華やかで爽やかな香りが印象的な「アールグレイ」。
紅茶専門店はもちろん、カフェやスーパーなどでもよく見かける、世界中で親しまれているフレーバーティーのひとつです。
ところで、「アールグレイ」という名前は茶葉の種類だと思っていませんか?
実はアールグレイは、ダージリンやアッサムのように特定の産地や茶葉そのものを表す名前ではありません。
アールグレイの大きな特徴は、ベルガモットによる爽やかな柑橘系の香りにあります。
この記事では、
- アールグレイとはどんな紅茶?
- ベルガモットとは?
- 普通の紅茶とは何が違う?
- どんな味・香り?
- カフェインは含まれている?
- ストレート・ミルク・レモン・アイスではどう楽しむ?
- アールグレイにはどんな種類がある?
といった疑問をわかりやすく解説します。
後半では、ニュージーランドのティーブランドTea Totalによる、タイプの異なる2つのアールグレイ「アールグレイ ブルースター」と「アールグレイ スペシャル」も比較します。
アールグレイとは?
アールグレイ(Earl Grey)は、ベルガモットの香りを特徴とするフレーバーティーです。
一般的にはブラックティー(紅茶)をベースにしたものが広く知られており、紅茶本来の味わいに、ベルガモットの爽やかで華やかな香りを重ねて楽しみます。
ここで覚えておきたいのが、「アールグレイ=茶葉の品種名ではない」ということ。
ダージリンやアッサムなどは産地や地域に由来する名称ですが、アールグレイはベルガモットで香りづけされたお茶のスタイルを表す名称として使われています。
そのため、ベースとなる茶葉やブレンド、ベルガモットの香りの強さなどによって、同じアールグレイでもさまざまな個性があります。

ベルガモットとは?アールグレイを特徴づける柑橘の香り
アールグレイを語るうえで欠かせないのが、ベルガモット(Bergamot)です。
ベルガモットは柑橘類の一種で、香り高い果皮を持つことで知られています。
レモンやオレンジを思わせる爽やかな柑橘感に、華やかで独特の芳香が重なった香りが特徴です。
このベルガモットの香りを紅茶に合わせることで、一般的なブラックティーとはひと味違う、アールグレイならではの香りを楽しむことができます。
また、ベルガモットはブラックティーだけに合わせられるものではありません。現在では、グリーンティーやルイボスなどをベースにしたアールグレイスタイルのお茶もあります。

アールグレイと普通の紅茶は何が違う?
一般的なアールグレイも紅茶をベースにしていますが、大きな違いはベルガモットによる香りづけです。
紅茶そのものにも、茶葉の産地や品種、製法などによってさまざまな香りや味わいがあります。
アールグレイでは、そうした紅茶をベースにベルガモットの香りを加え、特徴的なフレーバーを作り出しています。
| 比較 |
一般的なブラックティー |
アールグレイ |
| 主なベース |
紅茶 |
主に紅茶 |
| 原料植物 |
チャノキ(Camellia sinensis) |
主にチャノキ(Camellia sinensis) |
| 香り |
茶葉や産地、製法などによって異なる |
ベルガモットの柑橘系の香りが特徴 |
| 味わい |
茶葉やブレンドによって異なる |
紅茶とベルガモットの香りを楽しめる |
| カフェイン |
通常含まれる |
紅茶ベースの場合は通常含まれる |
アールグレイはどんな味?
アールグレイの印象を大きく左右するのは、紅茶の味わいとベルガモットの香りのバランスです。
カップにお湯を注ぐとベルガモットの爽やかな柑橘系の香りが広がり、口に含むとベースとなる紅茶のコクやほどよい渋みとともに、華やかな香りを楽しめます。
ただし、「アールグレイならすべて同じ味」というわけではありません。
使用する茶葉、ブレンドする素材、ベルガモットの香りの強さなどによって、軽やかなものから紅茶らしいコクをしっかり感じるものまで個性があります。
ベルガモットと紅茶を中心としたシンプルなタイプのほか、レモンピールやレモングラス、花びらなどを組み合わせたブレンドもあります。
アールグレイにカフェインは含まれている?
