする。聴く音楽を変えることもあり、同じ散歩でも毎回少し違う楽しみ方をしています。
パリが厳しい暑さに見舞われた時期には、比較的涼しい早朝に犬を散歩させ、しっかり歩く時間を確保していました。
💡40歳現在は「散歩+ちょっと小走り」
朝の犬の散歩は、杏さんが自分らしく楽しんでいる時間のひとつ。時間がある日は距離を延ばしたり、小走りしたり、音楽を変えたりして日々の変化を楽しんでいます。
40代を迎えるにあたっては、これからも元気に過ごしていくため、栄養や運動へさらに意識を向けたいという考えも語っています。
20代のランニングや山登り、役づくりの筋トレ、日常のストレッチ、そして40歳現在の犬との散歩。
杏さんの運動習慣は、その時の生活や自分の体に合う方法を選びながら、動くことそのものを楽しむスタイルへつながっています。
杏の食生活・料理|旬の食材とパリで変化した「頑張りすぎない」食卓
杏さんといえば、料理好きという印象を持つ人も多いでしょう。
自身のYouTubeでも料理をたびたび紹介し、外で食べた料理を「家で再現できるかな」と考えることもあるほど、食べることと作ることの両方を楽しんできました。
食材では旬のものを取り入れることも意識しています。
季節ごとの食材を楽しみながら、おいしいものをおいしく食べる。春夏にはビタミンを意識するなど、食事も毎日の美容・健康習慣のひとつとして取り入れています。
そして2022年にパリへ生活拠点を移したことで、料理との付き合い方にも変化が生まれました。
フランスで暮らし始めて気づいたことのひとつが、平日の食事のシンプルさです。
2026年に語った現在の家庭の朝食では、平日は家族それぞれがヨーグルトやフルーツなど好きなものを選んで食べるスタイルになっています。
以前のように朝から味噌汁を作るなど、必ず火を使って調理する形から、家族それぞれがその日の朝食を選ぶ、より気軽な形へ変化しました。
💡パリ生活で朝食がシンプルに
料理好きの杏さんも、パリでの暮らしを通して平日の食卓はより気軽なスタイルへ。朝は家族それぞれがヨーグルトやフルーツなど、好きなものを選ぶことも多くなりました。
一方、時間をかけて料理を楽しむのは、ゆっくり過ごせる週末へ。
平日は総菜や切るだけで食べられるものなども活用し、週末には時間をかけて料理する。料理を続けながら、料理へかける時間にメリハリをつけるようになりました。
料理は杏さんにとって、家族の食事を作る時間であると同時に、気分転換にもつながっています。
餃子を包んだり、外で食べた料理を家で再現できるか考えたり、ひとつの作業へ集中する時間そのものを楽しんでいます。
さらに面白いのが、杏さん自身が心に余裕があると鼻歌が出ると話していることです。
料理をしながら自然に歌っていることがあり、子どもたちから「またお母さん歌ってる」というような反応をされることも。さらに余裕があると、ギターを取り出して弾くこともあるそうです。
💡料理中の鼻歌は「余裕があるサイン」
心に余裕があると家の中で鼻歌が出るという杏さん。さらに余裕があるとギターを手にすることも。料理、音楽、家族との時間が自然につながっている杏さんらしいエピソードです。
3児の母ならではの、思わず生活を想像してしまうエピソードもあります。
2026年には、3人の子どもたちが1週間で牛乳を4〜5リットルほど飲むと明かしています。
パリでは車を使わず、急に必要になった牛乳や洗剤などをリュックで運ぶことも。重い荷物を背負って歩く日常からは、華やかな俳優・モデルという顔とはまた違う、3児の母としてのリアルな生活が見えてきます。
💡3人の子どもで牛乳は週4〜5リットル
2026年には、3人の子どもが1週間に飲む牛乳が4〜5リットルほどになると紹介。パリで暮らす3児の母としての、リアルな買い物事情が伝わるエピソードです。
料理を楽しみ、旬の食材へ目を向ける。平日はシンプルに、週末はじっくり。そして、ときには料理をしながら歌う。
杏さんの現在の食生活には、食べることと作ることを楽しみながら、家族や生活に合う食卓を作るという柔軟なスタイルがあります。
杏の睡眠・入浴・サウナ・セルフケア|撮影中のコンディション管理と夜の1時間
杏さんの美容・健康習慣の中で、年齢を重ねるにつれて存在感を増しているのが「休む時間」です。
2022年、自然体でいるために心がけていることを聞かれた杏さんは、「頑張らないことを頑張る」という印象的な考え方を語っています。
仕事と3人の子育てで忙しい日々のなかでも、お茶を入れている短い時間に座る。何もせず、ぼーっとしてみる。疲れを感じた日は早めに休む。
大がかりなセルフケアの予定を増やすというより、忙しい一日の中へ短い休息を差し込むことを大切にしています。
💡「頑張らないことを頑張る」
仕事と3児の子育てで忙しい日々の中でも、お茶を入れている間に座るなど短い時間を休息へ。杏さんのセルフケアには、自分の状態へ目を向けて休む時間を選ぶという考え方があります。
