モデルとしてキャリアをスタートし、ハリウッド映画『ラスト サムライ』をはじめ、数々の映画やドラマで存在感を放ってきた俳優の小雪さん。凛とした佇まいと透明感のある美しさで知られていますが、その美容・健康習慣を長い時間軸でたどると、スキンケアだけでは語りきれない独自のライフスタイルが見えてきます。
1976年12月18日、神奈川県生まれ。1995年からファッション誌『non-no』の専属モデルなどとして活動し、1998年にドラマ『恋はあせらず』で俳優デビュー。2003年にはハリウッド映画『ラスト サムライ』に出演し、2005年公開の『ALWAYS 三丁目の夕日』では第29回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞しました。
その後も『ALWAYS』シリーズ、『杉原千畝』『桜色の風が咲く』などの映画に加え、『不毛地帯』『大貧乏』『全裸監督』『ブギウギ』『スカイキャッスル』『Dr.アシュラ』など、長年にわたり幅広い作品で活躍。モデル時代から数えると30年以上、美容やファッション、映像の世界でキャリアを重ねています。
プライベートでは2011年に俳優の松山ケンイチさんと結婚。2012年、2013年、2015年に3人の子どもが誕生し、現在は3児の母でもあります。
家族では東京での生活に加え、自然豊かな地域を行き来する暮らしも経験。畑や季節の食材、自然の中で過ごす時間など、都市とは異なる環境にも触れてきました。
そして近年、小雪さんを語るうえで欠かせないテーマとなっているのが「発酵」です。
NHK Eテレ『小雪と発酵おばあちゃん』では、日本各地を訪ね、土地ごとに受け継がれてきた味噌、漬物、発酵茶などの知恵を取材。2025年には番組が書籍化され、現在も発酵文化を訪ねる活動が続いています。
興味深いのは、この発酵食への関心が最近始まったものではないことです。
小雪さんは幼い頃から玄米、みそ汁、梅干し、煮物などのある家庭で育ち、大人になって3人の子どもを育てるようになってからも、みそ汁や納豆、甘酒などを日々の料理へ取り入れてきました。
スキンケアをシンプルにする。頭皮や髪まで丁寧に扱う。玄米や発酵食を楽しむ。体を動かす。自然に触れる。そして、その時々の自分の状態を感じながらケアや休息を選ぶ。
今回は、小雪さんのスキンケア、化粧水・クリーム、頭皮・ヘアケア、食生活、玄米・発酵食品、料理、ダイエットへの考え方、運動、ストレッチ、3回の出産を経て深まったセルフケア、松山ケンイチさんとの結婚・3児の子育て、自然の中での暮らし、そして49歳現在の美容・健康観まで詳しく紹介します。
小雪の美容法・スキンケア|49歳現在のシンプルケアと化粧水・クリーム
長年モデル・俳優として美容と向き合ってきた小雪さんですが、年齢を重ねるにつれてスキンケアへの考え方は、よりシンプルになっています。
2021年の美容誌インタビューでは、年齢とともにスキンケアがシンプルになってきたことを語っています。
さまざまな美容法や化粧品に触れてきた経験を重ね、現在は自分の肌や体の状態を感じながら、その時の自分に合うケアを選ぶことを大切にしています。
普段のメイクも比較的軽やか。同インタビューでは、日常ではベースメイクをほとんどせず、アイラインやリップグロス程度で過ごすこともあると紹介されています。
撮影では作品や役柄に合わせたメイクを楽しみ、日常では自分の肌を生かしたシンプルなスタイルへ。仕事とプライベートで美容の方法を自然に切り替えています。
💡普段はベースメイクをほとんどしないことも
撮影ではさまざまなメイクを経験する小雪さんですが、日常ではアイラインやリップグロス程度で過ごすことも。長年美容と向き合ってきた経験から、自分に心地よいシンプルなスタイルを選んでいます。
近年は、美容ブランドのアンバサダーとして語ったインタビューからも、小雪さんの現在の美容観が見えてきます。
化粧品を選ぶ際に大切にしているのは、香りやテクスチャーを含め、自分の五感で心地よさを感じること。スキンケアの時間そのものを、自分自身と向き合う時間として捉えています。
ブランドの撮影時には、その時期に好んでいたアイテムとして、ローション、クリーム、スキンフレグランスも紹介されています。
アンバサダーとしての撮影時の情報ですが、「何を選ぶか」に加えて、香りや肌に触れたときの感覚まで大切にしているところに、小雪さんらしい美容への向き合い方が表れています。