一般的なアールグレイはブラックティー(紅茶)をベースにしているため、通常はカフェインを含んでいます。
カフェインはベルガモットによって加わるものではなく、主にベースとなる茶葉に由来します。
そのため、カフェインについて考えるときは「何をベースにしたアールグレイなのか」を確認することがポイントです。
| タイプ |
主なベース |
カフェインについて |
| 一般的なアールグレイ |
ブラックティー |
通常含まれる |
| デカフェ アールグレイ |
カフェインを大部分取り除いた紅茶 |
微量残る場合がある |
| ルイボス アールグレイ |
ルイボス |
商品によって異なるため表示を確認 |
デカフェ・ノンカフェイン・カフェインレスの違い
デカフェ(decaf)は、もともとカフェインを含むコーヒー豆や茶葉などから、製造工程によってカフェインの大部分を取り除いたものを表す際に使われます。
そのため「デカフェ=カフェインが完全にゼロ」とは限りません。
ノンカフェインは、一般的にもともとカフェインを含まない原料を使った飲み物などを表す際に使われます。
カフェインレスは、一般的にカフェイン含有量が少ないことを表す際に使われます。
表示基準や使われ方は商品カテゴリーや国・地域によって異なる場合があるため、カフェイン摂取量を厳密に管理している方は、個々の商品表示を確認してください。
アールグレイは夜に飲める?
一般的なブラックティーベースのアールグレイにはカフェインが含まれているため、夜にカフェインを控えている方は、飲む時間や量を考えて楽しむとよいでしょう。
カフェインへの感じ方には個人差があります。
なお、アールグレイは「眠りやすくする」「睡眠の質を高める」といった目的のお茶ではありません。
夜に飲む場合も、ベルガモットの香りと紅茶の味わいを楽しむティータイムの一杯として取り入れてみてください。
妊娠中・授乳中にアールグレイを飲む場合は?
一般的なアールグレイはブラックティーをベースにしているため、通常はカフェインを含みます。
妊娠中・授乳中などでカフェイン摂取量を管理している場合は、アールグレイだけでなく、コーヒー、紅茶、緑茶、チョコレートなども含めた1日全体のカフェイン摂取量を考えることが大切です。
カフェイン摂取について不安がある場合や、個別に摂取量について指示を受けている場合は、医師・助産師などの医療専門家にご相談ください。
アールグレイにはどんな種類がある?
アールグレイは、ベルガモットという共通する香りを軸にしながら、ベースとなるお茶や一緒にブレンドする素材によって印象が変わります。
ベーシックなブラックティーのアールグレイ
もっともよく知られているのが、ブラックティーにベルガモットの香りを合わせたスタンダードなタイプです。
紅茶本来のコクや渋みと、ベルガモットの爽やかな香りを一緒に楽しめます。
花をブレンドしたアールグレイ
ベルガモットを基本に、コーンフラワーなどの花をブレンドしたタイプもあります。
Tea Totalの「アールグレイ ブルースター」も、ブルーコーンフラワーを組み合わせたシンプルなスタイルです。
柑橘系素材を組み合わせたアールグレイ
ベルガモットにレモンピールやレモングラスなどを組み合わせ、柑橘系の香りにさらに広がりを持たせたタイプもあります。
Tea Totalの「アールグレイ スペシャル」がこのタイプです。
ルイボスベースのアールグレイ
ブラックティーではなく、ルイボスにベルガモットの香りを合わせたタイプもあります。
紅茶ベースとは原料そのものが異なり、ルイボスならではのやわらかな味わいと、ベルガモットの爽やかな香りを組み合わせて楽しめます。
Tea Totalには、ルイボスをベースにベルガモットの香りを合わせた「ルイボス アールグレイ」もあります。一般的な紅茶ベースのアールグレイとの違いを飲み比べてみるのも楽しみ方のひとつです。
▼ ルイボスベースのアールグレイを見る
Tea Total ルイボス アールグレイ 100g
甘く華やかな香りを組み合わせたアールグレイ
ベルガモットを軸に、バニラなどの甘い香りやさまざまな素材を組み合わせたタイプもあります。
Tea Totalの「アールグレイ パリス」や「アールグレイ クリーム」などは、今回紹介するベーシック系とは少し方向性が異なるため、別の記事で詳しくご紹介します。
アールグレイのおいしい淹れ方
アールグレイの個性を知るなら、まずはストレートティーから試してみるのがおすすめです。
1杯分の目安:
- アールグレイ:商品に記載された適量
- 新鮮なお湯:約200ml
- 抽出時間:約3〜5分を目安に商品表示に合わせて調整
- ティーポットやティーインフューザーにアールグレイを入れます。
- 新鮮なお湯を約200ml注ぎます。
- 商品に記載された時間を目安に抽出します。
- 茶葉を取り出し、香りと味わいを楽しみます。
まずは商品の推奨方法で淹れ、そこから自分好みの濃さに調整してみてください。

ストレート・レモン・ミルク・アイス、どれがおすすめ?