俳優という仕事ならではの睡眠への向き合い方もあります。
撮影では早朝から仕事が始まったり、夜遅くまで続いたりと、生活時間が一定になりにくいことがあります。杏さんは、そうした環境だからこそ睡眠を大切にしていると話しています。
撮影に入ると緊張感が続き、眠りに入りにくいと感じる日もあるそうです。そんなときは入浴し、ストレッチをしてから眠るなど、体と気持ちを休息へ切り替える時間を意識しています。
また、その日の自分の状態を見ながら、「今日は栄養を意識しよう」「今日は早めに休もう」と小さく調整することも大切にしています。
杏さんにとって健康管理は、毎日同じことをこなすというより、その日の自分を見ながら必要なものを選ぶことにもつながっています。
入浴も長く大切にしている時間です。
しっかり湯船につかれた日や眠れた日の翌朝には、自分なりに肌の印象の違いを感じることがあると語っています。
そして2025年のフィンランド滞在では、新しい楽しみとしてサウナにも出会いました。
以前は自分から積極的にサウナへ行くタイプではなかったという杏さん。しかし本場フィンランドで楽しむうちに、帰国後も機会があるとサウナを探すほど気に入るようになりました。
💡フィンランド生活でサウナ好きに
以前は積極的にサウナへ行くタイプではなかった杏さん。約3か月のフィンランド生活で本場のサウナに親しみ、その後は機会があるとサウナを探すほどお気に入りになりました。
2026年、40歳になった現在は、夜の過ごし方も以前より明確になっています。
3人の子どもたちが寝たあと、自分のために使う時間は約1時間。最近はジグソーパズルなど、好きなことへ集中して過ごしています。
以前は寝る前にも仕事をすることがありましたが、現在は夜をリラックスする時間として使うようになりました。気づいたときにはストレッチも取り入れ、仕事と休息の時間を切り替えています。
そして杏さんは、仕事とは別に自分をご機嫌にする小さな楽しみを持つことも大切にしています。
たとえば忙しい撮影の日なら、「撮影が終わったら、おいしいご飯を食べよう」と楽しみを用意する。毎日の中に、自分が楽しめる小さな予定を作っています。
💡「撮影が終わったら、おいしいご飯」
杏さんは、仕事とは別に小さな楽しみを用意することも大切にしています。食事、料理、パズル、散歩など、自分が心地よく過ごせる時間を日常の中にいくつも持っています。
入浴、サウナ、ストレッチ、睡眠、パズル、おいしい食事、そして何もしない時間。
杏さんにとってセルフケアは、自分の状態へ目を向け、仕事から離れて心地よく過ごせる時間を持つことへと広がっています。
結婚・3児の子育てとパリ生活|杏の30代から40歳現在までの変化
杏さんの現在の美容・健康観を理解するうえで欠かせないのが、結婚、3人の子どもの子育て、そして海外生活です。
2015年に俳優の東出昌大さんと結婚し、2016年には双子の女児、2017年には男児が誕生。2020年に離婚し、現在は3人の子どもを育てています。
双子を含む3人の子どもについて、杏さんは同じ環境で育っていても好みや得意なことがそれぞれ違うと語っています。3人をひとまとまりとして見るだけでなく、ときには一人だけを連れ出すなど、一対一で過ごす時間も大切にしています。
2022年には、3人の子どもとともにフランス・パリへ生活拠点を移しました。
フランスは杏さんにとって初めての土地ではありません。10代のモデル時代からパリ・コレクションなどでたびたび訪れ、以前から友人や知人もいた馴染みのある場所でした。
パリを生活拠点に選んだ魅力のひとつとして杏さんが挙げているのが、ヨーロッパのさまざまな国や文化へアクセスしやすいことです。
フランスからベルギー、オランダ、イギリスなどへ移動すれば、それぞれ異なる言葉や文化に触れられる。子どもたちと暮らしながら多様な価値観に出会えることも、ヨーロッパで生活する魅力として感じています。
実際に暮らし始めると、食生活はシンプルになり、子育てでは周囲の人と助け合う文化に触れ、仕事や休暇に対する考え方にも変化が生まれました。
2026年のインタビューでは、パリで異なる文化や考え方に触れたことで、自分の中にあった「こうあるべき」という感覚が以前より柔らかくなったことも振り返っています。
毎日の料理も、働き方も、休み方も、その時の暮らしに合う方法を選ぶ。この変化は、杏さんの美容・健康習慣にも通じています。
また、パリへの移住を考えたことは、杏さんの発信方法にも変化をもたらしました。
東京でカメラの前に立つ時間が減ることを考え、自分が楽しいと思うことを自分自身で形にする場所としてYouTubeやInstagramなどでの発信をスタート。料理や暮らし、海外生活など、テレビや映画とは違う杏さんの日常が見えるようになりました。
さらに2025年には、主演ドラマ『連続ドラマW BLOOD & SWEAT』の撮影のため、子どもたちと愛犬を連れて約3か月間フィンランドで生活しました。