忙しい日常の中でも、鏡を見る時間は自分の状態を知るきっかけになります。ランチ後にメイクを整えるような短い時間にも、自分の肌やその日の状態へ意識を向ける。そんな小さな確認も、日々の美容習慣につながっています。
💡49歳現在は「五感」でスキンケアを選ぶ
香りやテクスチャーなど、自分が実際に心地よいと感じる感覚を大切にしている小雪さん。ブランド撮影時には、ローションやクリーム、スキンフレグランスの好みも紹介されています。
小雪さんの美容観を理解するうえで重要なのが、美容と健康をひと続きのものとして考えていることです。
肌、食事、体の状態、気持ち、休息まで含めて自分自身を観察する。この考え方は、後に出版した『小雪 美の養生訓』や、現在の発酵食を中心とした活動にもつながっています。
小雪の頭皮・ヘアケアと運動|ランニングから3回の出産後の養生まで
小雪さんの美容習慣で特徴的なのが、顔だけでなく頭皮や髪までひと続きのケアとして考えていることです。
2021年のインタビューでは、シャンプー前の頭皮ケアについて具体的な方法を紹介しています。
髪を洗う際には、まず頭皮へ水分をしっかりなじませ、そのうえでシャンプーするという方法です。
顔のスキンケアと同じように、髪だけでなく、その土台となる頭皮にも丁寧に向き合っています。
💡シャンプー前に、まず頭皮へ水分を
小雪さんは髪を洗う際、頭皮へ水分をしっかりなじませてからシャンプーする方法を紹介しています。顔だけでなく、頭皮や髪まで含めて自分をケアする発想が特徴です。
こうした美容習慣の背景には、モデル時代から長く自分の体を観察してきた経験があります。
小雪さんは若い頃から活動的で、30歳頃までは仕事を終えたあとにも走ることがあったと振り返っています。
高校生でモデルの仕事を始め、忙しいスケジュールを経験する中で、自分の体や食生活にも目を向けるようになりました。
その後、結婚、妊娠、出産、子育てと生活が変化するなかで、体との向き合い方も少しずつ変化していきます。
特に大きな転機となったのが、約5年間に経験した3回の妊娠・出産でした。
2016年に出版した『小雪 美の養生訓』では、その期間に自分の心と体を見つめ、食事、ストレッチ、フィトテラピー、アロマテラピー、漢方など、さまざまな方法を自分自身で試しながら、日々のセルフケアを探った経験をまとめています。
💡3回の出産を経験した約5年間を一冊に
『小雪 美の養生訓』には、3人の子どもの妊娠・出産を経験した時期に、小雪さん自身が食事、ストレッチ、植物や香りなどを取り入れながら、自分の心と体へ向き合った経験がまとめられています。
若い頃のランニングから、妊娠・出産期のストレッチや植物、香りを取り入れたセルフケアへ。年齢や生活環境に合わせて方法を更新してきたことが、小雪さんの体との付き合い方の特徴です。
小雪の食生活|発酵食・玄米・みそ汁・甘酒から美容と健康を考える
現在の小雪さんの美容・健康習慣を深く知るうえで、特に重要なのが「食」です。
NHK Eテレ『小雪と発酵おばあちゃん』を通して、現在の小雪さんと発酵食を結びつけて知った人も多いでしょう。
その食生活を幼少期までさかのぼると、現在の発酵食への関心が、子どもの頃から続く長い食の物語の延長線上にあることがわかります。
その原点にいるのが、小雪さんの母親です。
母親は家族の食生活を大切にし、玄米を水につけて発芽させ、炊いたあと保温した「発芽発酵玄米」も家庭で作っていました。
小雪さん自身も5歳頃から、ごま塩をかけた玄米、梅干し、煮物、みそ汁などに親しみ、おやつには小魚を食べていました。
幼少期の食事は魚が中心で、肉を食べる機会は月に1回ほどだった時期もあったと本人が振り返っています。
💡5歳頃から玄米。「茶色いご飯」に子ども心では……
幼い頃から玄米を食べていた小雪さん。当時は茶色いご飯を見て「どうして白くないんだろう」と不思議に思っていたという、現在の発酵・玄米への関心からは少し意外なエピソードも語っています。
さらに家庭では、庭のビワの葉を煮出したビワ茶を飲むこともありました。
玄米、梅干し、みそ汁、魚、ビワ茶。現在の食への探究心は、幼い頃の家庭環境から少しずつ育まれてきたものです。
3児の母になって受け継いだ、みそ汁と発酵食品