| 飲み方 |
楽しみ方の特徴 |
| ストレート |
ベルガモットと紅茶そのものの香り・味わいを感じやすい |
| レモン |
柑橘系の爽やかな風味をさらに楽しめる |
| ミルク |
ミルクのまろやかさが加わり、ストレートとは違った印象に |
| アイス |
冷たくすっきりとした飲み方でベルガモットの香りを楽しめる |
| はちみつ |
少し甘みを加えたいときのアレンジに |
レモンアールグレイ
もともとアールグレイにはベルガモットの柑橘系の香りがあるため、レモンを加えることでさらに爽やかな風味を楽しめます。
最初は薄くスライスしたレモンを少量から加え、ベルガモットとのバランスを見ながら調整してみてください。
アールグレイ ミルクティー
ミルクティーにする場合は、アールグレイを通常よりやや濃いめに抽出し、温めたミルクを好みの量加えます。
ベルガモットの華やかな香りにミルクのまろやかさが加わり、ストレートとは違った味わいを楽しめます。
アイスアールグレイ
アイスティーにする場合も、通常よりやや濃いめに抽出するのがポイントです。
たっぷりの氷を入れたグラスに紅茶を注ぎ、お好みでレモンやオレンジのスライスを添えて楽しみます。
作り置きする場合は清潔な容器に入れて冷蔵庫で保存し、できるだけ早めに飲み切りましょう。
はちみつを加える
少し甘みを加えたい場合は、はちみつを少量合わせる方法もあります。
最初から多く入れず、好みの甘さに調整してみてください。
※はちみつは1歳未満の乳児には与えないでください。
Tea Totalで楽しむ2つのベーシックなアールグレイ
ニュージーランドのティーブランドTea Totalには、ベルガモットを軸にしながら異なる個性を持つアールグレイがあります。
今回ご紹介するのは、ベーシックなアールグレイを楽しみたい方におすすめしたい2種類です。
アールグレイ ブルースター 100g
Tea Total アールグレイ ブルースターは、ベルガモットの香りとブルーコーンフラワーを組み合わせたアールグレイです。
ベルガモットの爽やかで華やかな香りを中心に楽しめる、比較的シンプルなスタイルが特徴です。
茶葉の中に散りばめられたブルーコーンフラワーが、見た目にも印象的なブレンドです。
まずはストレートで味わい、その後レモン、ミルク、アイスなど、自分好みの飲み方を探してみるのもおすすめです。
▼ 商品を見る
Tea Total アールグレイ ブルースター 100g
アールグレイ スペシャル 100g
Tea Total アールグレイ スペシャルは、Tea Totalで長年愛され続けているアールグレイティーです。
20年以上にわたりトップセールスを維持している人気ブレンドで、ベルガモットの爽やかな香りをベースに、レモンピールやレモングラスなどの柑橘系素材をバランスよくブレンドしています。
紅茶本来のコクと香りを感じながら、ベルガモットだけのシンプルなアールグレイとはまた違った、軽やかで爽やかな風味を楽しめます。
ストレートでもミルクティーでも楽しめる、バランスのよい味わいが特徴です。
2025 Inspire+ NZ Artisan Awards Silver受賞
アールグレイ スペシャルは、2025 Inspire+ NZ Artisan AwardsでSilverを受賞しています。
20年以上にわたるTea Totalでの販売実績に加え、ニュージーランドのアワードで受賞したブレンドでもあります。
▼ 商品を見る
Tea Total アールグレイ スペシャル 100g

ブルースターとスペシャルの違いを比較
| 比較 |
アールグレイ ブルースター |
アールグレイ スペシャル |
| スタイル |
シンプルでベーシック |
柑橘系素材を重ねたブレンド |
| 香り |
ベルガモットを中心とした香り |
ベルガモット+レモン系の香り |
| 特徴素材 |
ブルーコーンフラワー |
レモンピール・レモングラスなど |
| 味わいの方向性 |
ベルガモットをシンプルに楽しみやすい |
爽やかな柑橘の香りに広がりを感じる |
| 楽しみ方 |
ストレート・レモン・ミルク・アイス |
ストレート・ミルク・アイスなど |
| 特徴 |
ベーシックなアールグレイ |
20年以上トップセールスを維持する人気ブレンド |
| 受賞 |
― |
2025 Inspire+ NZ Artisan Awards Silver |
どちらを選ぶ?