撮影現場で印象的だったのが、働く時間が明確に区切られていることです。限られた時間の中で仕事を進め、その後は家族との時間、自分自身のメンテナンスや勉強などへ時間を使う文化に触れました。
💡子どもと愛犬も一緒に、約3か月のフィンランド生活
海外作品への関心がありながら、3児の子育て中は長期撮影が大きなハードルだった杏さん。『BLOOD & SWEAT』では子どもたちと愛犬も同行できる環境が整い、家族で約3か月をフィンランドで過ごしました。
雪景色に子どもたちと犬が喜び、杏さん自身も氷が張っているだけで気分が上がったというフィンランド生活。休日にはセカンドハンドショップを巡り、器を探す「宝探し」も楽しんでいました。
本や漫画、器、調理道具など好きなものが多く、自身を「ミニマリストではなくマキシマリスト」と表現したこともあります。新しいものを選ぶときには、実際に使っている自分を想像できるかどうかを大切にしています。
そしてパリ移住から約4年となった2026年。子どもたちも学校をはじめ現地の暮らしに馴染み、杏さん自身も家族の生活がようやく回り始めたという実感を語っています。
家族で4年をかけて少しずつ暮らしを築き、2026年現在、杏さんのパリ生活は新しい段階へ進んでいます。
パリに暮らしながらも、日本での俳優の仕事には前向きです。距離があることを理由に仕事の可能性を狭めるより、必要なときには移動しながら活動する。その一方で、自分や家族の時間も大切にするという、杏さんならではの二拠点生活が形になっています。
杏の美容・健康習慣から学べること|40歳は「余白」とオン・オフを大切に
2026年4月、杏さんは40歳を迎えました。
これまでを振り返り、20代、30代は仕事や子育てなど、その時々で目の前のことへ全力で向き合ってきました。
そして2026年10月の最新の対談では、パリへ移ってから、自分で判断して過ごす時間が増えたことを振り返っています。
20代、30代をがむしゃらに過ごしてきたからこそ、40代ではオンとオフを自分自身でコントロールしていく。そんな現在の考え方が見えてきます。
同時に40代で大切にしたいものとして語っているのが、「余白」です。
何かを達成するための時間に加えて、何もしない時間、考えない時間、自分のために残しておく時間も大切にする。
この考え方は、杏さんが長い時間をかけて変化させてきた美容・健康習慣とも重なります。
美容では、お風呂上がりの化粧水、首・デコルテまでの保湿、季節に合わせた日焼け止め、水分補給などを毎日の生活へ。
運動では、20代のランニングや山登り、役づくりの筋トレから、背中・腰のストレッチ、40歳現在の犬との散歩や小走りへ。
食生活では、旬の食材や料理を楽しみながら、平日はシンプルに、時間をかけられる日は料理そのものを楽しむ。
睡眠とセルフケアでは、撮影中も入浴やストレッチを取り入れ、夜は仕事から気持ちを切り替え、パズルや食事など自分をご機嫌にする小さな楽しみを持つ。
そして毎朝繰り返す犬の散歩でも、距離を変える、小走りする、聴く音楽を変えるなど、ルーティンを楽しむ工夫を続けています。
そんな杏さんが2026年10月の対談で紹介した言葉があります。
「『これがいい』より『これこれがいい』」。
何かを選ぶとき、その瞬間の自分が納得して「これがいい」と選んでおけば、その後に状況が変化したとしても、そのときの自分の選択として受け止められる。パリ移住という大きな決断についても、杏さんは「勢い」を大切にしたことを語っています。
💡「これがいい」より「これこれがいい」
杏さんが大切にしている言葉のひとつ。その時々で自分が納得できるものを選ぶという考え方は、パリ移住だけでなく、年齢や生活に合わせて美容・運動・食事・休み方を変えてきた杏さんの生き方にも重なります。
「こうあるべき」という考え方を少しずつ柔らかくしながら、そのときの自分や家族に合う方法を選ぶ。
だからこそ、20代と40歳の運動方法が違っていても、東京とパリで食卓が違っていても、その時々の暮らしに合う習慣として自然につながっています。
10代から海外でモデルとして働き、俳優として数々の作品へ出演し、結婚、双子を含む3人の子どもの出産・子育てを経験し、パリ、東京、フィンランドと異なる土地で暮らしてきた杏さん。
その美容・健康習慣から見えてくるのは、年齢や家族、仕事、住む場所に合わせて、自分に心地よい形へ毎日の習慣を更新していくという考え方です。
保湿する。水分をとる。紫外線対策をする。歩く。ストレッチする。旬のものを食べ、料理を楽しむ。湯船やサウナで過ごす。眠る。好きなことをする。そして、自分のための余白を残す。
40歳を迎えた現在の杏さんにとって、美容と健康は特別な日にだけ行うものではなく、パリと東京を行き来し、3人の子どもを育てながら過ごす毎日の暮らしそのものへ自然に溶け込んだ習慣になっています。
参考情報