自分が母親になると、小雪さんは幼い頃に親しんだ食の考え方を、今度は3人の子どもたちの食卓へ取り入れるようになりました。
2020年の本人インタビューでは、子どもたちに朝と夜にみそ汁を出し、納豆などを含め、毎食1品ほど発酵食品を取り入れることを意識していたと話しています。
子どもたちも「みそ汁と納豆ご飯が食べたい」と言うほど、こうした味に親しんでいたそうです。
みそ汁作りにも、仕事と3児の子育てを両立する工夫があります。夜に作ることもあれば、夕食時に多めに作って翌朝に具を足して温めることもありました。
発酵食品の取り入れ方は、みそ汁や納豆から料理へも広がっています。
煮物を作る際には甘酒を砂糖の代わりとして使うこともあり、自分でみそ作りにも取り組んできました。2020年当時には5種類のみそを手作りしていると話しています。
💡甘酒を料理へ、みそは5種類手作り
甘酒を煮物の甘みとして使い、みそも自分で仕込む。小雪さんにとって発酵食品は、毎日の料理の中で楽しむ身近な存在として根づいています。
「ダイエット」から見る小雪の食生活|長く続く食習慣を大切に
モデルとして長年活躍してきた小雪さんだけに、「小雪 ダイエット」「小雪 食生活」「小雪 美肌」といったテーマに関心を持つ人も多いでしょう。
本人の食生活を長い時間軸で見ると、特に印象的なのは幼い頃から続いてきた食のベースです。
玄米、みそ汁、梅干し、煮物、魚、納豆、甘酒。そこへ大人になってから、季節の食材やさまざまな発酵食への探究が加わっています。
小雪さんの食生活では、日々の食卓に何を取り入れ、どのように長く付き合っていくかという視点が印象的です。
発酵食や玄米も、小雪さんが長年大切にしてきた食生活を構成する一部として見ることで、現在の美容・健康観とのつながりがより鮮明になります。
3回の妊娠・出産を経験した時期には、食事に加えてストレッチや香りなどにも目を向け、自分に合う「養生」を探してきました。
美容、食、運動、休息を暮らし全体の中で捉え、その時々の自分の状態に合わせて選ぶ。この考え方が、小雪さんの習慣を一本につないでいます。
『小雪と発酵おばあちゃん』へつながった40年以上の食への関心
現在、小雪さんの食への関心を象徴する存在となっているのが、NHK Eテレ『小雪と発酵おばあちゃん』です。
番組では日本各地を訪ね、長年その土地で発酵食を作り続けてきた人たちから、料理だけでなく、その土地の気候、歴史、保存方法、暮らしの知恵まで学んでいます。
青森の「ごど」、長野・木曽の「すんき」、鹿児島・奄美の「ナリ味噌」、京都の「塩辛納豆」、愛媛の「石鎚黒茶」、和歌山の「金山寺味噌」、富山の「バタバタ茶」など、日本各地に残る多彩な発酵文化を訪ねてきました。
料理研究家・土井善晴さんとの特別編では、一汁一菜というシンプルな食卓から発酵について考える機会もありました。
2025年11月には番組を書籍化した『小雪と発酵おばあちゃん』も刊行。280ページにわたり、各地の発酵食とその作り手、暮らしの背景まで紹介されています。
💡5歳頃の玄米から、全国の発酵文化を訪ねる現在へ
幼い頃から玄米やみそ汁に親しんできた小雪さん。現在は日本各地を訪ね、発酵食を受け継ぐ人々の知恵や暮らしを伝える側になりました。40年以上にわたる食への関心が現在の仕事にもつながっています。
お気に入りとして紹介している長野・木曽のすんきは、モッツァレラチーズと組み合わせてピザにすることも。
昔ながらの発酵食を知り、その背景にいる人と出会い、現在の食卓でも楽しく味わう。小雪さんの食への向き合い方には、伝統を日々の暮らしへつないでいく柔軟さがあります。
小雪のセルフケア|自然・五感・休日の過ごし方で心と体を切り替える
小雪さんの現在の美容・健康観では、食事やスキンケアと並んで自分の感覚へ意識を向ける時間も大切な要素になっています。
近年のインタビューでは、休日にはスマートフォンを見る時間を少なくし、自然に触れる時間を意識して持つことについても語っています。
自然の中で過ごしながら、自分が何を好きだと感じるのか、何に心地よさを感じるのかに目を向ける。スキンケアで香りやテクスチャーを五感で選ぶ姿勢とも共通しています。
小雪さんにとってセルフケアは、日常の中で自分自身へ意識を戻すことまで含む、幅広いものになっています。
💡休日はスマホの時間を減らして自然へ
休日にはスマートフォンから少し距離を取り、自然に触れる時間を大切にしている小雪さん。香りや肌触りと同じように、自分が何を心地よいと感じるのかを知る時間につなげています。