ベルガモットを中心としたシンプルなアールグレイを楽しみたいなら「Blue Star」。
ベルガモットにレモン系の香りを重ねた、より広がりのある柑橘系ブレンドを楽しみたいなら「Special」。
どちらかが上ということではなく、好みの香りで選ぶのがおすすめです。
アールグレイが好きな方なら、2種類をストレートで飲み比べて、それぞれの違いを楽しむのもよいでしょう。
アールグレイについてよくある質問
Q1. アールグレイは茶葉の種類ですか?
いいえ。アールグレイは特定の茶葉の品種名ではなく、ベルガモットの香りを特徴とするフレーバーティーです。
Q2. アールグレイにはカフェインが入っていますか?
一般的なブラックティーベースのアールグレイには、通常カフェインが含まれています。
Q3. アールグレイはノンカフェインですか?
一般的な紅茶ベースのアールグレイはノンカフェインではありません。デカフェや紅茶以外をベースにした商品もあるため、個々の商品表示を確認してください。
Q4. ストレートとミルク、どちらがおすすめですか?
どちらでも楽しめます。ベルガモットと紅茶の香りをシンプルに味わうならストレート、よりまろやかな味わいを楽しみたい場合はミルクを合わせてみてください。
Q5. Blue StarとSpecialの違いは?
Blue Starはベルガモットとブルーコーンフラワーを組み合わせたシンプルなスタイル。Specialはベルガモットにレモンピールやレモングラスなどを重ねた柑橘系ブレンドです。
Tea Totalのティーコレクション
Tea Totalには、今回紹介したアールグレイ以外にも、さまざまな紅茶、ルイボスティー、ハーブティー、フレーバーティーがあります。
茶葉やブレンドされる素材によって異なる香りや味わいを、その日の気分や好みに合わせて楽しんでみてください。
▼ Tea Totalのティーを見る
Tea Total ティーコレクション
まとめ|ベルガモットの香りから広がるアールグレイの楽しみ方
アールグレイは、ベルガモットの爽やかで華やかな香りを特徴とするフレーバーティーです。
一般的にはブラックティーをベースにしており、紅茶本来の味わいとベルガモットの柑橘系の香りを一緒に楽しめます。
一方で、アールグレイは特定の茶葉の名前ではないため、ベースとなるお茶や一緒にブレンドされる素材によって、さまざまな個性が生まれます。
まずはストレートで味わい、そこからレモン、ミルク、アイスなど、自分好みの楽しみ方を見つけてみてください。
Tea Totalのベーシックなアールグレイで迷ったら、ベルガモットを中心としたシンプルなスタイルなら「Blue Star」、ベルガモットにレモン系の香りを重ねたブレンドなら「Special」という違いから選ぶと分かりやすいでしょう。
アールグレイ ブルースター 100gを見る
アールグレイ スペシャル 100gを見る
ルイボス アールグレイ 100gを見る
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※本記事は、アールグレイ、ベルガモット、紅茶の特徴や楽しみ方について一般的な情報をご紹介するものであり、疾病の診断、治療、予防等を目的とするものではありません。
※一般的な紅茶ベースのアールグレイにはカフェインが含まれます。カフェインへの感じ方には個人差があります。カフェイン摂取を控えている方、妊娠中・授乳中の方、医療専門家から個別の指示を受けている方は、ご自身の状況に応じて医師・助産師等にご相談ください。