この考え方は、3回の妊娠・出産を経験した時期に食事、ストレッチ、植物や香りなどを試しながら、自分の体に合うものを探した経験ともつながっています。
若い頃には仕事のあとにも走るほど活動的だった小雪さんが、生活や年齢の変化に合わせ、自然や五感、自分の内側へ意識を向ける時間も大切にするようになった。
その時々の自分に合う過ごし方を選ぶことが、現在まで続く小雪さんらしいセルフケアです。
松山ケンイチとの結婚・3児の子育て|二拠点生活から49歳現在の家族へ
小雪さんは2011年、俳優の松山ケンイチさんと結婚しました。
2012年、2013年、2015年に3人の子どもが誕生。俳優として仕事を続けながら、3児の母として家庭を築いてきました。
家族の暮らしを大きく変えたのが、東京と自然豊かな地域を行き来する生活です。
家族では畑でミニトマト、スイカ、九条ねぎ、いちご、ハーブなどさまざまな作物を育て、子どもたちも虫や生き物、季節の変化に触れる時間を経験してきました。
こうした暮らしは、小雪さんの食への関心とも自然につながります。食材を料理することに加え、作物が育つ過程を知り、季節を感じることも家族の経験になりました。
💡家族の畑ではトマト、スイカ、いちご、ハーブも
自然の中での暮らしでは、家族でさまざまな作物を育ててきました。畑や生き物、季節に触れる時間も、子どもたちとの暮らしの一部になっています。
家族の暮らし方も、子どもたちの成長とともに変化しています。
2026年1月に小雪さんが出演した番組についての報道では、以前は家族で東京との二拠点生活を送っていましたが、現在は松山さんが二拠点生活を続けていることが伝えられています。
同じ番組では、成長した3人の子どもたちとの現在の子育てについても率直に語りました。
夫婦で子育てへの考え方が違う場面でも、それぞれの視点を持ちながら家族と向き合う。食事を作っている小雪さんのところへ子どもたちが相談に来るという、家庭での一面も紹介されています。
家事についてもユーモアを交えながら夫婦の日常を語っており、俳優として見せる凛とした姿とはまた違う、3児の母としての生活感ある素顔がのぞきます。
💡49歳現在、子どもたちも成長
幼かった3人の子どもたちも成長。小雪さんは2026年、現在の子育てについて率直に語り、日々家族と向き合う母としての一面も見せています。
自然の中での暮らし、3人の子育て、俳優としての仕事、そして毎日の食事。生活の形が変化する中でも、その時々の家族に合う暮らし方を選んできたことが、小雪さんの現在へつながっています。
小雪の美容・健康習慣から学べること|49歳現在は「生き方」が美しさへ
小雪さんの美容法・健康習慣を長い時間軸で見ていくと、年齢や生活の変化に合わせて、自分に必要なものを感じ取り、暮らし全体を更新してきたことが見えてきます。
幼少期からの食習慣、モデル・俳優として過ごした年月、3回の出産、3児の子育て、自然の中での暮らし、そして日本各地の発酵文化を訪ねる現在。
その時々で方法は変化しても、肌や頭皮、食、体、心、自然、家族を自分の暮らしの中でつなげて考える姿勢には、一貫したものがあります。
そして49歳現在、小雪さんが語る美容観は、毎日をどのように過ごし、何を大切にしていくのかという「生き方」にまで広がっています。
💡49歳現在、美容は「生き方」へ
モデル時代、俳優としての仕事、3回の出産、3児の子育て、自然の中での暮らし。生活が変化するたびに、小雪さんはその時の自分に合う方法を選んできました。現在の美容観は、日々をどう過ごすかという生き方そのものへ広がっています。
特に印象的なのは、食への関心が世代を超えてつながっていることです。
幼い頃、母親が用意した玄米やみそ汁を食べて育った小雪さんが、母となって自分の子どもたちへみそ汁や納豆のある食卓を作り、現在は全国を訪ねて発酵食を受け継ぐ人たちの声を伝えています。
子どもの頃に受け取った暮らしの知恵が、40年以上を経て、自分の家族、仕事、そして次の世代へつながっている。
ここに、小雪さんの美容・健康習慣を単なる「有名人の美容法」で終わらせない面白さがあります。
49歳現在の小雪さんが見せているのは、美容と健康を、毎日の食事や家族との時間、自然、そして自分自身の生き方へつなげていくスタイルです。
参考情報